Paralympic パラリンピックとは

パラリンピックとは

パラリンピックは世界最高峰の障がい者スポーツ大会であり、
トップアスリートが高いパフォーマンスを競う世界的なイベントである。
オリンピックと同じく夏季大会、冬季大会がそれぞれ4年に一度、
オリンピックの終了後に同じ場所で開催される。
今や、オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ、
世界で3番目に大きなスポーツイベントになった。

世界最高峰の祭典を祝して、花火やアトラクションで華々しく行われる開閉会式=リオパラリンピック
世界最高峰の祭典を祝して、花火やアトラクションで華々しく行われる開閉会式(写真はリオ2016パラリンピック閉会式)©Getty Images Sport

ロンドン2012パラリンピックには164ヵ国、4,237人の選手が参加し、
観戦チケット販売枚数は約278万枚。
多くの競技会場で観客席が満員になり、史上最多の観客動員数を記録した。

リオ2016パラリンピックでは、22競技・528種目のうち、
世界新記録220、パラリンピック新記録は432にのぼり、
競技レベルも高まっている。

世界最高峰の祭典を祝して、花火やアトラクションで華々しく行われる開閉会式=リオパラリンピック
世界最高峰の祭典を祝して、花火やアトラクションで華々しく行われる開閉会式(写真はリオ2016パラリンピック閉会式)©Getty Images Sport
「IMPOSSIBLE(不可能)」を「I'm POSSIBLE(不可能はない)」に変えるパフォーマンスで閉会したソチパラリンピック
「IMPOSSIBLE(不可能)」を「I'm POSSIBLE(不可能はない)」に変えるパフォーマンスで閉会したソチ冬季パラリンピック©Getty Images Sport

パラリンピックの4つの価値

国際パラリンピック委員会(IPC)は、パラリンピックに出場するアスリートたちが持つ力こそが
パラリンピックを象徴するものであるとし、以下の4つの価値を掲げている。

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勇気

マイナスの感情に向き合い、
乗り越えようとする精神力

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強い意志

困難があっても、諦めず
限界を突破しようとする力

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インスピレーション

人の心を揺さぶり、
駆りたてる力

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公平

多様性を認め、創意工夫をすれば、
誰もが同じスタートラインに
立てることを気づかせる力

※IPC発表の英語表記は「Equality」でありその一般的な和訳は「平等」ですが、「平等」な状況を生むには、
多様な価値感や個性に即した「公平」な機会の担保が不可欠です。そしてそのことを気づかせてくれるのが
パラリンピックやパラアスリートの力である、という点を強調するため、IPC承認の下、あえて「公平」としています。

パラリンピックの意義(*)

様々な障がいのあるアスリートたちが創意工夫を凝らして限界に挑むパラリンピックは、多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる公正な機会が与えられている場である。それは、共生社会を具現化するための重要なヒントが詰まっている大会であり、社会の中にあるバリアを減らしていくことの必要性や、発想の転換が必要であることにも気づかせてくれる。

パラリンピックムーブメントとは(*)

パラリンピックスポーツを通して発信される価値やその意義を通して世の中の人に気づきを与え、より良い社会を作るための社会変革を起こそうとするあらゆる活動のこと。パラリンピックムーブメントの推進は、パランピアンや大会の関係者だけでなく、社会変革を起こそうとする人、団体すべてが担っている。

リオパラリンピック閉会式での「フラッグ・ハンドオーバーセレモニー」
リオ2016パラリンピック閉会式での「フラッグ・ハンドオーバーセレモニー」。東京都の小池知事にパラリンピック旗が手渡された©Getty Images Sport

パラリンピックの歴史(*)

パラリンピックの原点は、第二次世界大戦(1939~1945年)後にさかのぼる。戦争で負傷した兵士の治療と社会復帰を目的としたイギリス・ロンドン郊外のストーク・マンデビル病院の医師ルードヴィッヒ・グットマン卿により、1948年ロンドンオリンピックにあわせて、院内で16名の車いす患者によるアーチェリー大会を開催したことがはじまりとされている。

