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    <title><![CDATA[パラサポWEB]]></title>
    <description><![CDATA[i enjoy !をスポーツで叶える情報サイト]]></description>
    <link>https://www.parasapo.tokyo</link>
    <copyright>© THE NIPPON FOUNDATION PARASPORTS SUPPORT CENTER</copyright>
    <lastBuildDate>Thu, 22 Oct 2026 06:34:15 +0000</lastBuildDate>
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      <title><![CDATA[アジアパラで車いすテニスを初観戦！冬季パラメダリスト・村岡桃佳の注目ポイントは？]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130946</link>
      <guid>130946</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[18日に開幕した愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会。開会式で最終聖火ランナーを務めたパラアルペンスキーの村岡桃佳はその翌日、車いすテニス観戦に名古屋市東山公園テニスセンターを訪れた。冬季競技だけでなく、パラ陸上競技に]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>18日に開幕した愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会。開会式で最終聖火ランナーを務めた<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-alpine-skiing" target="_blank">パラアルペンスキー</a>の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/muraoka-momoka" target="_blank">村岡桃佳</a>はその翌日、<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/wheelchair-tennis" target="_blank">車いすテニス</a>観戦に名古屋市東山公園テニスセンターを訪れた。冬季競技だけでなく、<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-athletics" target="_blank">パラ陸上競技</a>にも挑戦してきた村岡の目には、どのように映ったのだろうか。</p>
<figure id="attachment_130975" aria-describedby="caption-attachment-130975" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20200130/0d6b7f73e87ea6f74563f9068cdf9335.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130975" /><figcaption id="caption-attachment-130975" class="wp-caption-text">名古屋市東山公園テニスセンターを訪れた村岡桃佳</figcaption></figure>
<h2>車いすテニス会場は、非日常感いっぱいのワクワク空間</h2>
<p><strong>――開会式翌日の19日午前、リボンタイとチェックという上品で可愛らしい服装に身を包んだ村岡が待ち合わせ場所に現れた。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡桃佳（以下、村岡）：</strong></font>車いすテニスは少し体験したことがあります。あと、同じトヨタ自動車所属の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/miki-takuya" target="_blank">三木拓也</a>選手と交流があって、いつかテニスを教えてくださいねなんて話したこともあるのですが、実際に車いすテニスの試合を生観戦するのは初めてですし、こんな機会がないとなかなか体験できないので楽しみです。</p>
<figure id="attachment_130989" aria-describedby="caption-attachment-130989" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20214604/1a1cfdd243f2115adf2d71b89cf79c5c.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130989" /><figcaption id="caption-attachment-130989" class="wp-caption-text">冬季パラ通算11個のメダルを持つ冬の女王・村岡。この日は一人の観客として車いすテニス会場を訪れた</figcaption></figure>
<p><strong>――観戦する競技を選ぶ際に車いすテニスを希望した理由を尋ねると、アスリートらしい答えが返ってきた。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>今大会の車いすテニスは、２年後にロサンゼルスで開催されるパラリンピックの出場権がかかっているじゃないですか。その分、ハイレベルな試合になるだろうと思いましたし、選手の皆さんにとって特別な大会なんだろうなと思ったことが大きいです。私も次の冬季パラリンピック出場を目指す選手の一人ですから。</p>
<figure id="attachment_130976" aria-describedby="caption-attachment-130976" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20200135/df1b1e65f91f21a2acc42c50a4f66417.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130976" /><figcaption id="caption-attachment-130976" class="wp-caption-text">試合結果がすぐに確認できる公式サイトのQRコードを読み込む。「アジア大会と同様に詳しい結果が見られてありがたいですね」</figcaption></figure>
<p><strong>――観戦者と同じ入場口でチケットを提示して入場すると、すぐに村岡が目を輝かせた。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>まず会場がきれいですね。お客さんがたくさんも来ているのもいいですね。スポーツを観に来るって、それだけで非日常感があってワクワクする！ それに、魅力的なキッチンカーがいくつもあったり、名古屋市の観光ブースがあったりして、さらに特別感が増していますね。冬の競技だと、キッチンカーはなかなかね……。あ、ミラノ・コルティナ2026パラリンピックのときはキッチンカーが出ていました。ただし、コーヒースタンドと冷たいパニーニだけだったそうで、しかもちょっとお高かったと聞いています（笑）</p>
<figure id="attachment_130971" aria-describedby="caption-attachment-130971" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20194659/45cb2a9064ba0e50d1d4fd08792454fb.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130971" /><figcaption id="caption-attachment-130971" class="wp-caption-text">「やっぱり名古屋といえば……金のしゃちほこでしょう」と記念撮影</figcaption></figure>
<p><strong>――名古屋市の観光コーナー前で、しゃちほこポーズで写真をパチリ。その隣にある大会オリジナルグッズの販売コーナーが目に留まった。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>ウズミン！ かわいい！　せっかくだから記念に何か買って行きたいけど、たくさんあって迷いますね……。あ、昨日の開会式で、このぬいぐるみをADカードにつけている人を見かけました！ 私もこのぬいぐるみにしよう。「必勝」や「招財」、「シークレット」など種類があって、どれが当たるかわからないんですね。どうせなら「必勝」を当てたい！ その真ん中の、ください！</p>
<figure id="attachment_130972" aria-describedby="caption-attachment-130972" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20194754/2d8f7ba8be56741e3fb4ee4041e4155a-1.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130972" /><figcaption id="caption-attachment-130972" class="wp-caption-text">ゲットしたのは、今大会の公式マスコット「ウズミン」のぬいぐるみストラップ</figcaption></figure>
<p><strong>――引き当てたのは、猫のかぶりものをした「健康」のウズミンだった。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>ミラノ・コルティナ大会前に左鎖骨を骨折して、固定するプレートを入れていたのですが、先月取り除く手術をしたんです。リハビリもかねてゆっくり過ごしたおかげでだいたい治ったのですが、健康はいまの私に一番大切なものですね。</p>
<h2>“応援の力”を自身のモチベーションに</h2>
<figure id="attachment_130967" aria-describedby="caption-attachment-130967" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20194649/2351e4a6f92d44f996d97d0a83749127.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130967" /><figcaption id="caption-attachment-130967" class="wp-caption-text">ワクワクしながら客席へ</figcaption></figure>
<p><strong>――観戦者として会場内を移動することで気づいたこともあった。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>配線コードを隠すためのカバーの高さが意外とあって、車いすユーザーにとってはちょっと進みづらいですね。ジョイント部分にキャスターが引っかかってしまう人もいるかもしれません。</p>
<figure id="attachment_130968" aria-describedby="caption-attachment-130968" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20194652/9619fcc64d4ea18451e28f0ca23994fb.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130968" /><figcaption id="caption-attachment-130968" class="wp-caption-text">車いすテニス観戦に初めて訪れた村岡</figcaption></figure>
<p><strong>――村岡に気づいたパラスポーツファンから写真撮影を求められたり、会話を交わしたりと、交流を楽しみながら観戦会場であるセンターコートの２階へ。プレーが中断してから車いす観戦席に移動。まずはプレー環境に驚いたようだ。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>テレビで車いすテニスを観たことがあって、そのときもコートと観客席が近いなあと思ったのですが、実際に見ると、やっぱりすごく近いです。
<p>アルペンスキーは広いコースを一人で滑走するので、そもそも全然違います。陸上競技はスタジアムで行われますが、お客さんの話し声が聞こえたり、ボランティアやスタッフの方が動いているのが目に入ったりと結構にぎやかで、その中で自分や目の前のレースに集中することが大切なんです。でも、車いすテニスは、センターコートの試合を四方からみんなで見守っているという感じですし、審判員やボランティアの方々の動きも機敏で、緊迫感がありますよね。この空気感の中でプレーするって、かっこいい。私なら緊張しちゃいそうです。</p></p>
<figure id="attachment_130970" aria-describedby="caption-attachment-130970" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20194657/59aea1d1b209bbb60e58902353342d98.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130970" /><figcaption id="caption-attachment-130970" class="wp-caption-text">ラケットを手に、巧みに車いすを操作するトップ選手のプレーに目が釘付けに</figcaption></figure>
<p><strong>――センターコートの第一試合として行われていた<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/ohtani-momoko" target="_blank">大谷桃子</a>対WU Yi-shan（チャイニーズ・タイペイ）の試合を観戦。すぐにあるプレーの特徴に気づいた。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>選手ごとなのか国によるのかはわかりませんが、チェアワークに違いがあるように見えます。私も車いすユーザーですし、パラ陸上競技で車いすレーサーに乗っていたのでわかるのですが、一度止まると漕ぎ出しが大変ですし、その分、遅れちゃうんです。でも、日本の選手はそれがないように動き続けていますよね。止まらないと疲れちゃうので、大変なんですけどね。こう来るだろうなという予測もお上手なのでしょうね。すごいです。</p>
<p><strong>――試合は、大谷が勝利。試合後には勝者のサインボールの投げ入れやスピーチが行われ、大いに盛り上がった。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>観客も楽しめるすばらしいイベントですね。これをきっかけに、より応援したいと思うんじゃないでしょうか。私も思いましたもん、もっと車いすテニスをちゃんと観たいし、大谷選手についてもっと知りたいなって。</p>
<p><strong>――他競技を生観戦したことで、自身の競技へのエネルギーにもなったようだ。</strong></p>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>もっとパラスポーツを知ってほしい、観てほしいと思いつつ、一方で「でも、パラスポーツだからね……」というぬぐい切れない思いがあったんです。でも、私を知ってくださっている方に会えたり、車いすテニス観戦を心から楽しんでいる観客の姿を目の当たりにしたりして、パラスポーツもたくさんの方に応援してもらっているんだと肌で感じられましたし、私もがんばろうと思えました。あと、競技をしている選手たちの姿に、私もちゃんとやらなきゃって思いましたね（笑）</p>
<figure id="attachment_130966" aria-describedby="caption-attachment-130966" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/20194647/5558e158edb02fc0e5d93e21fa0d7941.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130966" /><figcaption id="caption-attachment-130966" class="wp-caption-text">ケガの療養からパラアルペンスキー復帰に向けてリスタートした村岡</figcaption></figure>
<p><font color="orangered"><strong>村岡：</strong></font>いまは競技復帰に向けたトレーニング期間ということもあって、「やってみたい」という思いを大切に、パラカヌーや車いすフェンシングなど、いろいろな競技を体験してみています。純粋に楽しむことが一番ではあるのですが、一見スキーと関係なさそうでも、似ているなとか取り入れられそうだなということがあったりして、視野が広がっています。そうはいっても、ボールが跳ねる競技はとにかくダメなので、車いすテニスや卓球はちょっと……（苦笑）
<p>自分の人生を豊かにすることを目標に、次の４年間に向けて走り続けます。</p></p>
<p>text by TEAM A
<p>photo by Atsushi Mihara</p></p>
]]></content:encoded>
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      <pubDate>Tue, 20 Oct 2026 22:00:36 +0000</pubDate>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[ボロボロの畳からメダリストへ！インド柔道を導いた24歳日本人]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130894</link>
      <guid>130894</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[パリ2024パラリンピックは、インドの柔道界において歴史的な大会となった。柔道女子48kg級（J2）のコキラ・コキラ選手がインドの女子選手として初めてパラ柔道に出場し、男子60kg級（J1）のカピル・パルマル選手がインド]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>パリ2024パラリンピックは、インドの柔道界において歴史的な大会となった。柔道女子48kg級（J2）のコキラ・コキラ選手がインドの女子選手として初めてパラ柔道に出場し、男子60kg級（J1）のカピル・パルマル選手がインド勢初のメダルを獲得したのだ。そして、この選手を指導したのは、国際協力機構（JICA）の海外協力隊員として日本から派遣された長尾宗馬さん。パルマル選手を始め、彼が指導した選手が、この10月に開催される愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会にも出場するという。</p>
<p>24歳という若さでインドに赴任することになったのは、ある意味「運命だった」と話す長尾さん。その運命の物語をご本人に伺った。</p>
<h2>なぜインドだったのか？</h2>
<figure id="attachment_130896" aria-describedby="caption-attachment-130896" style="width: 2048px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16151416/08265e2a532857287dbe50a766a878ea.jpg" alt="" width="2048" height="1536" class="size-full wp-image-130896" /><figcaption id="caption-attachment-130896" class="wp-caption-text">2018年に派遣された長尾さんたち柔道指導者は、インド代表選手を含む幅広い層の数百人に及ぶ柔道選手に指導を行った</figcaption></figure>
<p>長尾宗馬さんがJICA海外協力隊としてインドに渡ることに決まったのは2019年、大学３年生の時のこと。それまで、漠然と留学などで海外に行ってみたいと思っていたそうだが、興味があったのはアメリカやイギリスといった英語圏の先進国だった。それがなぜ、インドに行くことになったのか？</p>
<p>「これは運命かもしれない、と思えたからです」</p>
<p>と長尾さんは当時を振り返る。小学５年生のときから柔道をやっていた長尾さんは、2018年、外務省がスポーツを通じた国際協力や国際交流、友好親善、対日理解の促進を図る目的で行っている「Sport for Tomorrow（SFT）」国際貢献プログラムの一環で、学生ボランティアとして２週間、インドで柔道を教える機会を得た。</p>
<p>「それまで興味がなかった開発途上国の柔道の選手と触れあって、ハングリー精神というか、もっと強くなりたいというすごい熱意を感じました。日本で指導者になろうとしても、僕よりもっとベテランですごいコーチたちがたくさんいますが、僕の中には、こういう熱意のある人たちに、柔道の基礎、土台の部分を教えたいという気持ちが芽生えたんです」（長尾さん、以下同）</p>
<p>そこで帰国後、以前から興味のあった青年海外協力隊の募集を調べてみたところ、なんとインドでの柔道指導者の募集があったのだ。</p>
<p>「インドから帰国して間もなく、インドでの指導者の募集があるのを見て、これはもう運命だと思い応募をしました。ただ、応募の条件のひとつに最終学歴が大卒以上という項目があったので、大学３年生では受からないかと思ったのですが、卒業後の派遣ということで合格をいただいたんです」</p>
<p>しかし、派遣が決まった翌年、世界をコロナ禍が襲う。長尾さんはやむなく２年の待機期間を経て、ようやく「インド視聴覚障害者柔道協会」へと派遣された。</p>
<h2>ボロボロの畳に、エアコンもない道場からのスタート</h2>
<figure id="attachment_130897" aria-describedby="caption-attachment-130897" style="width: 1477px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16151421/b08cf74d935e678af30be2e6dbfb4ffa.jpg" alt="" width="1477" height="1108" class="size-full wp-image-130897" /><figcaption id="caption-attachment-130897" class="wp-caption-text">長尾さんが赴任した直後のインドの柔道道場。エアコンもなく、畳もボロボロだった</figcaption></figure>
<p>満を持してインドに渡った長尾さんだったが、そこで待っていたのは想像以上に過酷な環境だった。当時のインドはまだパラ柔道の歴史が浅く、これから力を入れようという過渡期だった。</p>
<p>「今ではきれいな専用の道場ができていますが、派遣された最初の８ヵ月ほどは、エアコンもないバドミントンコートの片隅に、ボロボロの畳を敷いただけの狭い場所で指導をしていました。しかも赴任して２、３ヵ月ほどでインドの代表選手を指導することになったのですが、彼らをパラリンピックに出場させてくれと言われたんです。初めて練習を見た時は、口には出しませんでしたが『これで出場できるのか？　どうすんねん！』と思って、絶望したのを覚えています」</p>
<p>しかも、長尾さんはインドの辛い食事が体にあわず、ずっとお腹をくだし続け、半年ほどで10キロも痩せてしまったという。さらに、協会からは日本式のスタイルで指導してほしいという要請があったため、練習を日本式に切り替えたところ、選手たちからの反発を感じるようになった。</p>
<p>「日本には色んなことに１級、２級などと段階があって、基礎からコツコツやっていきましょうといった文化がありますよね。でも、インドには、あまりそういう習慣がありません。みんな自己肯定感が高く、自分の技に自信があるのはいいんですが、その次の技に繋げる方法を知らなかったりします。たとえば、巴投げのような派手な技は楽しいので練習するんですが、地味な技の練習はしたがらない。でも柔道では体幹やバランス力を鍛えたり、相手の技に反射的に対応できるように同じことを繰り返し練習することが大事なんです」</p>
