カヌー
- パラリンピック競技
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水上のスプリント競技と自然の中でのアウトドアスポーツ
レクリエーションのカヌーは川や湖などで自然に親しむもので、下肢に障がいのある方だけでなく、脳性まひ、知的障がいの方々なども楽しむことができます。
カヌー競技は、規定の距離のタイムを競います。種目には、パドルを左右交互に漕ぐ「カヤック」と片側にアウトリガーと呼ばれる浮きがあり、反対側を漕ぐ「ヴァー」があります。パラリンピックには、下肢に障がいのある選手が出場可能で、200mのスプリントタイムを競う種目があります。
私がこの競技を始めたキッカケ
増田 汐里選手
言葉にあらわせないほど気持ちのいい
私とカヌーの出会いは同じ江東区でパラリンピックを目指している諏訪正晃選手との出会いから始まります。小学校5年生の秋、江東区主催のオリパラ成功の為にアイデアを提案するイベントに参加した時に諏訪選手は私に「一緒にカヌーに乗ってみない?」と声をかけてくれました。私はそれまで車いすテニス、車いすバスケ、陸上競技、チェアスキーといろいろなパラスポーツの体験をしてきましたが、カヌーに乗ったことはありませんでした。そして、カヌー乗り場に行ったときはじめは、「水の上で不安定だし、沈してしまったら怖いなぁ。」と不安でいっぱいでした。でも、カヌーに乗ってみたらそんな不安もすぐに全部吹き飛んでしまいました。初めてのカヌーでしたので倒れにくい艇に乗りましたが漕いでみると、水の上で風を切って進む感じは言葉にあらわせないほど気持ちのいいものでした。その時私は「カヌーは障害があっても健常な人と同じ体験ができるスポーツなんだ。」と気づきました。ぜひ皆さんにもカヌーに乗ってこの体験をしてもらいたいです。
加藤 隆典選手
強化指定選手/岐阜県カヌー協会パラカヌー部
「面白いことをやっている」
と誘われて、大会に参加
カヌーに出会ったきっかけは、車いすテニスをやっていた友人に、「面白いことをやっている」と誘われて参加したパラマウントチャレンジカヌーの大会でした。
受傷前から、サーフィンをやっていたため、同じ水の上のスポーツということですぐにカヌーを乗りこなせるようになりました。その時はレクリエーションとして楽しみましたが、その後、選手発掘事業に参加し、アスリートとしてカヌーに取り組むようになり、今では2020年を目指して岐阜県を拠点に練習をしています。
水の上では、障がい者も健常者も同じ動きができ、同じ目線で楽しめ、障壁がないことを実感できます。同じ障がいのある方々にも、この楽しさを知ってもらいたいと思っています。
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パラリンピック対象
- 下肢障がい全般
- 四肢障がい
- アテトーゼ
- 脚長差
その他の対象
- 上肢障がい全般
- 低身長
- 視覚障がい
- 知的障がい