1960年ローマオリンピックの同年に、ローマで行われた大会(第9回ストーク・マンデビル大会)を、後に第1回パラリンピックと位置づけ、1964年東京大会(第13回国際ストーク・マンデビル競技大会)が第2回パラリンピックとなった。
そして、2020年、東京に再びパラリンピックがやってくる。同一都市で夏季大会2回目の開催は、世界初のケースだ。

1964年に東京で開催された第2回パラリンピック大会
1964年に東京で開催された第2回パラリンピック大会世界から約370選手が集まった

パラリンピックの名称の由来(*)

「パラリンピック(Paralympic Games)」が正式名称になったのは、1988年のソウル大会から。現在はギリシャ語のパラ=Para(沿う、平行)+Olympic(オリンピック)とし、もう一つのオリンピックとして解釈されている。

当初、「パラリンピック」は「オリンピック開催年にオリンピック開催国で行われる国際ストーク・マンデビル大会」=「Paraplegia(対まひ者)」の「Olympic」=「Paralympic」という発想から、東京大会の際に日本で名付けられた愛称であったが、1985年、IOCは国際調整委員会(ICC)がオリンピック年に開催する国際身体障がい者スポーツ大会を「Paralympics(パラリンピックス)」と名乗ることに同意。
従来のパラリンピックという言葉は、対まひ者のオリンピックという意味であったことから、身体障がい者の国際大会になじまなかったため、現在の解釈へと変わった。

パラリンピックのシンボル(*)

赤・青・緑の3色で表現されたこのシンボルマークを「スリーアギトス」と呼ぶ。
「アギト」とは、ラテン語で「私は動く」という意味で、困難なことがあってもあきらめずに、限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現している。
この三色は、世界の国旗で最も多く使用されている色ということで選ばれた。

パラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」
パラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」©Getty Images Sport

パラリンピックの開催地(*)

夏季競技大会

開催年 開催年 開催国 正式名称 参加国数 参加選手
人数
実施競技 日本選手団人数
第1回 1960年 ローマ イタリア 第9回国際ストーク・マンデビル競技大会 23か国 400名 8競技 日本不参加
第2回 1964年 東京 日本 第13回国際ストーク・マンデビル競技大会 21か国 378名 9競技 84名選手53名、役員31名)
第3回 1968年 テルアビブ イスラエル 第17回国際ストーク・マンデビル競技大会 29か国 750名 10競技 63名(選手37名、役員26名)
第4回 1972年 ハイデルベルク 西ドイツ 第21回国際ストーク・マンデビル競技大会 43か国 984名 10競技 37名(選手25名、役員12名)
第5回 1976年 トロント カナダ TORONT OLYMPIAD 40か国 1,657名 13競技 51名(選手37名、役員14名)
第6回 1980年 アーネム オランダ OLYMPICS FOR THE DISABLED HOLLAND '80 42か国 1,973名 13競技 50名(選手37名、役員13名)
第7回 1984年 ニューヨーク アメリカ 第7回国際身体障害者スポーツ大会 54か国 2,102名 18競技 27名(選手17名、役員10名)
ストークマンデビル イギリス 54名(選手35名、役員19名)
第8回 1988年 ソウル 韓国 SOUL PARALYMPICS 61か国 3,057名 17競技 184名(選手141名、役員43名)
第9回 1992年 バルセロナ スペイン バルセロナ1992パラリンピック競技大会 83か国 3,001名 16競技 107名(選手75名、役員32名)
第10回 1996年 アトランタ アメリカ アトランタ 1996 パラリンピック競技大会 104か国 3,259名 17競技 123名(選手81名、役員42名)
第11回 2000年 シドニー オーストラリア シドニー2000パラリンピック競技大会 122か国 3,881名 18競技 240名(選手151名、役員89名)
第12回 2004年 アテネ ギリシャ アテネ2004パラリンピック競技大会 135か国 3,808名 19競技 271名(選手163名、役員108名)
第13回 2008年 北京 中国 北京2008パラリンピック競技大会 146か国 3,951名 20競技 294名(選手162名、役員132名)
第14回 2012年 ロンドン イギリス ロンドン2012パラリンピック競技大会 164か国 4,237名 20競技 255名(選手134名、役員121名)
第15回 2016年 リオデジャネイロ ブラジル リオ2016パラリンピック競技大会 159か国 4,333名 22競技 230名
(選手132名、競技パートナー15名、
競技団体役員・コーチ65名、本部役員18名)
第16回 2020年 東京 日本 東京2020パラリンピック競技大会 未定 未定 22競技 未定