<figure id="attachment_130898" aria-describedby="caption-attachment-130898" style="width: 1477px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16151426/5f2e0423dbf21ef14259637eaf07f5f1.jpg" alt="" width="1477" height="1108" class="size-full wp-image-130898" /><figcaption id="caption-attachment-130898" class="wp-caption-text">指導した選手たちと記念撮影をする長尾宗馬さん（写真左）</figcaption></figure>
<p>そうした基礎練習の大切さを理解してもらうところから始めなくてはならず、何度も何度も繰り返し説明をしたという。</p>
<p>「でも選手たちは口では基礎練習は大事だと言うんですが、練習の態度を見ていたら心から理解していないことが分かるんです」</p>
<p>思うような指導ができず焦る長尾さんだったが、赴任予定の半分の１年ほどが過ぎた頃、カウンターパート（配属先のスタッフ）から「ここはインドだから、焦らないでゆっくりやったらいいよ」と声をかけられた。</p>
<p>「そう言われて、そうだ、ここは日本ではなくてインドなんだから、日本のように進められないのは当たり前なんだと思えたことで、気持ちを切り替えることができました」</p>
<h2>パリ2024パラリンピックでインド初の銅メダル</h2>
<figure id="attachment_130899" aria-describedby="caption-attachment-130899" style="width: 1108px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16151430/e26db00bd2201aa7c1f5b62c09f33bf3.jpg" alt="" width="1108" height="831" class="size-full wp-image-130899" /><figcaption id="caption-attachment-130899" class="wp-caption-text">インド女子柔道選手として初めてパラリンピックに出場したコキラ選手（写真左）と、インド勢初のメダルを獲得したカピル・パルマル選手（写真中央）と、長尾さん（写真右）</figcaption></figure>
<p>長尾さんが気持ちを切り替えられるようになった頃、選手たちにも変化があった。ある選手が世界大会で優勝するなど手応えを感じられるようになってきたのだ。そして、迎えたパリ2024パラリンピック、長尾さんの指導した選手の中から、２名がインド代表として選ばれ、１人が見事銅メダルを獲得した。</p>
<p>実は長尾さんが柔道をはじめたきっかけは、父親のすすめによるもので、決して柔道が大好きだったわけではないという。大学進学時には柔道を辞めようとすら思っていた。そんな長尾さんが育てた選手がメダリストになったことを、本人はどう思っているのだろうか。</p>
<p>「まさかメダルをとれるとは思っていなかったので嬉しかったですね。インドで指導を続けられたのは選手たちがいたから。彼らが世界大会などで表彰台に登るのは、自分が勝って表彰台に登るよりも充実感があって、柔道を続けていてよかったなと思えました。選手たちからの反発は徐々になくなって、変化を受け入れてくれた選手たちは、結果が出ることによって納得してくれたというか、理解して強くなっていったのかなと思います」</p>
<h2>一人では教えきれない。選手同士で学ぶ環境へ</h2>
<figure id="attachment_130900" aria-describedby="caption-attachment-130900" style="width: 1567px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16151435/1abc9dba9bb04c9902fb8d848d5e0f7d.jpg" alt="" width="1567" height="1045" class="size-full wp-image-130900" /><figcaption id="caption-attachment-130900" class="wp-caption-text">新しくなった道場で指導をする長尾さん</figcaption></figure>
<p>長尾さんはインドでの指導で、ある工夫をしていた。それは視覚に障がいのある選手と健常の選手を一緒に練習させるというもの。</p>
<p>「僕が１人で指導をしていると時間が足りないんです。それに言葉の壁もありました。弱視の子ならばある程度近くでならば見せて教えることができますが、全盲の子はそれができないし、言葉で教えることもできない。そこで途中から、先に健常者の子たちに指導して、その後に視覚に障がいがある子たちとパートナーを組んで練習してもらい、僕が言ったことを伝えてもらうようにしたんです。道場を回りながら、間違っているところを指導するようにしたら、効率がアップしたのはもちろんですが、選手たちの間に相互理解が生まれました」</p>
<p>こうした指導の中で長尾さんは改めてスポーツの力を感じたという。</p>
<p>「たとえばパラ柔道を始めたばかりの場合、最初のうちは自信がなさそうで、道場でも暗い雰囲気の子が多いなと感じていました。それが道場に通ううちに、柔道でコミュニティを作り、自分の居場所を見つけ、自信を持っていくようになるのが分かりました。健常者の子たちも必要であれば視覚に障がいのある子たちを自然にサポートしていましたし。聴覚に障がいのある子たちを教えることもあるのですが、彼らが健常者に手話を教えて、いつの間にか手話を使って会話をして練習をしていました。以前はスポーツの力と聞いてもピンときていませんでしたが、そういう姿を目の当たりにして、改めてスポーツのすごさに気付きました」</p>
<p>長尾さんは現地の強い要望により任期の２年を９ヵ月も延長し、2024年の12月に帰国した。そして、今、再びインドで柔道の指導に関わりたいと考えている。</p>
<p>「インドでは今の世代の選手たちが引退した時に、次の世代の選手たちがまだ育っていないんです。ですから、再びインドで次の世代を担うような子どもたちを指導したいなと思っています」</p>
<hr>
<p>大学生の頃の長尾さんは、まさか自分がインドで柔道を指導し、初のメダリストを誕生させることなど、想像もしていなかった。しかし、そうしたことが実現できたのは「まずは飛び込んでみたから」だと話す。長尾さんが運命と言える出来事に遭遇できたのは、運がいいからではなく、海外に興味があれば思っていた国でなくても行ってみる。募集要項の条件を満たしていなくてもダメもとで応募してみる。パラリンピックに出場させるなんて無理だと思っても、とりあえずやれることをやってみる。そうやって一歩を踏み出して自分で道を切り開いてきたからなのかもしれない。</p>
<p>text by Kaori Hamanaka（Parasapo Lab）
<p>写真提供：長尾宗馬</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Sun, 18 Oct 2026 22:00:46 +0000</pubDate>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[アジアパラ日本代表 自分らしい道を突き進む18歳。パラ卓球・三浦稟々の素顔]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130910</link>
      <guid>130910</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[ブレイク必至のスター候補を紹介するシリーズ“TOP PROSPECT（有望株）”。今回は、「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」パラ卓球日本代表、三浦稟々選手です。「生まれ持った個性を大切に自らの道を貫く」という意味]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>ブレイク必至のスター候補を紹介するシリーズ“TOP PROSPECT（有望株）”。今回は、「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-table-tennis" target="_blank">パラ卓球</a>日本代表、三浦稟々選手です。「生まれ持った個性を大切に自らの道を貫く」という意味を持つその名のように、自身のスタイルを信じて成長を続けてきた三浦選手。2026年の全日本パラ卓球選手権女子シングルス（クラス10）優勝をはじめ、国内外の大会で着実に実績を重ねてきました。ロサンゼルス2028パラリンピック出場を目指す若き新星の素顔に迫ります。</p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>
<p>三浦 稟々（みうら・りり）｜パラ卓球 </strong></p>
<p>2008年神奈川県生まれ。先天性の左足部欠損により義足を使用。リオデジャネイロ五輪をきっかけに興味を持ち、その後、地元のスタジオで卓球を始める。テレビで観た東京パラリンピックでエネルギッシュにプレーする<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/yagi-katsuyoshi" target="_blank">八木克勝</a>の姿に刺激され、パラ卓球の世界へ飛び込んだ。2024年から国際大会に出場し、女子シングルス（クラス10）世界ランキング20位（10月15日現在）。戦型は右シェーク裏裏ドライブ型。クラーク記念国際高等学校在学中。</p></p>
<figure id="attachment_130821" aria-describedby="caption-attachment-130821" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14105934/071A0090.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130821" /><figcaption id="caption-attachment-130821" class="wp-caption-text">パラ卓球界に現れた18歳の新星、三浦稟々</figcaption></figure>
<h2>卓球で見つけた「自分らしさ」</h2>
<p><strong>――地元の卓球スタジオで卓球を始めました。卓球をしていて自分らしくいられるようになったと感じる場面はありますか。</strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>三浦稟々（以下、三浦）：</strong></font>小学生の頃は授業中に騒ぐクラスメートが許せないような真面目なタイプでしたが、卓球と出会ってから本来の自分をオープンに出せるようになりました。心の底から打ち込めるものができたことで自信がつき、周囲からも「元気印」と言われる性格に変わっていったように思います。 </p>
<figure id="attachment_130820" aria-describedby="caption-attachment-130820" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14105932/071A0159.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130820" /><figcaption id="caption-attachment-130820" class="wp-caption-text">プレー中のピン留めスタイルとは異なり、前髪を下ろした普段の素顔</figcaption></figure>
<p><strong>――子どもたちに寄り添う教師になるのが昔からの夢だそうですね。 </strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>三浦：</strong></font>小学校５年生の終わり、コロナ禍で学校に通えず心が不安定になっていた時期がありました。そのときに休校期間中も電話で親身に悩みを聞き、寄り添ってくれたのが当時の担任の先生でした。「自分もこんな大人になりたい」と強く憧れを抱いたのが、教員を目指すようになった原点です。
<p>中学、高校と進学するなかでも素敵な先生方との出会いがあり、その気持ちはさらに膨らんでいきました。遠征や練習で多忙な日々ではありますが、小学校の頃から想い続けてきた「教師になる」という夢に向かって、大学へ進学し教員免許の取得を目指していきます。</p></p>
<h2>衝撃を受けたパラ卓球の世界</h2>
<p><strong>――パラ卓球との出会いは中学生のとき。テレビで東京パラリンピックを見たのがきっかけでした。 </strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>三浦：</strong></font>東京パラリンピックで八木選手が躍動する姿を見て、「障がいがあってもこんなに強いボールを打つんだ」と驚きました。それがきっかけで、「私も障がいがあるし、パラの大会に出られるかもしれない」と考えたんです。コーチに相談すると「いいじゃん！」と背中を押され、大会へのエントリーを決意。初めて出場したパラ卓球の大会では、自分より重い障がいの選手たちが堂々と戦う姿を目の当たりにし、「隠さなくていいんだ」「自分ももっとできる」と意識がガラリと変わりました。そこから、パラ卓球の大会に出場するようになりました。 </p>
<figure id="attachment_130819" aria-describedby="caption-attachment-130819" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14105930/071A0109.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130819" /><figcaption id="caption-attachment-130819" class="wp-caption-text">負けると悔しくて試合の夢を見るほど生粋の負けず嫌い</figcaption></figure>
<p><strong>――高校２年生の７月に全日制の高校から通信制のクラーク記念国際高等学校へ転校しました。 </strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>三浦：</strong></font>高校１年生のときは特進コースで学業に打ち込んでいました。ところが、パラ卓球の日本代表としてチェコに初めて海外遠征に行き、２週間休んだら授業のスピードについていけなくなってしまったのです。これまで頑張ってきた勉強ができないことが嫌で仕方がなく、気持ちが落ち込み、学校を休みがちになってしまいました。
<p>そんなときに「海外に行くなどしていろんな経験をしているのは素晴らしいこと。あきらめないで」と励ましてくれたのも当時の担任の先生でした。その後、競技と学業を無理なく両立させるため、通信制高校への転校を決意。いまは自分でスケジュールを柔軟に管理できるようになり、心身ともに充実した日々を送っています。 </p></p>
<img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16220234/4c0c1a096dd86a65b4360f1aa5f1a4bd.png" alt="" width="780" height="585" class="alignnone size-full wp-image-130905" />
<p><strong>――ハードな日常や厳しい遠征を乗り切る活力になっているのが、好きなアイドルグループの曲を聴くことだそうですね。 </strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>三浦：</strong></font>もともとアイドルなどにハマるタイプではないと思っていた私ですが、今年４月のトルコ遠征で思いがけない出会いがありました。現地の食事になじめず、空腹でフラフラになりながら目覚めた朝。手持ちぶさたから、普段はあまり見ないYouTubeを開くと、画面に流れてきたのが「＝LOVE（イコールラブ）」の動画でした。
<p>そのかわいさと楽曲のメッセージ性に、一瞬で心を掴まれてしまって。とくに大好きな『今、この船に乗れ！』の歌詞には、落ち込んでいた気持ちをどれほど救われたかわかりません。</p>
<p>その日、曲を聴いて気持ちを整えたおかげで、コンディションが最悪だったにもかかわらず、ミックスダブルスで国際大会初優勝を飾ることができました。今となってはジムでのランニング中はもちろん、大事な試合の前にもノリノリで聴いて気分を高める毎日です。遠征先の車内で運転手さんにお願いして曲を流してもらい、ほかの選手たちにも“布教”しているほどハマっています（笑）</p></p>
<figure id="attachment_130818" aria-describedby="caption-attachment-130818" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14105928/071A0425.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130818" /><figcaption id="caption-attachment-130818" class="wp-caption-text">試合中に声を張り上げて自分や周囲を鼓舞するときが「一番自分らしくいられる瞬間」と語る</figcaption></figure>
<p><strong>――これからの目標について教えてください。 </strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>三浦：</strong></font>これからの大きな目標は、世界のトップ選手になってロサンゼルス2028パラリンピックでメダルを手にすることです。18日に開幕するアジアパラでは、シングルス・女子ダブルス・ミックスダブルスの３種目にエントリー。アジアには世界トップクラスの強豪が立ちはだかりますが、コーチとともに徹底的な対策を練り上げてきました。積み重ねてきた努力を信じ、自らの手で勝利を掴み取りにいきます。</p>
<figure id="attachment_130822" aria-describedby="caption-attachment-130822" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14105936/071A0027.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130822" /><figcaption id="caption-attachment-130822" class="wp-caption-text">初めて挑むアジアパラでメダル獲得を目指す</figcaption></figure>
<p>＊　　　　＊　　　　＊</p>
<p><strong>自身のスタイルを貫きながら高みを目指す三浦稟々。明るくエネルギッシュに突き進むその姿は、きっと輝かしい未来を見せてくれるに違いない。</strong></p>
<p>text by Asuka Senaga
<p>photo by Hiroaki Yoda</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Sat, 17 Oct 2026 22:00:55 +0000</pubDate>
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      <item>
      <title><![CDATA[「アジアパラ、観に行ってみたい！」愛知県豊橋市でゴールボールに触れた子どもたち]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130885</link>
      <guid>130885</guid>
      <category><![CDATA[国内]]></category>
      <description><![CDATA[もうすぐ開幕する愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会。愛知県の豊橋市では、視覚障がいのある選手がプレーする競技・ゴールボールが行われます。 大会が間近に迫る10月の初め、豊橋市立玉川小学校で、共生社会への気づきや学びの]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>もうすぐ開幕する愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会。愛知県の豊橋市では、視覚障がいのある選手がプレーする競技・<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/goalball" target="_blank">ゴールボール</a>が行われます。</p>
<p>大会が間近に迫る10月の初め、豊橋市立玉川小学校で、共生社会への気づきや学びの機会を提供するパラスポーツ体験型出前授業「<a href="https://www.parasapo.tokyo/asuchalle/school/" target="_blank">あすチャレ！スクール</a>」が開催されました。訪問したのは、ゴールボール日本代表経験のある高田朋枝さんです。</p>
<p>３年生の総合的な学習の時間で、障がいについて学ぶカリキュラムとなっている玉川小学校。今年はアジアパラ競技大会が豊橋市で開催されることもあり、今回の授業実施につながりました。授業を楽しみ、障がいについても学んだ児童たちから、終了後には「ゴールボールを観に行ってみたい！」という声が上がりました。</p>
<figure id="attachment_130883" aria-describedby="caption-attachment-130883" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16102014/149_33A5744w.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130883" /><figcaption id="caption-attachment-130883" class="wp-caption-text">豊橋市立玉川小学校</figcaption></figure>
<h2>ゴールボールを通して、視覚障がいについて考える</h2>
<p>今回授業を受けたのは、玉川小学校の３年生と４年生の児童66名。視覚に障がいのある高田さんは、児童にこう呼びかけます。</p>
<p>「みんなが声を出してくれると、どんなリアクションを取ってくれているかわかります。今日は遠慮なく言葉に出して、感じたことを隣の人とも話してもらって構いません。一緒に楽しんでいきましょう」</p>
<p>ゴールボールは、１チーム３人でお互いのゴールにボールを投げ合い、得点を競う対戦型のチームスポーツ。競技のことを知らなかったという子どもたちも多い中、まずは競技の紹介、それを通じて視覚障がいについて学んでいきます。</p>
<figure id="attachment_130872" aria-describedby="caption-attachment-130872" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16101950/018_70A8652w.jpg" alt="" width="780" height="520" class="size-full wp-image-130872" /><figcaption id="caption-attachment-130872" class="wp-caption-text">アイシェードを手に説明する高田さん</figcaption></figure>
<p>ゴールボールでは、選手全員が同じ条件でプレーできるように、黒いアイシェードをつけてプレーします。</p>
<p>「視覚障がいといっても、いろんな見え方の人がいます。たとえば、手で筒をつくって目に当てて見てみましょう。こうすると周りが見えないですよね。手でグーをつくって目に当てて見ると、横は見えても真ん中が見えない。こんな見え方の人もいるんです。だから、みんな同じ見え方にするために、全員黒いアイシェードをつけます」</p>
<figure id="attachment_130881" aria-describedby="caption-attachment-130881" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16102010/015_70A8635w.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130881" /><figcaption id="caption-attachment-130881" class="wp-caption-text">視覚障がいといっても、見え方や程度はさまざま。そんなことを学ぶきっかけにもなります</figcaption></figure>
<p>ゴールボールには、他にも工夫があります。ボールに鈴が入っていて、選手がボールの場所がわかるように、音が鳴るようになっています。コートをつくるテープにはひもが入っていて、触ったり足で踏んだりすると、場所がわかります。</p>
<figure id="attachment_130879" aria-describedby="caption-attachment-130879" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16102006/022_70A8680w.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130879" /><figcaption id="caption-attachment-130879" class="wp-caption-text">バスケットボールと同じくらいの大きさですが、重さは２倍くらい。中からは鈴の音がします</figcaption></figure>
<figure id="attachment_130873" aria-describedby="caption-attachment-130873" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16101952/030_70A8718w.jpg" alt="" width="780" height="515" class="size-full wp-image-130873" /><figcaption id="caption-attachment-130873" class="wp-caption-text">コートを区切るテープにはひもが入っていて、触れば見えない中でも自分のいる場所や向いている方向を知ることができます</figcaption></figure>
<p>競技で使う用具や工夫から、視覚障がいのある人のことを知り、考える機会になりました。児童も興味津々です。</p>
<h2>競技の面白さを味わう！</h2>
<p>競技と視覚障がいについて知った後は、いよいよゴールボールのプレーに挑戦です。</p>
<p>３人１チームで９mのゴールを守るゴールボール。まずはディフェンス練習。１人で３mを守るために、ボールを止めるべく左右に身体を動かします。高田さんのお手本を見ながら、みんなでやってみます。</p>
<figure id="attachment_130871" aria-describedby="caption-attachment-130871" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16101948/045_70A8782w.jpg" alt="" width="780" height="520" class="size-full wp-image-130871" /><figcaption id="caption-attachment-130871" class="wp-caption-text">手足を目いっぱい伸ばして、ディフェンス！</figcaption></figure>
<p>今度はオフェンス。高田さんから教わった４つの投げ方を思い思いに試しながら、ボールを投げ合います。体育館にはボールから聞こえる鈴の音が響きます。</p>
<figure id="attachment_130870" aria-describedby="caption-attachment-130870" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16101946/062_70A8900w.jpg" alt="" width="780" height="506" class="size-full wp-image-130870" /><figcaption id="caption-attachment-130870" class="wp-caption-text">初めて触れるボールで、いろいろな投げ方にチャレンジ</figcaption></figure>
<p>続いて代表児童により、ゴールボールのミニゲームが行われました。アイシェードをつけて、視覚を遮断した状態でプレーする初めての経験です。</p>
<figure id="attachment_130875" aria-describedby="caption-attachment-130875" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16101956/099_33A5689w.jpg" alt="" width="780" height="520" class="size-full wp-image-130875" /><figcaption id="caption-attachment-130875" class="wp-caption-text">ポジションについて、ひもを触りながらシミュレーション</figcaption></figure>
<p>ボールから聞こえる鈴の音を頼りに、投げて、守って！果敢にトライします。</p>
<figure id="attachment_130874" aria-describedby="caption-attachment-130874" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16101954/101_70A9064w.jpg" alt="" width="780" height="498" class="size-full wp-image-130874" /><figcaption id="caption-attachment-130874" class="wp-caption-text">鈴の音を頼りに手を伸ばしますが……ここは届かず！ゴール！</figcaption></figure>
<p>ゴールボールでは、選手は音を頼りにプレーするため、試合中に観客は声を出してはいけないルールになっています。でも、得点が決まってホイッスルが鳴った後は声を出してOK！ゴールが決まると、見ている児童から大きな歓声が上がりました。試合に出た児童も、観戦した児童も、ゴールボールの面白さを味わえたのではないでしょうか。</p>
<figure id="attachment_130878" aria-describedby="caption-attachment-130878" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16102004/102_70A9091w.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130878" /><figcaption id="caption-attachment-130878" class="wp-caption-text">見えない中で、自分の位置や方向を想像しながら、投球！</figcaption></figure>
<h2>子どもたちに届けたメッセージ</h2>
<p>ゴールボールをプレーして、応援して楽しんだ後は、高田さんからのお話の時間です。</p>
<p>子どものころ、病気による視覚障がいがあることがわかった高田さん。高校生のときにゴールボールと出会います。最初はパラリンピックを目指そうとは思っていませんでしたが、その気持ちは大学生のときに変わりました。</p>
<p>「大学生のときの私は、自分に自信がなく、自分のことがあまり好きではありませんでした。嫌なことからも逃げたりしていました。でも、もしここで頑張ったら、頑張った自分を好きになれるんじゃないか、自信が持てるんじゃないか。そんな風に考えて、大好きだったゴールボールを一生懸命、全力で頑張ろうと思ったんです」</p>
<figure id="attachment_130877" aria-describedby="caption-attachment-130877" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16102000/112_70A9169w.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130877" /><figcaption id="caption-attachment-130877" class="wp-caption-text">児童に語りかける高田さん</figcaption></figure>
<p>その後、高田さんは2008年にパラリンピック出場を果たします。そこで気づいたのは、応援し支えてくれる周りの人の存在でした。そうして自分も誰かの役に立ちたい、誰かを支え、励ませる人になりたいと思うようになりました。</p>
<p>「人を励ますとか、助けるって、どんなことができるんだろうと分からなくなってしまうこともあります。でも、例えばみんなが笑顔で元気に挨拶するだけでも、挨拶された人はとっても嬉しいですし、喜んでくれる。そういう簡単にできることからでも、みんなの力を発揮してほしいなと思います」</p>
<figure id="attachment_130876" aria-describedby="caption-attachment-130876" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16101958/130_70A9266w.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130876" /><figcaption id="caption-attachment-130876" class="wp-caption-text">児童からはたくさんの質問が高田さんに寄せられました</figcaption></figure>
<h2>「アジアパラ、観に行ってみたい」</h2>
<p>豊橋市立玉川小学校では、アジアパラ競技大会では学校単位でまとまっての観戦は行われませんが、ラーケーション制度を利用したりして個人で観戦しにいく児童がいるそうです。</p>
<p>今回の授業を受けた児童は、地元で行われるゴールボールに大いに興味を惹かれた様子でした。</p>
<p>「ゴールボールは今まで知らなかったです。投げるところがうまくいって楽しかった。（高田さんは）目に障がいがあっても、自分なりに楽しんでいるのがすごいと思いました」</p>
<p>「ゴールボールは別のイベントに行って体験したことがあったけど、（今日やってみて）アジアパラを観に行ってみたいと思いました」</p>
<figure id="attachment_130880" aria-describedby="caption-attachment-130880" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16102008/ec538b52-d806-4b6d-836b-730b8d070ccf.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130880" /><figcaption id="caption-attachment-130880" class="wp-caption-text">なるべく同じ場所にものを置いたり、視覚に障がいのある高田さんが日常で行っている工夫も印象に残ったそう</figcaption></figure>
<p>実は授業の前に個人的にアジアパラ競技大会のゴールボールのチケットを買っていたという、担当の山本先生。大会を「共生」や「インクルーシブ」について考えるきっかけにしたいという意図があったと語ります。</p>
<p>「玉川小学校に通っている児童には身体に障がいのある子は多くないので、今回の授業がいいきっかけになるのではないかと思いました。体験した後、高田さんの言葉を惹き込まれながら聞いている子どもたちの様子を見て、私も本当に驚きました。
<p>視覚に障がいのある人は、見えない世界の中で生きているけれど、それぞれの思いをもって、いきいきと活動されている。それが子どもたちの心にすごく響いたのではないかと思います」</p></p>
<figure id="attachment_130882" aria-describedby="caption-attachment-130882" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/16102012/140_70A9374w.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130882" /><figcaption id="caption-attachment-130882" class="wp-caption-text">「今回の授業をきっかけに、社会とどう関わっていくのかという視点に広がっていってくれれば」と語る山本先生</figcaption></figure>
<p>高田さんもこう振り返ります。</p>
<p>「私が見えないから声を出してね、というとすぐやってくれて、想像力がある子どもたちだと思いました。観に行きたい、と言ってくれたのは嬉しいですね。大会で競技を観戦に行って、全力で頑張る選手の姿を間近に見ると、障がいに関係なく、1人のひととしてリスペクトできる、そんな気持ちになれるのではないかと思います」</p>
<p>パラスポーツを通じて得られるさまざまな気づき。自国開催の国際大会は、大きな学びの場となる可能性が秘められているのではないでしょうか。</p>
<p>text by Parasapo
<p>photo by Haruo Wanibe</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Fri, 16 Oct 2026 02:40:20 +0000</pubDate>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[アジアパラ注目の地元アスリート！パラ陸上・久野竜太朗、圧倒的な成長スピードの秘密]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130839</link>
      <guid>130839</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[ブレイク必至のスター候補を紹介するシリーズ“TOP PROSPECT（有望株）”。今回は、「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」の開催地・愛知県出身のパラ陸上競技・久野竜太朗（くの・りゅうたろう）選手です。2023年]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>ブレイク必至のスター候補を紹介するシリーズ“TOP PROSPECT（有望株）”。今回は、「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」の開催地・愛知県出身の<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-athletics" target="_blank">パラ陸上競技</a>・久野竜太朗（くの・りゅうたろう）選手です。2023年に本格的に競技を始めてわずか２年、「ニューデリー2025世界パラ陸上競技選手権」の100m（視覚障がい／T12）でいきなり銀メダルを獲得。「子どもたちに勇気を与えたい」という情熱を内に秘め、圧倒的な成長スピードで世界のトップへと駆け上がるスプリンターの素顔に迫ります。</p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>
<p>久野 竜太朗（くの・りゅうたろう）｜パラ陸上競技 </strong></p>
<p>1999年愛知県生まれ（大府市育ち）。７歳のときに網膜色素変性症と診断される。高校卒業後、３年間の社会人生活のなかで症状が悪化。あんまマッサージ指圧師の国家資格を取得するため進学した名古屋盲学校で子どもたちに影響を受け、さまざまなブラインドスポーツに挑戦したのちパラ陸上競技の世界へ。現在は「AC一宮」および「シンプレクス・ホールディングス」に所属し、男子100mを専門とする。県内の大学などを拠点に練習に励む地元密着型アスリートで、愛知・名古屋で開催されるアジアパラの金メダル獲得を目指す。好きな食べ物は味噌カツ、天むす、味噌煮込みうどん。</p></p>
<h2>小さかった少年時代、エンジニアから盲学校への道</h2>
<p><strong>――意外なことに、24歳まで本格的にスポーツをしたことがなかったそうですね。</strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>久野竜太朗（以下、久野）：</strong></font>小学生のころから体が小さくて、背の順はずっと一番前。だから「スポーツを本気でやろう」という感覚は全然なかったんです。川で魚や亀を取ったりするような遊びばかりしていましたね。体を動かすのは好きでしたけど、学校で脚光を浴びるような人ほど、スポーツ万能というわけではありませんでした。</p>
<p><strong>――一般企業でエンジニアとして働いた後、あんまマッサージ指圧師を目指して進学した名古屋盲学校で、運命的にパラスポーツと出会うことになります。</strong></p>
<figure id="attachment_130827" aria-describedby="caption-attachment-130827" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14203334/071A0084.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130827" /><figcaption id="caption-attachment-130827" class="wp-caption-text">学生時代を振り返り、「暗いところは見えにくかったけれど、目についてあまり気にしてなかった」と語る久野。日常生活でも困ることはほとんどなかったという</figcaption></figure>
<p><font color="0067c0"><strong>久野：</strong></font>網膜色素変性症という病気自体は小学２年生のときに分かっていたんですが、日常生活で困ることといえば「ちょっと夜に見にくいな」くらいで、気にせず生きていました。
<p>高校を卒業したあとは晴眼者として名古屋の会社に就職したんですが、目を酷使したことで一気に目が悪くなってしまって……。それではたちを過ぎてから盲学校へ行く決断をしたんです。マッサージの国家資格を取るために進学しました。</p></p>
<figure id="attachment_130829" aria-describedby="caption-attachment-130829" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14203341/071A0294.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130829" /><figcaption id="caption-attachment-130829" class="wp-caption-text">視力が低下していった20歳の頃、「見えるうちに興味のあることをやっておこう」とキックボクシングに取り組んだ経験も</figcaption></figure>
<h2>自分を救ってくれた子どもたちの存在</h2>
<p><strong>――落ち込んでいた気持ちが前を向き始めたのは、何がきっかけだったのですか。</strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>久野：</strong></font>盲学校には幼稚部から高校生くらいの子まで通っているんですが、みんな一生懸命スポーツをやっていたり、学校に行くと活気ある声が聞こえてきたり、音楽をすごく頑張っていたりするんです。
<p>当時の僕は目が悪くなったことでかなり落ち込んでいて、さらに地元の友人が亡くなるタイミングも重なって、気持ちがすごく沈んでいました。学校に行っても勉強に手がつかないような日が続いていたんです。</p>
<p>でも、学校で子どもたちの明るい声が聞こえてきて。まっすぐに頑張る子どもたちに触れるうちに、「子どもたちに元気をもらったな」「このままじゃあかん」って思えるようになりました。</p>
<p>それで、僕も子どもたちと同じように運動部に入ったんです。時期によって取り組むブラインドスポーツが変わるんですが、その中に陸上競技がありました。大会に出たとき、子どもたちがめちゃくちゃ喜んでくれて。「卒業したら、本格的に陸上競技をやってみよう」と思えた大きなきっかけになりました。</p></p>
<figure id="attachment_130828" aria-describedby="caption-attachment-130828" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14203337/071A0021.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130828" /><figcaption id="caption-attachment-130828" class="wp-caption-text">盲学校で学んだ解剖学や東洋医学の知識は、現在のトレーニングや体のケアにも大きく役立っている</figcaption></figure>
<h2>同世代のライバルから受けた「強烈な衝撃」</h2>
<p><strong>――本格的に競技を開始したのは2023年４月。同じ学年の２人のスプリンターと出会います。</strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>久野：</strong></font>関係者からのアドバイスを受け、2022年には選手登録を行い、全国障害者スポーツ大会で記録を作るなど準備を進めていました。その後、初めて「2023愛知パラ陸上競技フェスティバル」に出場しました。僕は現在T12クラスですが、当時はT13クラスで、（翌年にパリでメダルを獲得する）<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kawakami-shuta" target="_blank">川上秀太</a>、それと<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/fukunaga-ryota" target="_blank">福永凌太</a>がいたんです。２人にこてんぱんにされて、現実を見せつけられました。スポーツをやってこなかったからこそ、その厳しさを実感しました。「もうちょっと戦えるかな」と思っていたら全然戦えなくて、本当に衝撃でしたね。同じ歳で、同じように目が悪くて、同じ時間を生きてきたはずなのに「なんでこんなに差があるんや」って。パラ陸上競技を始めて一番最初の大きな刺激になりましたね。それからは「どうやったら強くなれるか」ということばかり考えていました。今でも「こいつらに勝ちたい」と思って競技をしています。</p>
<p><strong>――それが、走ることの原動力になっているのですね。</strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>久野：</strong></font>きれいごとではなく、僕はハンデを持った子どもたちの頑張る姿を見て元気をもらい、前を向くことができた。スポーツにはそれだけの力があるんだと身をもって知ることができたことが、自分の中で本当に大きいです。
<p>今度は僕がだれかにとってそういう存在になれたら……。陸上競技を始めようと思ったあのときからずっと、その思いが変わらずにあります。それがあるからこそ、日々の厳しい練習にも真面目に取り組むことができているんだと思います。</p></p>
<img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14203327/1a8bf55ec22a741e73daa8e5edd14ac7.png" alt="" width="780" height="585" class="alignnone size-full wp-image-130825" />
<h2>初の世界選手権、そしてアジアパラへ</h2>
<p><strong>――初めての大舞台となったニューデリー2025世界パラ陸上競技選手権（インド）では、大会直前の国際クラス分けでT13からT12に変更となりました。</strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>久野：</strong></font>競技歴３年以内の特別ルールで派遣してもらった立場でしたし、正直、だれも僕がメダルを獲るなんて思っていなかったはずです。ね。でも、競技歴の浅い自分に対して仲間たちは「獲れるよ！」って背中を押してくれて、それが本当に嬉しかった。