冬季競技大会

開催年 開催都市 開催国 正式名称 参加国数 参加選手
人数
実施競技 日本選手団人数
第1回 1976年 エンシェルツヴィーク スウェーデン 第1回国際身体障害者冬季競技大会 16か国 53名 2競技 不参加(深沢定美(長野県・男性)さん
が個人参加)
第2回 1980年 ヤイロ ノルウェー 第2回国際身体障害者冬季競技大会 18か国 299名 3競技 11名(選手5名、役員6名)
第3回 1984年 インスブルック オーストリア 第3回国際身体障害者冬季競技大会 21か国 419名 3競技 21名(選手12名、役員9名)
第4回 1988年 インスブルック オーストリア 第4回国際身体障害者冬季競技大会 22か国 377名 4競技 27名(選手14名、役員13名)
第5回 1992年 アルベールビル フランス アルベールビル1992パラリンピック冬季競技大会 24か国 365名 3競技 38名(選手15名、役員23名)
第6回 1994年 リレハンメル ノルウェー  リレハンメル 1994 パラリンピック冬季競技大会 31か国 471名 5競技 63名(選手27名、役員36名)
第7回 1998年 長野県 日本 長野1998パラリンピック冬季競技大会 31か国 571名 5競技 141名(選手70名、役員71名)
第8回 2002年 ソルトレークシティ アメリカ ソルトレーク2002パラリンピック冬季競技大会 36か国 416名 4競技 76名(選手36名、役員40名)
第9回 2006年 トリノ イタリア トリノ 2006 パラリンピック冬季競技大会 38か国 474名 5競技 90名(選手40名、役員50名)
第10回 2010年 バンクーバー カナダ バンクーバー2010パラリンピック冬季競技大会 44か国 502名 5競技 94名(選手41名、役員53名)
第11回 2014年 ソチ ロシア ソチ 2014 パラリンピック冬季競技大会 45カ国 547名 5競技 55名(選手 20名、
コーチ・役員 22名、本部役員13名)
第12回 2018年 平昌 韓国 平昌2018パラリンピック冬季競技大会 49か国 567名 6競技 86名(選手38名、競技ガイド1名、
競技役員・コーチ35名、本部役員12名)

パラリンピックの実施競技(*)

夏季競技大会公式競技(第11回大会以降)

競技名 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回
2000年 2004年 2008年 2012年 2016年 2020年
アーチェリー
陸上競技
車いすバスケットボール
自転車競技
馬術
パワーリフティング
水泳
車いすフェンシング
車いすラグビー
車いすテニス
柔道
5人制サッカー -
7人制サッカー -
セーリング -
射撃
ゴールボール
卓球
シッティングバレーボール
ボッチャ
ボート - -
カヌー - - - -
トライアスロン - - - -
バドミントン - - - - -
テコンドー - - - - -

冬季競技大会公式競技(第7回大会以降)

競技名 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回
1998年 2002年 2006年 2010年 2014年 2018年
アルペンスキー
クロスカントリースキー
バイアスロン
アイススレッジホッケー
アイススレッジスピードレース - - - - -
車いすカーリング - -
スノーボード - - - - -

日本のメダル獲得数(*)