<p>秀太も福永も「取るんじゃない？」と言ってくれていました。本当はT13で戦いたい気持ちもありました。２人が目標だったし、同じクラスで走りたかった。でも、T12になったのは仕方がないことなので、「レースだけに集中してやってやるぞ」という気持ちで挑みました。</p></p>
<p><strong>――そして、ホームで迎えるアジアパラ。どのような思いで挑みますか。</strong></p>
<p><font color="0067c0"><strong>久野：</strong></font>世界一になることを目指してパラ陸上の世界に入ってきたので、アジアでは負けていられないという強い気持ちがあります。ただ、油断したら絶対に負けるので気は抜けません。コンマ何秒を競う世界ですから、一つのミスで結果が変わってしまう。
<p>大人になってから陸上競技を始めて、何もわからない僕を嫌な顔一つせず受け入れて指導してくれた「AC一宮」の皆さんや、練習環境を提供し一緒に走ってくれる至学館大学・中部大学の学生さんたち、そして一人の移動が難しい僕を支えてくれる多くの人たちがいます。</p>
<p>本当に多くの人に支えられて本気で陸上競技ができているので、応援してくれる皆さんに、自分が全力で走る姿を見ていただけたら嬉しいですね。</p></p>
<figure id="attachment_130826" aria-describedby="caption-attachment-130826" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/14203332/7X2A0037.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130826" /><figcaption id="caption-attachment-130826" class="wp-caption-text">大会の直前に取材を実施。名古屋駅周辺で撮影した</figcaption></figure>
<p>＊　　　　＊　　　　＊</p>
<p><strong>感謝を力に変え、目標に向かって全力で走る久野。自らの手で、輝かしい未来を切り拓いていくはずだ。</strong></p>
<p>text by Asuka Senaga
<p>photo by Hiroaki Yoda</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Thu, 15 Oct 2026 22:00:16 +0000</pubDate>
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      <item>
      <title><![CDATA[世界王者、好調の主将、14歳最年少……パラ水泳日本代表が目指すアジアの頂点]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130803</link>
      <guid>130803</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会のパラ水泳が、10月19日より名古屋市総合体育館［レインボープール］で始まる。前回の杭州大会で日本代表選手団最多の56個のメダルを獲得した水泳チーム。中国などの強豪を抑え、アジア最速]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会の<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-swimming" target="_blank">パラ水泳</a>が、10月19日より名古屋市総合体育館［レインボープール］で始まる。前回の杭州大会で日本代表選手団最多の56個のメダルを獲得した水泳チーム。中国などの強豪を抑え、アジア最速の座をいくつ手にできるか。上垣匠総監督は「愛知・名古屋ではトータル80個のメダルを目指す」と強い意気込みを語る。</p>
<h2>世界記録保持者の泳ぎに注目</h2>
<p>最大の注目は世界記録保持者・<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/yamaguchi-naohide" target="_blank">山口尚秀</a>の圧倒的な泳ぎが見られることだ。今年８月にアメリカで行われたパラパンパシフィック水泳選手権（以下、パンパシ）において、自身が保持していた男子100m平泳ぎ（SB14）の世界記録を約１年ぶりに0秒15塗り替える、１分02秒38の世界新記録を樹立。続く９月の国民スポーツ大会（青森）に健常者に交じって出場し、１分02秒46（16位）という好タイムを残した。</p>
<p>
<p>ところが、「体が重かった」と本人が語る翌週のジャパンパラ水泳競技大会（以下、ジャパンパラ）は１分04秒69と悔しさの残る結果に。それだけに、「アジアパラではもっと大幅に記録更新できるようにしたい。力強いストロークとキック、そしてハイテンポなピッチで泳ぎきりたい」と、本番への意気込みを語っていた。</p></p>
<figure id="attachment_130801" aria-describedby="caption-attachment-130801" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/13203226/20260920_Final-2340.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130801" /><figcaption id="caption-attachment-130801" class="wp-caption-text">山口尚秀（写真は、2026ジャパンパラ水泳競技大会）</figcaption></figure>
<p>アジアパラでは、「100ｍ平泳ぎで世界記録更新と他の種目でもメダル獲得」を目標とする山口。注目の100m平泳ぎ（SB14）は、21日（水）に予選・決勝が行われる予定だ。</p>
<p>そして、知的障がいクラスでもう一人注目なのが、<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kinoshita-aira" target="_blank">木下あいら</a>だ。前回の杭州大会では200m個人メドレーなどで３個の金メダルを獲得し、１大会における日本女子最多タイ記録を打ち立てた。</p>
<p>「すごく楽しみだし、戻ってきて、もう自分が主役だっていう気持ちで臨みたいです」</p>
<p>病気療養を経て投薬しながらプールに復帰した日本のエースは、そう楽しそうに笑う。前回は金メダルに輝いたものの、100m背泳ぎで香港選手に競り負けるなど悔しさも残った。だが、今は経験を積んだからこそ、ライバルが得意とする泳法や展開を冷静にイメージすることができる。 </p>
<p>ジャパンパラでも100m自由形でアジア新、100m背泳ぎで日本新をマークする好調ぶり。後半のスタミナも戻ってきており、目標として掲げる「個人５種目で全部金メダル」も夢ではない。</p>
<figure id="attachment_130800" aria-describedby="caption-attachment-130800" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/13203223/20260920_Final-3705.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130800" /><figcaption id="caption-attachment-130800" class="wp-caption-text">木下あいら（写真は、2026ジャパンパラ水泳競技大会）</figcaption></figure>
<p>今大会には、パリパラリンピックで金メダルを獲得したベテランも出場する。100m自由形（S4）などにエントリーしている<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/suzuki-takayuki" target="_blank">鈴木孝幸</a>は帯状疱疹により調整は出遅れているが、「できる限りのことをやる」と前を向く。100mバタフライ（S11）をメイン種目とする<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kimura-keiichi" target="_blank">木村敬一</a>は今季重点的に取り組んできたバタフライの腕の戻し方の修正に確かな手応えを得ている。</p>
<figure id="attachment_130798" aria-describedby="caption-attachment-130798" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/13203219/20260920_Final-10857.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130798" /><figcaption id="caption-attachment-130798" class="wp-caption-text">木村敬一（写真は、2026ジャパンパラ水泳競技大会）</figcaption></figure>
<h2>絶好調のキャプテンが牽引！</h2>
<p>日本チームのキーマンになるのは、キャプテンであり、５種目に出場予定の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/ogiwara-kotaro" target="_blank">荻原虎太郎</a>だろう。ジャパンパラの100m背泳ぎ（S8）では、予選でパリ2024パラリンピック銀メダリストの<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kubota-kouta" target="_blank">窪田幸太</a>が保持していた日本記録を塗り替える１分05秒51をマーク。続く決勝でも１分05秒06と自身の記録をさらに更新してみせた。</p>
<p>好調の要因について、荻原は次のように語る。
<p>「今年は（練習環境を変え）上半期からすごい量の練習を積んできました。総合力が向上し、それをしっかり泳ぎに反映できた結果だと思います。レース展開としては、とくに前半のスピードがかなり上がり、しっかり貯金を作って後半に温存できるようになりました。後半の泳ぎ方を修正すれば、アジアパラでもさらにベストが出せると思っています」</p></p>
<p>そんな荻原に対し、上垣総監督も全幅の信頼を寄せる。
<p>「パンパシではチームの全体ミーティングで、荻原が『必ず自己ベストを出すからついてきてほしい』と宣言し、その通り１発目で自己ベストを出してチームを乗せてくれました。キャプテンという大役をプレッシャーと感じず、自らのパフォーマンスの糧に変えることができ、非常に頼もしい存在」</p></p>
<p>荻原は、若手とベテラン勢との架け橋となる「パイプ役」としてチームを牽引する。</p>
<figure id="attachment_130797" aria-describedby="caption-attachment-130797" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/13203217/20260919_Final-3772.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130797" /><figcaption id="caption-attachment-130797" class="wp-caption-text">荻原虎太郎（写真は、2026ジャパンパラ水泳競技大会）</figcaption></figure>
<h2>14歳もはつらつ、チームを勢いづける新世代</h2>
<p>10月12日にナショナルトレーニングセンター（東京）で行われた公開練習では、若手選手の明るく元気な姿も見られた。</p>
<p>日本代表選手団最年少・14歳の都甲万結もその一人だ。代表合宿では「いい感じでベストが出ているので、このまま大会でもベストを出したい」と順調な仕上がりを見せる。「最年少」という立場にも気負う様子はなく自然体だが、合宿中は先輩たちの泳ぎを観察し、「技をちょっとずつ盗んでいきたい」と競技に対する貪欲な姿勢をのぞかせた。</p>
<figure id="attachment_130802" aria-describedby="caption-attachment-130802" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/13203228/20260920_Heat-2750.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130802" /><figcaption id="caption-attachment-130802" class="wp-caption-text">都甲万結（写真は、2026ジャパンパラ水泳競技大会）</figcaption></figure>
<p>同じく14歳で男子最年少の山田龍芽も今季、複数種目で記録を更新しており、今大会を世界へのステップアップの場にできるか注目が集まる。</p>
<p>また、障がいの軽いS10クラスで、地元・愛知に本社を構えるトヨタ自動車所属の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/minai-akito" target="_blank">南井瑛翔</a>や、視覚障がいでより障がいの軽いS13の選手と同じレースで競うS12クラスの<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/tsujiuchi-ayano" target="_blank">辻󠄀内彩野</a>、<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/sw-saito-genki" target="_blank">齋藤元希</a>がどこまで金メダルに近づけるかも大きなポイント。ベテランと若手が融合した日本チームの躍進に期待が高まる。</p>
<p>text by TEAM A
<p>photo by X-1</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Tue, 13 Oct 2026 22:30:03 +0000</pubDate>
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      <snf:sponsoredLink link="https://www.parasapo.tokyo/topics/130620"  title="水泳×卓球の同姓同名日本代表が再び共演！ アジアパラでは“ダブル元希”に大注目！"  thumbnail="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06175734/20260915-1655.jpg"  advertiser="パラサポ"></snf:sponsoredLink>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[最年長78歳、最年少14歳！元箱根駅伝ランナーも初出場！数字で見るアジアパラ日本代表]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130730</link>
      <guid>130730</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」（以下、アジアパラ）が、いよいよ10月18日に開幕。一部の競技は開会式に先駆けてスタートし、地元・愛知出身の小田凱人（車いすテニス）をはじめ、東京2020パラリンピック・パリ20]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」（以下、アジアパラ）が、いよいよ10月18日に開幕。一部の競技は開会式に先駆けてスタートし、地元・愛知出身の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/oda-tokito" target="_blank">小田凱人</a>（車いすテニス）をはじめ、東京2020パラリンピック・パリ2024パラリンピックのメダリストを含む282選手（10月18日更新）が集結した日本代表選手団。開幕を前に、TEAM JAPANにまつわる「数字」のトピックを紹介する。</p>
<figure id="attachment_130751" aria-describedby="caption-attachment-130751" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/10101615/E2A5338s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130751" /><figcaption id="caption-attachment-130751" class="wp-caption-text">結団式に出席した車いすテニスの小田凱人photo by Atsushi Mihara</figcaption></figure>
<h2>◆最年長「78」歳</h2>
<p>日本代表選手団の最年長はパラ卓球の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/bessho-kimie" target="_blank">別所キミヱ</a>（78歳）で、過去大会の最高齢77歳を今大会で更新する。別所はこれまでにパラリンピックに４度出場し、「バタフライマダム」の愛称で親しまれてきた。今回も、円熟のプレーを見せられるか。70代では同じくパラ卓球の角田セツ（75歳）がいる。また、ベテランが多くいる座位バレーボールは50～60代が６人を占める。</p>
<figure id="attachment_130742" aria-describedby="caption-attachment-130742" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/09214613/20260908-1982s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130742" /><figcaption id="caption-attachment-130742" class="wp-caption-text">78歳10ヵ月で出場するパラ卓球の別所キミヱphoto by X-1</figcaption></figure>
<h2>◆最年少「14」歳</h2>
<p>最年少は、大分市内の中学校に通う14歳の都甲万結（パラ水泳）。同じパラ水泳の山田龍芽も中学２年生で同じ年だ。 なお、山田は男子の日本代表選手として史上最年少での出場となる。今大会の選手団には10代の選手が25人おり、 その中でも、パラ水泳には山田をはじめ、14歳から19歳までの若手が10人出場。２年後のロサンゼルスパラリンピックへ向けて布石となる泳ぎにも期待したい。</p>
<figure id="attachment_130750" aria-describedby="caption-attachment-130750" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/10101349/20260531Final-2028s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130750" /><figcaption id="caption-attachment-130750" class="wp-caption-text">最年少の都甲万結（右）と15歳の佐藤璃來photo by X-1</figcaption></figure>
<h2>◆パリ2024パラリンピック金メダリスト「17」人</h2>
<p>パリパラリンピックで金メダルを獲得した17人が、アジアの頂点をかけて再び集結する。車いすテニスの小田や<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kamiji-yui" target="_blank">上地結衣</a>、パラバドミントンの<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kajiwara-daiki" target="_blank">梶原大暉</a>、パラ水泳の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kimura-keiichi" target="_blank">木村敬一</a>らに加え、車いすラグビーや男子ゴールボールといった団体競技の金メダリストも参戦。世界の頂点を極めたチャンピオンたちがハイレベルなパフォーマンスを披露する。</p>
<h2>◆ 愛知県を居住地とする選手「15」人</h2>
<p>開催地である愛知県を居住地とする選手15人が、地元の声援を受けて大舞台に挑む。車いすテニスの小田（名古屋市）をはじめ、パラ陸上競技の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/ishida-kakeru" target="_blank">石田駆</a>（長久手市）や<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/osima-kengo" target="_blank">大島健吾</a>（瀬戸市）、パラパワーリフティングの<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/odo-hideki" target="_blank">大堂秀樹</a>（名古屋市）ら実績のある選手が揃う。慣れ親しんだ地元の後押しを受け、勝利を目指す彼らの戦いに注目だ。</p>
<figure id="attachment_130760" aria-describedby="caption-attachment-130760" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/10235802/kuno_s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130760" /><figcaption id="caption-attachment-130760" class="wp-caption-text">パラ陸上競技の久野竜太朗は、生まれも育ちも愛知県大府市だ<br />photo by Hiroaki Yoda</figcaption></figure>
<h2>◆J-STARプロジェクトで発掘された選手「31」人</h2>
<p>J-STARプロジェクトで発掘された10代から50代までの選手31人が出場する。同プロジェクトは、世界で活躍する未来のトップアスリートを発掘・育成する国の事業で、前回の杭州大会では、J-STAR出身の18人が金メダル５個を含む計15個のメダルを獲得した。今大会は、10代が８人、20代が15人と若手が中心で、最新の９期からは、パラ水泳の佐藤璃來が出場する。</p>
<h2>◆アジアパラ大会初出場「120」人 </h2>
<p>初出場を果たす選手は120人。日本代表の選手総数282人の約42.6%を占めており、チームの大きな原動力となっている。フレッシュな新戦力が日本チームの勢いになりそうだが、パリパラリンピック金メダリストの<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/hashimoto-katsuya" target="_blank">橋本勝也</a>（車いすラグビー）のように、「パラリンピック経験はあるがアジアパラ大会は初出場」という実力派の存在も注目のひとつだ。</p>
<figure id="attachment_130743" aria-describedby="caption-attachment-130743" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/09214619/aflo_334187769.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130743" /><figcaption id="caption-attachment-130743" class="wp-caption-text">初出場の嶋津雄大も注目選手。2026年のニューイヤー駅伝では区間賞を獲得。実業団で 活躍する、パラ陸上競技の新星だphoto by AFLO SPORT</figcaption></figure>
<h2>◆揃って出場する兄弟「１」組</h2>
<p>先に行われた第20回アジア競技大会では、柔道や卓球をはじめ多くの競技で「きょうだい」の活躍が話題となったが、パラ陸上競技にも注目すべき兄弟がいる。やり投の<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/wakoh-yuta" target="_blank">若生裕太</a>と、２歳下の若生拳太だ。20歳でレーベル遺伝性視神経症を発症した兄・裕太に続き、弟の拳太も2024年に同じ病気を発症。拳太は兄とともに日の丸を背負って世界の舞台に立つことを目標に競技を始め、今大会では一緒に表彰台を目指している。</p>
<figure id="attachment_130757" aria-describedby="caption-attachment-130757" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/10231646/wakobro.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130757" /><figcaption id="caption-attachment-130757" class="wp-caption-text">弟の若生拳太（左）と兄の若生裕太photo by X-1</figcaption></figure>
<p>数字を紐解くことで、日本代表選手団の多角的な魅力が見えてくる。ハイレベルなメダリストたちの競演や、ロサンゼルスパラリンピックに向けた熾烈な出場枠争いからも目が離せない。そして、ここ愛知の地から世界へと羽ばたく新星の誕生にも、大きな期待が寄せられている。</p>
<figure id="attachment_130744" aria-describedby="caption-attachment-130744" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/09214621/071A0137.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130744" /><figcaption id="caption-attachment-130744" class="wp-caption-text">パラバドミントン・河合紫乃など初出場ながら金メダルを狙える選手もphoto by Hiroaki Yoda</figcaption></figure>
<p>※年齢はアジアパラ開会式（2026年10月18日）時点</p>
<p>text by TEAM A
<p>key visual by Atsushi Mihara</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Mon, 12 Oct 2026 22:00:12 +0000</pubDate>
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      <item>
      <title><![CDATA[強豪に食らいついた世界選手権。車いすバスケ女子日本代表「世界8位」の現在地]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130656</link>
      <guid>130656</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[2026年９月、カナダ・オタワで「IWBF車いすバスケットボール世界選手権」が開催された。世界から集った強豪たちに挑んだ女子日本代表。光ったのは、エースの活躍と新戦力の可能性だった。 上がりつつある世界のレベル パリ20]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>2026年９月、カナダ・オタワで「IWBF車いすバスケットボール世界選手権」が開催された。世界から集った強豪たちに挑んだ女子日本代表。光ったのは、エースの活躍と新戦力の可能性だった。</p>
<h2>上がりつつある世界のレベル</h2>
<p>パリ2024パラリンピックでは７位だった女子日本代表。これまでの世界選手権最高順位となるベスト４を目指した大会だった。予選グループリーグの初戦はドイツ相手に３点差の敗戦。オランダ、アメリカといった強豪に大差をつけられ敗れるも、フランス、アルジェリア相手に白星を手にし、グループBを２勝３敗の４位で通過した。</p>
<figure id="attachment_130609" aria-describedby="caption-attachment-130609" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174340/20260912_ITO_1935.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130609" /><figcaption id="caption-attachment-130609" class="wp-caption-text">世界選手権で奮闘した柳本</figcaption></figure>
<p>迎えた準々決勝ではグループA１位のカナダと対戦。<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/yanagimoto-amane" target="_blank">柳本あまね</a>（2.5）が大会中最多の14得点を記録するなど、ラインナップを入れ替えながら得点を重ねて食らいついた。しかし、今大会MVPのカディ・ダンデノーとアリン・ヤングの２人のハイポインターを止めきれず、88-68で敗戦。ベスト４への進出は叶わなかった。</p>
<figure id="attachment_130606" aria-describedby="caption-attachment-130606" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174333/20260916_ITO_17044.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130606" /><figcaption id="caption-attachment-130606" class="wp-caption-text">食らいついたカナダ戦</figcaption></figure>
<p>高さのある各国の選手をどう止めるか。スペイン戦との順位決定戦でもそれを意識して試合に入った。しかし、ハイポインターだけでなく、ローポインターでも得点を重ねてくる相手に、ディフェンスを切り替えて対応しようとしたが上回られた。</p>
<p><a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/zaima-izumi" target="_blank">財満いずみ</a>（1.0）はこう語る。</p>
<p>「ローポインターが２枚出てくるところに明確に点を取らせにいき、ハイポインターのインサイドをとにかく防ぐ戦略で試合に挑んだが、やられたくないところで点を取られてしまった。相手のローポインターも上手い選手が多かった」</p>
<p>「勝って終わりたい」と意気込んで臨んだドイツとの７位決定戦も、全員出場で挑んだが、及ばなかった。</p>
<p>大会を振り返り、添田智恵ヘッドコーチは８位という順位を「世界のレベルが上がってきているのを感じた。ベスト４というよりも、下のシードの相手も、どんどん成長している。そんな中で８位に入ることができたとも言える」と振り返る。</p>
<figure id="attachment_130604" aria-describedby="caption-attachment-130604" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174328/20260909_ITO_2923.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130604" /><figcaption id="caption-attachment-130604" class="wp-caption-text">添田ヘッドコーチ</figcaption></figure>
<h2>輝いたエースの活躍と新たな可能性</h2>
<p>苦しい状況に陥ることも多かったチームを牽引したのは、<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kitada-chihiro" target="_blank">北田千尋</a>（4.5）だった。スコアラーとして１試合平均20.8得点。３ポイントシュートは12本と、大会１位タイの成功数を記録した。</p>
<p>予選のフランス戦では、第４クォーター残り１分から自身の連続得点で同点とし、ブザービーターの２ポイントで土壇場での逆転勝利を手繰り寄せるなど、印象的な活躍もあった。「あれだけ点を取れる、ということが世界に証明できた」と添田ヘッドコーチが語ったように、日本のエースとしての北田の存在は誰もが認めるところだろう。</p>
<figure id="attachment_130605" aria-describedby="caption-attachment-130605" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174331/4f285b7f9a075149760f8485dc0d59ac.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130605" /><figcaption id="caption-attachment-130605" class="wp-caption-text">高い得点力でチームを引っ張った北田</figcaption></figure>
<p>北田はこう振り返る。</p>
<p>「自分が積極的に点を取りに行って起点になることで、相手もボールを持っていなくても自分のところについてきてくれることもあった。とにかく自分が点を取り続けること、そしてそこで起点になって周りにパスを供給し、もっと味方にフリーの状況を作っていくことが今後の課題」</p>
<p>北田自身が課題として口にしたように、北田を起点として得点を重ねるパターンを確立することができれば、上位の国と渡り合う上で武器となる。</p>
<p>そうした中で期待されるのは、若手の成長だ。今大会では上野晴香（2.0）、藤原芽花（3.0）、郡司渚名（4.0）の３選手が世界選手権デビューを果たし、出場時間が短いながらも各選手の持ち味を発揮した。「未来へつながる」と北田が話したように、３選手をはじめとする新戦力が成長していけば、チームにさらに深みを出せるだろう。</p>
<figure id="attachment_130668" aria-describedby="caption-attachment-130668" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07183038/20260910_ITO_7043.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130668" /><figcaption id="caption-attachment-130668" class="wp-caption-text">初の世界選手権を経験した郡司（左）と藤原</figcaption></figure>
<p>コート、ベンチを問わず声を出し、チーム一丸となった戦いが持ち味の女子日本代表。「全員バスケ」をさらに高めていく道の半ばだ。</p>
<h2>「ロサンゼルスにもなんとしてでも出たい」</h2>
<p>今回の世界選手権は、男子と同様、女子も意外な結末を迎えた。パラリンピック２連覇中のオランダが、準決勝で開催国カナダにまさかの敗戦。決勝ではカナダとアメリカが接戦を繰り広げ、アメリカが優勝を掴んだ。</p>
<p>今大会の結果を受け、女子ではアメリカゾーンに２枠、ヨーロッパゾーンに２枠、ロサンゼルス2028パラリンピック出場枠が割り当てられた。日本が属するアジア・オセアニアゾーンには出場枠の割り当てがなかったため、女子日本代表は、2028年に開催される予定の世界最終予選への出場、そしてそこでのパラリンピック出場権獲得を目指すことになる。</p>
<figure id="attachment_130607" aria-describedby="caption-attachment-130607" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174335/20260916_ITO_16870.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130607" /><figcaption id="caption-attachment-130607" class="wp-caption-text">２年後に向けて、さらなる進化が期待される</figcaption></figure>
<p>ロサンゼルス2028パラリンピックの出場枠は８つ。今大会８位だった日本は危機感をもって取り組まなければならないと北田は語る。</p>
<p>「日本の女子は、世界選手権・パラリンピックに出れない期間が長く続いていたが、東京パラリンピックでは自国開催枠ではあったが出られて、パリパラリンピックでは自力で出場権を掴むことができた。この世界への道を閉ざすわけにはいかない。未来につなげるためにも、ロスにもなんとしてでも出たい」</p>
<figure id="attachment_130608" aria-describedby="caption-attachment-130608" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174338/20260914_ITO_2709.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130608" /><figcaption id="caption-attachment-130608" class="wp-caption-text">未来への責任感をにじませる北田</figcaption></figure>
<p>２年後の大舞台を目指し、矜持をもって前に進み続ける。</p>
<p>text by Parasapo
<p>photo by JWBF/X-1</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Wed, 07 Oct 2026 22:00:46 +0000</pubDate>
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      <snf:sponsoredLink link="https://www.parasapo.tokyo/topics/111420"  title="2008年以来のパラ自力出場を決めた！ 車いすバスケットボール女子日本代表・最終予選の記憶"  thumbnail="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/23201503/20240420_ITO_15039.jpg"  advertiser="パラサポ"></snf:sponsoredLink>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[過去最高6位も「このままじゃ危ない」車いすバスケ男子日本代表が世界で抱いた危機感]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130653</link>
      <guid>130653</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[2026年９月、カナダ・オタワで開催された「IWBF車いすバスケットボール世界選手権」。車いすバスケットボールではパラリンピックに次ぐ重要な大会で、男子日本代表は収穫と課題それぞれを持ち帰り、世界での立ち位置を改めて意識]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>2026年９月、カナダ・オタワで開催された「IWBF車いすバスケットボール世界選手権」。車いすバスケットボールではパラリンピックに次ぐ重要な大会で、男子日本代表は収穫と課題それぞれを持ち帰り、世界での立ち位置を改めて意識することとなった。大会を振り返る。</p>
<h2>こぼれ落ちた２つの勝利</h2>
<p>パリ2024パラリンピックの出場権を逃し、長らく世界の舞台から遠ざかっていた男子日本代表。世界選手権は２大会ぶりの出場だった。</p>
<figure id="attachment_130644" aria-describedby="caption-attachment-130644" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07001022/20260912_ITO_16057.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130644" /><figcaption id="caption-attachment-130644" class="wp-caption-text">予選グループリーグ最終戦のスペイン戦に60-54で勝利</figcaption></figure>
<p>予選のグループリーグ初戦のポーランド戦では、前半に大きくリードを許しながらも逆転勝ち。波に乗ると、続くコロンビア、スペインとの試合も制し、グループCを首位で通過。
<p>決勝トーナメント初戦の相手となったイランはヘッドコーチらのビザが下りず大会を辞退しており、日本の20-0での不戦勝扱いに。準々決勝でイギリスと対戦した。</p></p>
<p>前半はディフェンスが機能し、<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/chokai-renshi" target="_blank">鳥海連志</a>（2.5）、<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/kozai-hiroaki" target="_blank">香西宏昭</a>（3.5）らの得点で、40-24と大きくリード。しかし後半、イギリスにアジャストされていき、第４クォーター中盤でついに逆転を許す。最後はファウルゲームを仕掛けるも実らず。66-68とワンゴール差での敗戦に、鳥海は「もっと上を目指せたし、自分たちの実力はしっかりとベスト４に入る力があった」と悔しさを口にした。</p>
<figure id="attachment_130640" aria-describedby="caption-attachment-130640" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07001012/20260915_ITO_25800.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130640" /><figcaption id="caption-attachment-130640" class="wp-caption-text">接戦を繰り広げるも敗れたイギリス戦</figcaption></figure>
<p>その後、「もともと自分たちが掲げていた目標はトップ５に入ること。そこに向けて自分たちがやってきたことをもう１回出そうとチームで話した」（香西）と、切り替えて順位決定戦のポーランド戦に勝利。</p>
<p>迎えた５位決定戦は、東京2020パラリンピック決勝以来の顔合わせとなる強豪アメリカとの試合。前半はリードするも、後半開始から流れを持っていかれ、相手の厳しいマークに苦しんだ。「得点が伸びなくなりついていけなくなったところと、向こうがメンバーチェンジをしてきた時に、うまくアジャストできなかったところ。あとは僕自身のベンチワークにも課題があったと思う。選手に申し訳なかった」と京谷和幸ヘッドコーチは振り返る。逆転を許し、追いすがるも、強かな相手の背中には届かなかった。</p>
<figure id="attachment_130646" aria-describedby="caption-attachment-130646" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07001027/20260918_ITO_10213.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130646" /><figcaption id="caption-attachment-130646" class="wp-caption-text">アメリカ戦では香西も厳しくマークされた</figcaption></figure>
<h2>「もっと上を目指せた」さらなる高みに行くために</h2>
<p>目標の５位には及ばずも、過去最高順位となる６位で大会を終えた男子日本代表。大会を総括して、「ディフェンスは世界のトップレベルにあると、確実に今回の大会で証明できた」と京谷ヘッドコーチが話したように、敗れた試合があったとはいえ、ディフェンスは日本の大きな武器となったと言えるだろう。</p>
<p>そして、近年海外で武者修行を重ねてきた選手たちのパフォーマンスも光った。鳥海は今大会平均19.2得点・11.2アシスト・10.5リバウンドと平均トリプルダブルを記録。<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/akaishi-ryuga" target="_blank">赤石竜我</a>（2.5）も、トップでボールをさばきつつ、アウトサイドからの得点力も要所で見せ、ほぼフル出場。<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/takamatsu-yoshinobu" target="_blank">髙柗義伸</a>（4.0）もインサイドで存在感を発揮した。</p>
<figure id="attachment_130645" aria-describedby="caption-attachment-130645" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07001024/20260912_ITO_12135.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130645" /><figcaption id="caption-attachment-130645" class="wp-caption-text">髙柗は大会５位の平均9.0リバウンドを記録した</figcaption></figure>
<p>ベテラン勢も、香西はチーム２位の平均16.0得点と高い得点能力を発揮しつつ、シックスマンとしてフロアを落ち着かせるなど重要なピースに。<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/fujimoto-reo" target="_blank">藤本怜央</a>（4.5）もここぞという場面でのシュートを決め、チームを支えた。</p>
<p>スペインのチームでプレーし、コートの中でのゲームコントロールにフォーカスして練習してきたという鳥海は、こう振り返る。</p>
<p>「今回の大会で（取り組んできたことが）形になったし、世界の中でもそういう認識を持ってもらえたのではないか。周りの選手たちも、シューティングは特にフォーカス当てて取り組んできたと思うし、それぞれのリーグ・チームでひとつずつスキルを上げていっている」</p>
<figure id="attachment_130643" aria-describedby="caption-attachment-130643" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07001020/20260915_ITO_17542.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130643" /><figcaption id="caption-attachment-130643" class="wp-caption-text">ドイツのチームでプレーする赤石</figcaption></figure>
<p>しかし、イギリス戦、アメリカ戦は試合中に対策してきた相手を跳ね返せず、敗北を喫した。上位に食い込むためには、そうした相手をさらに上回れるような、チームとしてのさらなる成熟が必要だ。</p>
<p>鳥海は次のように語る。</p>
<p>「相手のチームの特徴に合わせたディフェンスの守り方、誰が試合の中でホットになっているかも含めて、チームとしていろんなことを変化させアジャストしていくことなど、深い解像度をもって取り組んでいくことが、これから課題になってくる。
<p>個人個人のスキルアップも、足し算として換算していくのではなく、掛け算としてどう作っていくかというところが、チームの底力みたいなところにつながってくる」</p></p>
<p>赤石も課題を口にする。</p>