夏季競技大会

開催年 開催都市 開催国 正式名称 日本の成績
メダル
ランキング
第1回 1960年 ローマ イタリア 第9回国際ストーク・マンデビル競技大会 日本不参加
第2回 1964年 東京 日本 第13回国際ストーク・マンデビル競技大会 1個 5個 4個 10個 13位
第3回 1968年 テルアビブ イスラエル 第17回国際ストーク・マンデビル競技大会 2個 2個 8個 12個 16位
第4回 1972年 ハイデルベルク 西ドイツ 第21回国際ストーク・マンデビル競技大会 4個 5個 3個 12個 15位
第5回 1976年 トロント カナダ TORONT OLYMPIAD 10個 6個 3個 19個 14位
第6回 1980年 アーネム オランダ OLYMPICS FOR THE DISABLED HOLLAND '80 9個 10個 7個 26個 16位
第7回 1984年 ニューヨーク アメリカ 第7回国際身体障害者スポーツ大会 9個 7個 8個 24個 22位
ストークマンデビル イギリス
第8回 1988年 ソウル 韓国 SOUL PARALYMPICS 17個 12個 17個 46個 14位
第9回 1992年 バルセロナ スペイン バルセロナ1992パラリンピック競技大会 8個 7個 15個 30個 16位
第10回 1996年 アトランタ アメリカ アトランタ 1996 パラリンピック競技大会 14個 10個 13個 37個 10位
第11回 2000年 シドニー オーストラリア シドニー2000パラリンピック競技大会 13個 17個 11個 41個 12位
第12回 2004年 アテネ ギリシャ アテネ2004パラリンピック競技大会 17個 15個 20個 52個 10位
第13回 2008年 北京 中国 北京2008パラリンピック競技大会 5個 14個 8個 27個 17位
第14回 2012年 ロンドン イギリス ロンドン2012パラリンピック競技大会 5個 5個 6個 16個 24位
第15回 2016年 リオデジャネイロ ブラジル リオ2016パラリンピック競技大会 0個 10個 14個 24個 64位
第16回 2020年 東京 日本 東京2020パラリンピック競技大会 - - - - -

冬季競技大会

開催年 開催都市 開催国 正式名称 日本の成績
メダル
ランキング
第1回 1976年 エンシェルツヴィーク スウェーデン 第1回国際身体障害者冬季競技大会 日本不参加
第2回 1980年 ヤイロ ノルウェー 第2回国際身体障害者冬季競技大会 0個 0個 0個 0個 -
第3回 1984年 インスブルック オーストリア 第3回国際身体障害者冬季競技大会 0個 0個 0個 0個 -
第4回 1988年 インスブルック オーストリア 第4回国際身体障害者冬季競技大会 0個 0個 2個 2個 14位
第5回 1992年 アルベールビル フランス アルベールビル1992パラリンピック冬季競技大会 0個 0個 2個 2個 19位
第6回 1994年 リレハンメル ノルウェー  リレハンメル 1994 パラリンピック冬季競技大会 0個 3個 3個 6個 18位
第7回 1998年 長野県 日本 長野1998パラリンピック冬季競技大会 12個 16個 13個 41個 4位
第8回 2002年 ソルトレークシティ アメリカ ソルトレーク2002パラリンピック冬季競技大会 0個 0個 3個 3個 22位
第9回 2006年 トリノ イタリア トリノ 2006 パラリンピック冬季競技大会 2個 5個 2個 9個 8位
第10回 2010年 バンクーバー カナダ バンクーバー2010パラリンピック冬季競技大会 3個 3個 5個 11個 8位
第11回 2014年 ソチ ロシア ソチ 2014 パラリンピック冬季競技大会 3個 1個 2個 6個 7位
第12回 2018年 平昌 韓国 平昌2018パラリンピック冬季競技大会 3個 4個 3個 10個 9位

(*)出典:日本パラリンピック委員会(JPC)

東京2020パラリンピック・応援サイト


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