<p>「海外でプレーしている選手が多い中で、チームとして成熟度を高めていくことは簡単なことではないが、それをやらなければならない。日本は個のスキルが上がってきていて世界に通用するレベルまできているかもしれないが、まだまだ弱い部分がある」</p>
<p>手応えと共に感じた、立ちはだかる各国の手強さ。先を見据える選手たちのまなざしは厳しい。</p>
<h2>「決して簡単な道じゃない」</h2>
<p>今大会、パラリンピック３連覇のアメリカが準々決勝でイタリアに敗れるなど、勢力図の変化を感じさせた。男子は大会MVPに輝いた21歳のジェイレン・ブラウンを擁するオーストラリアが優勝した。</p>
<p>ロサンゼルス2028パラリンピックの出場枠は８つ。今回の世界選手権では、上位４ヵ国が所属するゾーンにパラリンピック出場枠が割り当てられ、男子はヨーロッパゾーンに３枠、アジア・オセアニアゾーンに１枠が配分された。今後、それぞれのゾーン内での大会により出場国が決定する。残る４枠は、2028年に開催される予定の世界最終予選で争われる。</p>
<p>男子日本代表は、2027年開催予定のアジア・オセアニア選手権で優勝すれば出場権を獲得できる。それが叶わなかった場合は、2028年の世界最終予選へ出場し、そこで出場権獲得を目指す。</p>
<p>パラリンピック出場を果たすには、強豪国とのプレッシャーのかかる試合を一つひとつ勝ち切っていかなければならない。鳥海も気を引き締める。</p>
<figure id="attachment_130647" aria-describedby="caption-attachment-130647" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07001158/20260912_ITO_10914.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130647" /><figcaption id="caption-attachment-130647" class="wp-caption-text">チームとしてのさらなる成長が求められる</figcaption></figure>
<p>「決して簡単な道じゃないなということは、今大会を振り返る上でも、世界の強豪と対峙した時に肌で感じた」</p>
<p>赤石はこのように語る。</p>
<p>「正直このまま行ったら、ロスの切符すら危ないんじゃないかという危機感も個人的にはある。この結果で満足してはいけない。自分たちだけじゃなく、世界も進化していることを考えると、やはりその進化においていかれないように、ここから２年間でチームとしても個人としてもどう進化できるというのが試されると思う」</p>
<figure id="attachment_130648" aria-describedby="caption-attachment-130648" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/07001203/20260912_ITO_11477.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130648" /><figcaption id="caption-attachment-130648" class="wp-caption-text">「日本は強豪国の仲間入りをしつつあるのは間違いない」とも語る赤石</figcaption></figure>
<p>群雄割拠の様相を呈している車いすバスケットボール界。他国を上回り、高みを目指すために、日本代表のさらなる進化に期待したい。</p>
<p>text by Parasapo
<p>photo by JWBF/X-1</p></p>
]]></content:encoded>
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      <pubDate>Wed, 07 Oct 2026 22:00:53 +0000</pubDate>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[水泳×卓球の同姓同名日本代表が再び共演！ アジアパラでは“ダブル元希”に大注目！]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130620</link>
      <guid>130620</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[パラ水泳の齋藤元希と、パラ卓球の齊藤元希。異なる競技で世界に挑む、２人のトップパラアスリートには、漢字表記こそわずかに異なるものの、同じ「げんき」という名を持つ共通点がある。前回の対談記事でも大きな反響を呼んだ２人が再び]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p><a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-swimming" target="_blank">パラ水泳</a>の齋藤元希と、<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-table-tennis" target="_blank">パラ卓球</a>の齊藤元希。異なる競技で世界に挑む、２人のトップパラアスリートには、漢字表記こそわずかに異なるものの、同じ「げんき」という名を持つ共通点がある。<a href="https://www.parasapo.tokyo/topics/115938" target="_blank">前回の対談記事</a>でも大きな反響を呼んだ２人が再び登場。同姓同名ならではのエピソードから、それぞれのプライベート、そしてアジアパラに向けた意気込みまで、和気あいあいとしたトークを繰り広げた。 </p>
<div class="enclosure">
<p><a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/sw-saito-genki" target="_blank">齋藤元希</a>（さいとう・げんき）｜パラ水泳
<p>パラ水泳日本代表。山形県北村山郡出身、スタイル・エッジ所属。27歳。もしアスリートになっていなかったら、なっていたのは「鍼灸師」。<img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174419/20260915-1634.jpg" alt="" width="780" height="585" class="alignnone size-full wp-image-130613" /></p>  <div class="enclosure-border"></div></p>
</div>
<div class="enclosure">
<p><a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/tt-saito-genki" target="_blank">齊藤元希</a>（さいとう・げんき）｜パラ卓球
<p>パラ卓球日本代表。山形県生まれ・神奈川県横浜市出身、プランテック所属。25歳。もしアスリートになっていなかったら「バックパッカー」として世界を旅していた。<img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174421/20260915-1612.jpg" alt="" width="780" height="585" class="alignnone size-full wp-image-130614" /></p>  <div class="enclosure-border"></div></p>
</div>
<h2>本人より先に「荷物」が交流!? アジアパラでの出会い</h2>
<p><strong>――前回の対談記事の反響はいかがでしたか？</strong></p>
<p><font color="blue"><strong>齋藤元希（以下、水泳の元希）：</strong></font>パリ2024パラリンピック前の合宿中に公開されたので、水泳チームから「本当に同姓同名なんだね！」ってすごく言われました（笑）</p>
<p><font color="red"><strong>齊藤元希（以下、卓球の元希）：</strong></font>僕もです！ 漢字は「齋」と「齊」でちょっと違いますけど、読み方は全く同じですからね。 </p>
<figure id="attachment_130616" aria-describedby="caption-attachment-130616" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174426/20260915-1060.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130616" /><figcaption id="caption-attachment-130616" class="wp-caption-text">将来は地元に帰りたいという山形出身のスイマー齋藤元希</figcaption></figure>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>僕たちの出会いって、2018年にインドネシアで行われたアジアパラでしたよね。選手村でなぜか僕だけ卓球チームとは違うフロアに案内され、違う荷物が届いて（笑）そこで初めて元希くんのことを知ったんです。</p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>そうそう！ 本人より先に荷物だけが交流していたという（笑）。僕のスーツケースが間違えて卓球の元希くんの部屋に運ばれちゃって。僕もタグを見て「僕の筆跡じゃないな」って気づいて返した記憶があります。</p>
<figure id="attachment_130626" aria-describedby="caption-attachment-130626" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06224238/20260915-142.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130626" /><figcaption id="caption-attachment-130626" class="wp-caption-text">毎年山形の親戚が送ってくれる「さくらんぼ」などが楽しみだという卓球の齊藤元希</figcaption></figure>
<h2>初めて行った海外は２人ともイタリア！</h2>
<p><strong>――初めて行った海外の思い出はありますか？</strong></p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>僕はクラス分けを受けに行くために行った、ヨーロッパのどこだったかな……。右も左も分からない状態で行きました。 </p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>初めての国際大会はイタリアのリニャーノでした。複合施設で体育館とプールが一緒になっている場所です。</p>
<figure id="attachment_130625" aria-describedby="caption-attachment-130625" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06224232/20260915-21.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130625" /><figcaption id="caption-attachment-130625" class="wp-caption-text">カフェめぐりが趣味の卓球・齊藤元希（左）と歴史好きの水泳・齋藤元希</figcaption></figure>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>同じ場所だ！ 初めての海外は、イタリアです。 ガラス張りのプールで、周りに林があるところですよね。</p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>そうです！ 食堂では、マカロニとかニョッキが出ますけど、主食の当たり外れが激しくありませんでした？ メインのお肉を選んだらめちゃくちゃ塩辛いし、魚を選ぶと川魚感がすごくて……（笑）</p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>確かにあの川魚感はすごかった！ 僕、初めての海外遠征で何も知らなかったので日本食も持っていかなくて、食事の少なさと味に本気で困ってました。</p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>デザートにフルーツが丸ごと出てきて「ナイフで切れ」みたいな感じでしたしね。最初は敷地からの出方も分からなくて缶詰状態でした（笑）</p>
<figure id="attachment_130618" aria-describedby="caption-attachment-130618" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174431/20260915-932.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130618" /><figcaption id="caption-attachment-130618" class="wp-caption-text">「卓球を通して他国の選手と交流するのが楽しいです」</figcaption></figure>
<h2>転戦の過密さと競技システムの「違い」</h2>
<p><strong>――お互いの競技システムやスケジュールの違いについてはいかがですか？</strong></p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>パラ卓球は世界各地でツアー大会が年間10大会以上あって、とにかく移動と試合の連続なんです。アジアパラや世界選手権が同じ年に重なる年もあり、本当に休みがないくらい転戦しています。しかも今期はクラス４と５が一時的に統合されて、アジアパラでも激戦必至なんです。アジアは、中国と韓国に加えタイやインドネシアなど新興国も強くて、パリパラ以上にハイレベルな戦いになりますね。 </p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>パラ卓球のスケジュールを聞くと、パラ水泳は遠征が少ないように思いますね。パラ水泳は年間で大きな国内大会が数回と国際大会が１〜２回ほど。勝敗のランキングというよりは、自分が目指すタイムや大会の標準記録（MQS）を切ることが重要になります。 夏に大きな大会があって、その後ちょっと休んで、３月の代表選考レースに向けてトレーニング期に入ります。</p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>結局休める時期は少ないんですね。水泳はいろんな種目がありますが、元希くんはいつも何種目出るんですか？ </p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>僕は100m自由形、100mバタフライなど５種目です。 </p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>５種目!? 体力お化けですね（笑）</p>
<h2>これで「ダブル元希」マスター!?　 素顔に迫る直感クイズ</h2>
<p><strong>――ここからは２人の素顔に迫るクイズです！ 直感で答えてください。 </strong></p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>わかりました！</p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>よろしくお願いします！ </p>
<figure id="attachment_130617" aria-describedby="caption-attachment-130617" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174429/20260915-1044.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130617" /><figcaption id="caption-attachment-130617" class="wp-caption-text">２択に悩む水泳の齋藤元希</figcaption></figure>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>まず「朝ごはんはパン派かご飯派か」ですが……僕はあまりこだわりがなくて……３食食べることだけは決めています。</p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>僕は、朝ごはんはミルで淹れたコーヒーとヨーグルト。食べ物はラーメンが好きで、僕は断然、家系です。ほうれん草もトッピングします。山形を裏切ってすみません！ </p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>山形の人はラーメンが好きなんですよね。僕はもちろん醤油ラーメンです！ 遠征から日本に帰ってきたら、まず何を食べたくなりますか？ </p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>僕はお寿司ですね。懐石料理とか、豚カツもいいですね。白米が食べたくなります。</p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>分かります！ 僕はお刺身が好きなので、魚が食べたくなりますね。 </p>
<figure id="attachment_130615" aria-describedby="caption-attachment-130615" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174424/20260915-1133.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130615" /><figcaption id="caption-attachment-130615" class="wp-caption-text">あなたはどっち派!?　「おしるこは、やっぱりつぶあんですね」（水泳の元希）</figcaption></figure>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>お風呂上がりの髪を乾かす時間ってどれくらいですか？ </p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>僕は短髪なので５分で終わっちゃいます。元希くんは？ </p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>僕も10分くらいですね（笑）</p>
<figure id="attachment_130629" aria-describedby="caption-attachment-130629" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06230053/20260915-537.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130629" /><figcaption id="caption-attachment-130629" class="wp-caption-text">寝起きが悪いという卓球の齊藤元希。遠征時は一人部屋で「１分ごとにアラームをかけてから寝ます」</figcaption></figure>
<h2>アジアパラに向けて「ダブル元希」で挑む！</h2>
<p><strong>――最後に、愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会に向けた意気込みをお願いします！ </strong></p>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>パラ卓球はアジアパラの後は世界選手権と遠征が続きますが、しっかりコンディションを整えてアジアパラに臨みたいです。アジアの強豪と戦えるのは楽しみですし、見るほうも楽しめると思います。</p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>日本で開催される大会なので、僕にとっても特別な思いがあります。地元ではパブリックビューイングも予定してもらっているので、最高の泳ぎをお見せしたいです。 </p>
<figure id="attachment_130612" aria-describedby="caption-attachment-130612" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06174417/20260915-827.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130612" /><figcaption id="caption-attachment-130612" class="wp-caption-text">服は黒・白が多いけれど、ゴーグルはオレンジ。「勝ち色を調べたらオレンジで、試しにやってみたら力を発揮できたんです」</figcaption></figure>
<p><font color="red"><strong>卓球の元希：</strong></font>競技は違いますけど、お互いベストを尽くして良いニュースを届けたいですね！ </p>
<p><font color="blue"><strong>水泳の元希：</strong></font>ですね！「ダブル元希」でアジアパラを大いに盛り上げていきましょう！ </p>
<figure id="attachment_130624" aria-describedby="caption-attachment-130624" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/06224230/20260915-336.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130624" /><figcaption id="caption-attachment-130624" class="wp-caption-text">ダブル元希が出場するアジアパラは、10月16日から競技がスタートする</figcaption></figure>
<p>text by Asuka Senaga
<p>photo by X-1</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Tue, 06 Oct 2026 22:00:46 +0000</pubDate>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[「どこで花を咲かせるか」両親の教えを胸に世界を圧倒する、パラバドミントン河合紫乃]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130578</link>
      <guid>130578</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[国際大会で圧倒的な強さを誇るパラバドミントンの河合紫乃（SL3）。現在の強さには理由がある。その背景を語ってもらった。 河合 紫乃（かわい・しの）｜パラバドミントン 1992年富山県生まれ。法政大学卒業後、S/Jリーグ選]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>国際大会で圧倒的な強さを誇る<a href="https://www.parasapo.tokyo/sports/para-badminton" target="_blank">パラバドミントン</a>の河合紫乃（SL3）。現在の強さには理由がある。その背景を語ってもらった。</p>
<div class="enclosure"><p><strong>河合 紫乃（かわい・しの）｜パラバドミントン</strong>
<p>1992年富山県生まれ。法政大学卒業後、S/Jリーグ選手として活動。ケガによる手術の後遺症で車いす生活に。パラフェンシングで東京2020パラリンピック、パリ2024パラリンピックを目指すも出場を逃す。その後、壊死した左脚を切断し、パラバドミントンに転向。フェイントを武器に瞬く間に世界ランキング１位に。愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会、そしてロサンゼルス2028パラリンピックで金メダルを目指す。セイリン所属。</p><div class="enclosure-border"></div></p>
</div>
<h2>少年団のイベントに魅かれて始めたバドミントン</h2>
<p>祖父は卓球、両親はテニスというスポーツ一家で育ちました。私も体を動かすのが好きで、小学校入学時点で水泳とドッジボールをしていたと記憶しています。また、両親と兄と一緒に毎日ジョギングをして、マラソン大会に出たりもしていました。</p>
<p>小学校の少年団でバドミントンを始めたのは、小学３年生のときです。夏はバーベキュー、冬はスキー合宿があり、そこに参加したいというよこしまな理由からです。ところが、始めてすぐにバドミントン自体を楽しいと感じるようになりました。というのも、最初に習った「シャトルすくい」にみんなが苦戦する中、私はすぐにできてしまって。教えてもらったことや見たことを再現するのが得意だったのです。どんなことでも、できるようになるのは楽しいもの。自分でもわかるほどぐんぐん上達し、夢中になっていきました。一年後にはあちこちで勝てるようになり、富山県のバドミントン大会では４年生から６年生まで３年連続で優勝しました。</p>
<figure id="attachment_130584" aria-describedby="caption-attachment-130584" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/02225939/kawai05.png" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130584" /><figcaption id="caption-attachment-130584" class="wp-caption-text">小学生時代の河合<br />photo provided by kawai herself</figcaption></figure>
<h2>「高校で花を咲かせたい」との思いが実り、高校で全国５位に</h2>
<p>中学でも相変わらず富山県では優勝できていたのですが、その一つ上の北信越大会となると、なかなか勝ち切ることができませんでした。負けると悔しくて、自宅裏にある牧場で牛を見ながらよく泣いたものです。ただ、両親が常々、「どこで花を咲かせるかが大切」と言ってくれていて、私は高校で、と思い定めていました。そのため、泣いた後はすぐに頭を切り替えられました。</p>
<p>高校は、バドミントンの強豪校である富山商業高校に進学。１年のうち休みは１月１日だけと非常にハードでしたが、両親のサポートを受けながら頑張ったかいがあり、高校２年時に全日本ジュニアダブルスで５位になりました。当時、世代最強と謳われていた松友美佐紀選手（リオデジャネイロ2016オリンピック女子ダブルス金メダル）と対戦しての結果でしたし、自分なりに手ごたえもあったため、自信につながりました。</p>
<figure id="attachment_130583" aria-describedby="caption-attachment-130583" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/02225934/kawai01-1.png" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130583" /><figcaption id="caption-attachment-130583" class="wp-caption-text">強豪校で過ごした高校時代（写真手前が河合）<br />photo provided by kawai herself</figcaption></figure>
<h2>股関節の痛みを抱えながら臨んだインカレで団体優勝</h2>
<p>大学は、全国大会優勝者を多数輩出している法政大学に進学したのですが、入学してすぐの５月にまず右膝が、次に右の股関節も痛み始めました。股関節の安定性と柔軟性を高めて可動域を広げたほうがいいと言われたため、トレーニングに取り組んだところ、股関節が損傷。そこからリハビリの日々が始まりましたが、結局治らず、医師からの勧めもあって、２年生の２月ごろ手術に踏み切りました。診断は「股関節唇損傷（こかんせつしんそんしょう）」とのことでした。</p>
<p>これで良くなるかと思いきや、今度は手術前とは異なる痛みや違和感に悩まされるようになりました。とはいえ、大学は４年間しかありません。我慢しながらやり切るしかないと、３年の秋ごろに無理やり復帰。痛みを抱えながらも４年時にインカレ個人戦に出場し、団体でも優勝を体験。その際は本当に感動しました。ただ、これ以上競技を続けるのは無理だろうと、大学卒業を機に競技を引退するつもりでいました。ところが、意図せず実業団チームでプレーを続けることになったのです。</p>
<figure id="attachment_130581" aria-describedby="caption-attachment-130581" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/02225926/kawai02.png" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130581" /><figcaption id="caption-attachment-130581" class="wp-caption-text">大学時代の河合（前列左から３人目）<br />photo provided by kawai herself</figcaption></figure>
<h2>実業団入りするも車いす生活に。再起のきっかけはスポーツへの情熱</h2>
<p>社会人での所属先は、国内トップリーグ「S/Jリーグ」の北國銀行（石川県）でした。手術後も痛みがあった右股関節をかばっていたのか、次第に左股関節も痛むようになっていたのですが、社会人２年目の頃、ついに歩けなくなり、両脚の股関節を手術することになりました。手術後、左股関節がさらにおかしくなったため、また手術。再発してまた手術。最終的に計３回手術した左脚は動かなくなり、車いす生活になりました。</p>
<p>入院中からメンタルが落ち込んでいたのですが、足が痛むのもメンタルのせいだと言われたのは心外でした。退院後、紹介状を持ってあちこちの病院に行ったのですが、どこでも最終的には精神科に回されて精神安定剤を処方されて。ずっと意識がぼんやりしていて、自分が今、生きているのか死んでいるのかさえわからないという状態にまで陥りました。あのままではどうなっていたか、わからなかったと思います。</p>
<p>どん底から再起するきっかけとなったのが、スポーツです。先の入院中、お見舞いに来てくれた大学の１学年下の後輩が「一緒に東京オリンピック・パラリンピックに出ようよ」って言ってくれたことがあったのですが、その後輩が国際大会で優勝した姿を偶然、テレビで観て心が動きました。私もインカレ優勝時に感じたあの感動をもう一度、味わいたい。そのためにも、がんばってスポーツをしようと思えたのです。</p>
<h2>勝ちたい気持ちを呼び戻してくれたパラフェンシング</h2>
<p>やるからには、本気でパラリンピックを目指せる競技に取り組みたい。そう考えて選んだのがパラフェンシングです。車いすでできるし、対人競技でかけ引きもあるところはバドミントンに通じるところがあるのではと思ったのです。ところが、実際にやってみると、バドミントンより思考もプレーもスピードが求められる競技だなと思いました。それに、剣が自分の体に当たるとものすごく痛いんです。実際、肋骨に何回かヒビが入りました。ほとんど格闘技のようなものです。</p>
<figure id="attachment_130582" aria-describedby="caption-attachment-130582" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/02225930/kawai03-1.png" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130582" /><figcaption id="caption-attachment-130582" class="wp-caption-text">パラフェンシングを始めた河合photo provided by kawai herself</figcaption></figure>
<p>東京パラリンピックに向けてはエペとフルーレの２種目に、パリパラリンピックに向けてはサーブルという種目に取り組みましたが、どちらも出場はかないませんでした。それでも、勝ちたいという気持ちをもう一度思い出させてくれたパラフェンシングには感謝しています。</p>
<figure id="attachment_130580" aria-describedby="caption-attachment-130580" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/02225921/kawai04-1.png" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130580" /><figcaption id="caption-attachment-130580" class="wp-caption-text">パラフェンシング時代の河合photo provided by kawai herself</figcaption></figure>
<h2>「まだできるんだ」とバドミントンに“復帰”</h2>
<p>実はパリパラリンピックの前年の2023年５月ごろに、「またバドミントンをしたい」という気持ちが芽生え始めていました。きっかけは、元バドミントン日本代表選手の友人と偶然、ナショナルトレーニングセンターで再会し、「もう一回やってみない？」と誘われたことです。無理だと思ったものの、試しに車いすでバドミントンをしてみたら驚くことに30分で感覚が戻りました。「私、まだできるんだ」と思いましたし、「車いすフェンシングをやり切ってからパラバドミントンに転向しよう」と気持ちが変わっていきました。</p>
<p>2024年６月に左脚の大腿を切断。股関節は残しましたが麻痺して動かないため、通常は股関節がない人が使う骨盤帯付きの義足を使っています。右脚もずっと使っていなかったので細かったのですが、徐々に筋肉がついてきて、現役時代の太さに戻りつつあります。プレーの感覚も現役時代に近づきつつありますが、もちろん全く同じというわけにはいきません。それでも、義足の選手は勝てないと言われているSL3というカテゴリで、現役時代に身につけたプレーを武器に義足でも勝てることを証明し続けます。</p>
<figure id="attachment_130586" aria-describedby="caption-attachment-130586" style="width: 2560px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/10/02230106/071A0118-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1707" class="size-full wp-image-130586" /><figcaption id="caption-attachment-130586" class="wp-caption-text">パラバドミントンで活躍が期待される河合	photo by Hiroaki Yoda</figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>国際大会の舞台で圧倒的な強さを見せつけている河合。アジアパラ、そしてロスパラリンピックに向けて視界は良好だ。どんな試合を見せてくれるか、これからも目が離せない。</strong></p>
<p>text by TEAM A
<p>key visual by Hiroaki Yoda</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Sun, 04 Oct 2026 22:00:43 +0000</pubDate>
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      <snf:sponsoredLink link="https://www.parasapo.tokyo/topics/129992"  title="左足切断・競技転向から一躍、ロス金メダル候補へ。パラバド超大型「新人」河合紫乃"  thumbnail="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/08/04132324/071A0081.jpg"  advertiser="パラサポ"></snf:sponsoredLink>
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      <item>
      <title><![CDATA[「選手は全員女子中学生」から川澄奈穂美ら輩出！歴史を変えたなでしこクラブ30年の軌跡]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130519</link>
      <guid>130519</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[今年のワールドカップで高まった日本のサッカー熱。男子日本代表の活躍が記憶に新しいが、女子日本代表も負けていない。2011年の女子サッカーワールドカップ優勝という金字塔をはじめ、現在は海外のビッグクラブで活躍する選手も増え]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>今年のワールドカップで高まった日本のサッカー熱。男子日本代表の活躍が記憶に新しいが、女子日本代表も負けていない。2011年の女子サッカーワールドカップ優勝という金字塔をはじめ、現在は海外のビッグクラブで活躍する選手も増え、国内でもWEリーグが発足。日本の女子サッカーは着実にレベルアップを果たしてきた。</p>
<p>しかし、かつての日本では、女子が中学・高校になってもサッカーを続けられる場所はほとんどなかった。</p>
<p>そんな時代に、「女の子たちが大好きなサッカーを続けられる場所をつくりたい」という思いから誕生したのが、神奈川県大和市をホームタウンとする女子サッカークラブ・大和シルフィードだ。</p>
<p>創設から約30年。現在は競技力の向上だけでなく、女子サッカー体験会や、エンパワーメントプロジェクトなど、年間11ものイベントを展開している。
<p>こうした活動には、他とはちょっと違うクラブ創設の物語や、ホームタウン「大和市」ならではのサッカーの歴史にちなんだ思いが詰まっていた。</p></p>
<h2>設立当初、メンバーは全員女子中学生だった</h2>
<figure id="attachment_130520" aria-describedby="caption-attachment-130520" style="width: 1068px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114546/002.jpg" alt="" width="1068" height="610" class="size-full wp-image-130520" /><figcaption id="caption-attachment-130520" class="wp-caption-text">創設当初の大和シルフィード</figcaption></figure>
<p>大和シルフィードは神奈川県大和市をホームとする女子サッカークラブだ。大和市は、1970年代頃からすでに女子サッカーの土壌がある、当時としては珍しい地域だった。</p>
<p>クラブの創設者である大和シルフィードの加藤貞行会長は、当時小学生だった娘さんがサッカーを始めたのをきっかけに、地元のサッカークラブ・林間レモンズと関わるようになる。子どもたちの真剣な姿に心を打たれ熱心にサポートするうちに、チームのコーチを任されるようになった。</p>
<p>だが、子どもたちがどんなに熱心にサッカーに打ち込んでも、小学校卒業後の女子選手の受け入れ先がない。そこで、中学・高校生年代になってもサッカーを続けられる環境を作ろうと、1998年に大和シルフィードを立ち上げた。</p>
<p>そのため設立当初、大和シルフィードの選手は全員が中学生。その中に後にワールドカップ女子日本代表として活躍する川澄奈穂美選手、上尾野辺めぐみ選手がいた。その後、同クラブはなでしこリーグに昇格し、海外のクラブチームで活躍する選手を輩出するなど、全国でも注目を浴びる存在となった。</p>
<p>また大和市も「女子サッカーのまち」を掲げ、地域全体で大和シルフィードを応援するなど、大和シルフィードは地域に密着したクラブとなっている。</p>
<h2>女子サッカークラブだからこそできること</h2>
<figure id="attachment_130521" aria-describedby="caption-attachment-130521" style="width: 1566px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114551/6348ba348d9ca30859f4c8a43b1f1733.jpg" alt="" width="1566" height="1044" class="size-full wp-image-130521" /><figcaption id="caption-attachment-130521" class="wp-caption-text">大和シルフィードの選手と一緒にピッチへ入場するエスコートキッズたち</figcaption></figure>
<p>スポーツ、サッカーで地域を元気にする。</p>
<p>そう話すのは、大和シルフィード株式会社代表取締役社長の橋本紀代子さんだ。</p>
<p>「チームを強くしてたくさんのお客さんに来ていただいて応援してもらう、それはもちろんですが、女子サッカークラブだからこそできることを地域に還元し、社会課題を解決することを、我々は非常に大事にしています。</p>
<p>たとえば、障がいの有無に関係なくスポーツを楽しめるインクルーシブな場を作ること。また、ウーマンエンパワーメントを掲げ、女性の活躍の場や、女性の健康あるいは女の子たちのためのスポーツの場、スポーツの機会といったことに関連するアクションをしています」（橋本社長、以下同）</p>
<figure id="attachment_130522" aria-describedby="caption-attachment-130522" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114554/004.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="size-full wp-image-130522" /><figcaption id="caption-attachment-130522" class="wp-caption-text">切断の障がいがある人がプレーするアンプティサッカーを体験できるブースも</figcaption></figure>
<p>今年６月に行われた「インクルーシブスタジアムデー」では、同クラブのホームスタジアム・大和なでしこ三機スタジアムで、大和シルフィードのアカデミーチームと神奈川県障がい者女子サッカードリームチームのエキシビションマッチを開催。</p>
<p>会場ではサッカー未経験者や障がいのある人、運動が苦手な人など、さまざまな来場者が、パラスポーツ体験ブースで電動車いすサッカーやブラインドサッカー、アンプティサッカーなどを楽しんだり、誰でも参加できるウォーキングフットボールイベントで汗を流したりした。</p>
<p>「インクルーシブスタジアムデーは、今年で５年目となるアクションです。サッカーを見て楽しんでくださる人は健常者だけではありません。大和市だけを見ても人口約24万人のうち、障害者手帳を持っている人は１万人近くいます。我々のアクションとしては、どんな人でもサッカーを楽しめる、スポーツを楽しめる場を作っていきたいと考えています」</p>
<h2>今は考えられないような未来を、この手でつくる</h2>
<figure id="attachment_130523" aria-describedby="caption-attachment-130523" style="width: 2016px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114600/005.jpg" alt="" width="2016" height="1344" class="size-full wp-image-130523" /><figcaption id="caption-attachment-130523" class="wp-caption-text">「エンパワーメントプロジェクト」で、選手やスタッフと触れあいながら、身体を動かす楽しさを体験する子どもたち</figcaption></figure>
<p>こうした活動はすぐに目に見えるような効果が出るものではないが、それでも橋本さんは、「続けること」に大きな意味があると話す。実際に活動を継続してきたことで、少しずつ変化も生まれてきたという。</p>
<p>「継続している取り組みの１つに『エンパワーメントプロジェクト』というアクションがあります。子どもたちを集めて、選手たちと一緒にサッカーを楽しんでもらったり、ワークショップに取り組んだり、将来の夢に向けたアクションを考えたりするプログラムです。</p>
<p>参加する子どもたちは、スポーツが苦手、スポーツをやめてしまったという子や、女の子も、男の子もいてさまざまです。障がいのある子どもたちも参加してくれていますが、大和シルフィードがやるイベントは障がいがあっても参加していいんだということを認知してもらえたようで、イベントだけでなくクラブのホームゲームを見に来てくれたり、我々がやる他のイベントにも積極的に参加してくれる方もいらっしゃいます」</p>
<figure id="attachment_130524" aria-describedby="caption-attachment-130524" style="width: 2064px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114607/006.jpg" alt="" width="2064" height="1376" class="size-full wp-image-130524" /><figcaption id="caption-attachment-130524" class="wp-caption-text">「エンパワーメントプロジェクト」のひとコマ。大和シルフィードの選手・スタッフがファシリテーターとなって対話をし、子どもたちの将来的なアクションをエンパワーメントしていく</figcaption></figure>
<p>近年、日本でも町や建物のバリアフリー化が進んでいるとはいえ、やはり障がいのある人の中には、健常者と一緒のイベント参加や、初めて行くスタジアムでのスポーツ観戦はハードルが高いと感じる人もいるだろう。</p>
<p>「でも大和シルフィードが開催するイベントなら、大和シルフィードの試合なら行ってみようと思ってもらえるようになってきているので、それはすごく嬉しいですね」</p>
<p>とはいえ、まだまだ課題はあると橋本さんは冷静に現状を分析する。というのも、スポーツ庁が実施した「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、中学生の場合、男子に比べて女子のスポーツ離れが深刻化しているという結果が出ているからだ。</p>
<p>実際に女子サッカークラブの大和シルフィードが開催するイベントでさえ、参加する子どもたちの男女比はよくて半々だという。</p>
<p>「これがもしＪリーグのチームが開催するイベントだったら、参加者自体はたくさん集まるけれども、男の子が多くなるだろうと思います」</p>
<p>橋本さんが言うように、女子サッカーが盛り上がってきているとはいえ、Jリーグの男子サッカーに比べると、なでしこ主催のイベントや試合の観客数は少ないという現実がある。</p>
<p>「我々はいろんなアクションをしていますが、それがもっと周知されて、広がっていくためには、１つは大和シルフィードがしっかり大きくなったり、強くなったりしていくことが不可欠です。そしてもう１つ大切なのは、今やっているようなアクションの数を増やし、さらに単発ではなく続ける、継続していくことだと思っています」</p>
<figure id="attachment_130525" aria-describedby="caption-attachment-130525" style="width: 1440px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114613/007.jpg" alt="" width="1440" height="960" class="size-full wp-image-130525" /><figcaption id="caption-attachment-130525" class="wp-caption-text">試合を観戦するサポーターの皆さん。大和シルフィードのイベント参加を通じて、ファンになる人も多いという</figcaption></figure>
<p>日本は、ジェンダーギャップ指数の順位が世界的に見て低い。女子サッカークラブが強くなり、さらに社会活動を継続してその認知度を高めていくのには、まだ長い道のりがある。</p>
<p>「私も子どもの頃からサッカーをやっていましたが、日本の女子サッカーが2011年にワールドカップで優勝したとか、なでしこリーグがこんなに大きくなってチーム数が増えたとか、あるいはWEリーグができて女子サッカーが仕事になるというような今の状況は、当時は想像もできないことでした。</p>
<p>でもそうしたことが現実に起こっていることを見れば、今は考えられないような未来があるというふうに、私の中で信じているものがあります。ですから、それを信じてこれからもさまざまなアクションを継続していきたいと思っています」</p>
<hr>
<p>橋本さんは取材中、何度も「スポーツの力」という言葉を口にしていた。大和シルフィードはサッカークラブなので、さまざまなアクションを通してサッカーの裾野を広げていくことは大切なことだが、橋本さんはサッカーに限らず、スポーツの楽しさ、ワクワク感、そしてスポーツの持つパワーを１人でも多くの子どもに感じてもらえたらと話していた。</p>
<p>こうした大和シルフィードのような地域に根ざしたスポーツチーム、子どもたちのロールモデルになるようなアスリートの存在は、子どもたちの健全な未来を作る上で欠かせない存在なのではないだろうか。</p>
<p>text by Kaori Hamanaka（Parasapo Lab）
<p>写真提供：大和シルフィード</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Thu, 01 Oct 2026 22:00:21 +0000</pubDate>
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      <item>
      <title><![CDATA[「自国開催は奇跡的な舞台」愛知・名古屋2026アジアパラ日本代表選手団が結団式]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130559</link>
      <guid>130559</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会の開会式まであと19日とせまった９月29日、選手と競技パートナー、そしてスタッフを含め総勢455人（29日現在）から成る日本代表選手団の結団式が東京都内で開催された。大会への期待感を]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会の開会式まであと19日とせまった９月29日、選手と競技パートナー、そしてスタッフを含め総勢455人（29日現在）から成る日本代表選手団の結団式が東京都内で開催された。大会への期待感を表したかのような華やかな会場を舞台に、団旗授与とともに、激励の言葉が贈られた。</p>
<figure id="attachment_130553" aria-describedby="caption-attachment-130553" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29185453/e7738a502eb1586459b28f41bb54100f.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130553" /><figcaption id="caption-attachment-130553" class="wp-caption-text">日本代表選手団の結団式が都内で行われた</figcaption></figure>
<h2>「奇跡」のような自国開催の大会で力を発揮するために</h2>
<p>第５回目にして初の自国開催となったアジアパラ競技大会。あいさつに登壇したパラ水泳のレジェンドでスポーツ庁の河合純一長官は、自身の競技経験を踏まえて、今大会は「奇跡的な舞台」だと選手団に語りかけた。</p>
<figure id="attachment_130555" aria-describedby="caption-attachment-130555" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29185458/392ea760382aa94f68f5085cc889d23a.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130555" /><figcaption id="caption-attachment-130555" class="wp-caption-text">河合長官が激励</figcaption></figure>
<p>「私は20年間現役を続けて、６回のパラリンピックに出場したが、一度も本国で開催されたことはない。５年前、団長として迎えた東京2020パラリンピックは感染症対策で無観客だった。しかし今回は、多くの観客の前で競技できる。大変すばらしいこと。この奇跡的な舞台を存分に味わっていただきたい」</p>
<p>また、世界で活躍してきたレジェンドだからこそのアドバイスとして、大舞台で自分の力を最大限に発揮する方法を次のように伝授した。</p>
<p>「最高のパフォーマンスを発揮する条件は、その会場を味方につけられたかどうか。味方につけるためには、応援したい、サポートしたいと思われる選手であること。自らの限界に挑戦し、仲間を信じ、支えてくれた皆さまの思いを含めて、すべての力を出し切る。そんな姿に人々は心を動かされ、応援したいと思うようになるはず。その先に最高のパフォーマンスがある」</p>
<h2>柔道・山下さんからも激励のメッセージ</h2>
<p>結団式では、日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会の森和之会長から選手団団長の三阪洋行（元車いすラグビー日本代表）、そして今大会の旗手を務める中川もえ（パラ陸上競技）と<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/hashimoto-katsuya" target="_blank">橋本勝也</a>（車いすラグビー）へ、団旗の授与が行われた。</p>
<figure id="attachment_130556" aria-describedby="caption-attachment-130556" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29185501/20260929_DA_0001.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130556" /><figcaption id="caption-attachment-130556" class="wp-caption-text">三阪団長から旗手に団旗が手渡された</figcaption></figure>
<p>また、サプライズとして、2023年の事故による頚髄損傷の後遺症で四肢にまひがある柔道家・山下泰裕さんからビデオメッセージが贈られた。</p>
<figure id="attachment_130554" aria-describedby="caption-attachment-130554" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29185456/20260929_DA_0009.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130554" /><figcaption id="caption-attachment-130554" class="wp-caption-text">山下さんからサプライズメッセージが届いた</figcaption></figure>
<p>「競技に真摯に向き合う姿、戦う姿は多くの障がい者の方、そして国民を勇気づけ、それは我々が目指す共生社会の実現に向けた大きな力になると思っている。緊張する選手もいるかもしれないが、自分がやってきたことや仲間を信じて挑戦して」</p>
<p>上映が終わると、会場から大きな拍手が沸き起こった。</p>
<figure id="attachment_130552" aria-describedby="caption-attachment-130552" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29185451/20260929_DA_0012.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130552" /><figcaption id="caption-attachment-130552" class="wp-caption-text">選手、競技パートナーら計94人が対面で、24人がオンラインで参加した</figcaption></figure>
<h2>顔を合わせずとも支え合う方法を模索</h2>
<p>結団式の最後に、三阪団長は日本代表として戦うことの喜びとともに、責任についても触れた。</p>
<p>「日本代表として戦うことには確かに責任があるが、責任に押しつぶされる必要はない。皆さんはここに来るまでに、本当に多くの時間を積み重ねてきた。結果が出なかったり、けがをしたり、自分にはもう無理なんじゃないかと思ったり。それでも競技を続けてもう一度挑戦して、今日ここにいる。私はそのこと自体に大きな価値があると思う。だからこそ皆さんには思い切って挑戦してほしい」</p>
<p>また、自国開催の今大会を「特別な大会」と位置付ける。</p>
<p>「家族がいる、仲間がいる、応援してくださる方々がいる。そして、これまでバラスポーツを知らなかった人たちも皆さんの姿を見ることになる。パラスポーツには、人の心を動かし、社会を動かす力がある。だから皆さんには結果だけではなく、皆さん自身の挑戦をこの愛知・名古屋の地で見せてほしい。ただ、日本代表として出場する以上、勝つことにもこだわりたい」</p>
<figure id="attachment_130551" aria-describedby="caption-attachment-130551" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29185448/20260929_DA_0010.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130551" /><figcaption id="caption-attachment-130551" class="wp-caption-text">三阪団長があいさつ</figcaption></figure>
<p>そのためにも、日本選手団が一つになることが重要と訴える。しかし、今大会は選手村が設けられておらず、競技会場も分散しているため、開会式と閉会式以外で選手同士が顔を合わせる機会はごく限られるはずだ。そこで、選手団としての意識を高めようと、９月25日にオンラインでチームビルディングを行なったと記者会見で明かした。</p>
<p>「必ずしも顔と向き合ってなくても互いに支え合うことはできるという、心のつながりについてお話をさせていただいた。また、みんなでスローガンをつくろうということで、選手の皆さんに心の中にある言葉を送っていただいた」</p>
<p>その中で一番多かった言葉が「挑戦」だったという。「挑戦」というのは未来につながっている。この「つなぐ」と「挑戦」という言葉から、今大会のスローガン「ともに挑み、ともにひらく。」が生まれた。</p>
<figure id="attachment_130563" aria-describedby="caption-attachment-130563" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29194010/20260929_DA_0008.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130563" /><figcaption id="caption-attachment-130563" class="wp-caption-text">JPCオフィシャルパートナーから応援フラッグ贈呈</figcaption></figure>
<p>また、広域開催だったミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会では、選手団がLINEのグループを作り、互いに励まし合えてよかったという声も多く聞かれた。それに倣って、今大会でもLINEのグループを作る予定という。</p>
<p>「スポーツの国際総合大会で、選手村が作られて、一つの場所に集まって、みんなで一つになって挑むという形式が継続されていくかわからない状況ではあると思う。今後を見据えた上で、いろいろなことを試しながら『つながる』という形を見つけたい」</p>
<p>選手団の一体感は、競技成績につながる重要な要素の一つ。いい結果を出せれば、今後のパラリンピックに向けてよいステップとなるはずだ。</p>
<p>なお、東京2020パラリンピックに日本代表として出場した橋本は、記者会見で次のように意気込みを語った。</p>
<p>「東京では味わうことのできなかった有観客での開催ということに僕自身、すごくうれしさを感じている。開会式から盛り上げていき、日本チームにいい流れを持っていきたい」</p>
<figure id="attachment_130557" aria-describedby="caption-attachment-130557" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/29185504/20260929_DA_0022.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130557" /><figcaption id="caption-attachment-130557" class="wp-caption-text">記者会見で登壇した、写真左から谷本歩実副団長、中川、三阪、橋本、滝澤幸孝副団長</figcaption></figure>
<p>また、10歳で陸上競技をはじめ、中学時代にパラの世界を知ったという中川も大会への期待をふくらませている。</p>
<p>「パラ陸上競技を始め、競技をしている皆さんが認め合い支え合う姿を見て、障がいを隠さず個性として捉えられるようになった。本番でメダル獲得を目指して今までで一番の走りをし、それが誰かの背中を押したり、互いの個性を認め合い理解し合うきっかけになれたら」</p>
<p>アジアパラ競技大会の一部競技は16日からスタートし、開会式は18日に行われる。</p>
<p>text by TEAM A
<p>photo by Atsushi Mihara</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Tue, 29 Sep 2026 22:00:58 +0000</pubDate>
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      <item>
      <title><![CDATA[2100年、沖縄より北海道が暑い？サッカー元日本代表・小野伸二と考える地球の未来]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130530</link>
      <guid>130530</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[地球温暖化による気候変動は、スポーツの世界にも深刻な影響を及ぼしつつある。夏の酷暑・豪雨により屋外活動（練習や試合）は縮小を余儀なくされ、冬の降雪不足によってウィンタースポーツも存続の危機にさらされているという声も上がる]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>地球温暖化による気候変動は、スポーツの世界にも深刻な影響を及ぼしつつある。夏の酷暑・豪雨により屋外活動（練習や試合）は縮小を余儀なくされ、冬の降雪不足によってウィンタースポーツも存続の危機にさらされているという声も上がる。</p>
<p>そんな中、サッカー元日本代表の小野伸二氏が、サッカー教室を通じて小学生に気候変動について学ぶ機会を届けている。去る１月23日に神奈川・川崎市のAnkerフロンタウン生田で開催されたイベントは、何と33回目を数える。小野氏が子どもたちに伝えたい思いとはどんなものなのか、ご紹介しよう。</p>
<h2>2100年、気温が高いのは沖縄？ 北海道？</h2>
<figure id="attachment_130528" aria-describedby="caption-attachment-130528" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114619/260124_043.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-130528" /><figcaption id="caption-attachment-130528" class="wp-caption-text">2100年の日本の気温はどのぐらい高くなっているのか。日本地図を見せながら問いかける小野氏</figcaption></figure>
<p>１月下旬、日本全国を襲った大寒波。晴れて日差しはあるものの、日陰に入ると思わず“寒い！”と口にしてしまう。そんな日の午前中、天然芝の広々としたグラウンドの広がるAnkerフロンタウン生田に小学生たちが集まり始めた（取材は午前中の４～６年生の部。午後には１～３年生の部も開催された）。さすが元気いっぱいの小学生、中には半袖のシャツを着ている子もいる。</p>
<p>この日参加したのは、事前の抽選で集まった小学生60名余。サッカー教室が始まる前、屋内で主催者の挨拶などを聞いた後、いよいよ講師の小野氏が、特別ゲストで同じく元日本代表の稲本潤一氏と共に登場すると、会場の雰囲気が一気に変わる。</p>
<p>そして子どもたちに小野氏が呼びかけ、気候変動について学んでもらう“サステナトーク”が始まった。</p>
<p>「さて、これからはサッカーにとって大事なものをみんなで考えていこうという時間です。みんなサッカーするのに大事なものというと何を思い浮かべるかな？」（小野氏）</p>
<p>ボール、ゴール、身体、チームプレーなど、いろいろな声が上がるが、中に「天気」と答えた子どもがいた。そこで、日本各地14ヵ所の気温が記された日本地図のイラストが示される。北海道と沖縄の気温のみ隠されていて、2100年にはどちらが高温になっているかという問いが出された。</p>
<p>ほとんどの子どもたちは沖縄と答えたが、実は正解は北海道。沖縄も北海道も海に囲まれているという条件は同じだが、北海道の方が陸地面積が広く、その分暑くなりやすいのだという。</p>
<p>「こんなになったら、みんなサッカーできなくなっちゃうでしょ？　僕たち私たちは地球がこんな風に暑くならないためにできることはいっぱいあるんだけれども、今日は森について考えてみよう」（小野氏）</p>
<p>次に出てきたのは、２つの森のイラスト。ひとつは木がまばらに生えていて、鳥が飛んでいて日が差し込み、全体的に明るい。もうひとつは、木が隙間なくぎっしりと生えていて、日の光が差し込まず暗い。どちらが地球温暖化の速度を緩やかにしてくれるだろうかという問いが出された。</p>
<p>答えは、明るい森。木が多い方が地球に良いのではないかと考えた子どもが多かったが、こちらも実は逆だった。</p>
<p>「地球が暖かくなっているのは、大気圏で上空に二酸化炭素が増えて、暖かい洋服を着ているみたいになっているから。二酸化炭素を吸って呼吸をしているのは植物なんですが、光が当たらなくて密になっている暗い森では、木が息をしづらくて二酸化炭素を吸ってくれないんですよ。だから、こういう暗い森を減らして明るい森を増やすことが、僕たちにできる大事な方法なんです」（小野氏）</p>
<p>わかりやすい説明に大きく頷く子どもたち。その後、稲本氏が所属していたことのある川崎フロンターレでは、選手とサポーターが力を合わせて多摩川を掃除し、地球環境の整備に努めているということが紹介された。</p>
<img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114623/260124_201.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="alignleft size-full wp-image-130529" />
<p>30分弱ほどのサステナトークのあとは、いよいよ寒空の下に飛び出して、サッカーの練習。ドリブルやリフティングで身体を温めた後は、ゼッケンの色ごとに６チームにわかれ、総当たり戦が行われた。どのチームも１回は小野氏、稲本氏を含む講師チームとあたる。元日本代表から直々のアドバイスを受けるなど、子どもたちにとっては、またとない大事な時間となったに違いない。力一杯、自分たちに向かってくる子どもたちを見て、小野氏も稲本氏もとても嬉しそうな笑顔を見せているのが印象的だった。</p>
<h2>子どもたちの未来が輝く環境を整えたい</h2>
<figure id="attachment_130531" aria-describedby="caption-attachment-130531" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114627/260124_737.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-130531" /><figcaption id="caption-attachment-130531" class="wp-caption-text">自分が楽しめれば、子どもたちもきっとサッカーを楽しんでくれるはずだと小野氏</figcaption></figure>
<p>約１時間ほどのサッカー教室のあと、講師である小野氏と稲本氏に話を聞いた。子どもたち対象のサッカー教室だけではなく、気候変動について知ってもらう時間を持つことはふたりにとってどういう意味を持つものなのだろうか。</p>
<p>「サステナトークとサッカー教室を一緒にやると聞いたときは、正直戸惑いました。でも、地球の温暖化をどうやったら遅らせることができるのか、僕自身も勉強したりするうちにいろいろな気づきが生まれて。一人ひとりのちからは小さくとも、その一人を少しずつでも増やしていくことができれば大きな力に変えられる。取り組み続ける姿勢が大事なのかなと思いますし、自分のやることは世のためになっているという感覚を一人でも多くの子どもたちに持ってもらえたら、きっと地球の環境は良い方向に変わっていく。そう思って、今は違和感なく取り組んでいます」（小野氏）</p>
<p>小野氏自身、子どもの頃に参加したサッカー教室がとても楽しくて、その喜びが今でも心に残っていると言う。それが33回という回数を数えることに繋がっているのかもしれない。</p>
<p>「久しぶりのスマイルフットボールツアーでしたが、子どもたちが楽しんでプレーしてくれているのが見られて本当に良かったです。今回で33回目になりますが、回を重ねる毎に、いろんなことに気づきがあって、携わる多くの皆さんの協力の下に開催できることに感謝しています。これからも続けて行く予定ですが、もっともっと子どもたちが楽しめるものを提案できたらいいなと思います」（小野氏）</p>
<p>稲本氏は１月10日に川崎フロンターレのFrontale Relations Organizer（FRO）に就任後、これが初めての仕事になったという。FROとは、「アカデミーおよびスクールにおける育成・普及活動」「地域貢献・プロモーション活動」などを担当する役割だが、このイベントにも関わりは少なくないだろう。</p>
<figure id="attachment_130532" aria-describedby="caption-attachment-130532" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/25114634/260124_758.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-130532" /><figcaption id="caption-attachment-130532" class="wp-caption-text">子どもたちの無邪気さに気づかされるものがあったと語る稲本氏</figcaption></figure>
<p>「僕自身にとっても、サステナビリティを改めて学ぶ機会になって良かったです。今後は、FROの立場でフロンターレの活動にもどんどん活かしていきたいですね。小野さんはやはり子どもたちを引きつけるものがあって、さすがだなと思いました。僕自身はちょっと衰えたなと感じて、もっとトレーニングしなければと思いました。子どもたちは本当に無邪気で、隙があるとすごい突っ込んできます。そういう気持ちを僕も忘れずに、無邪気にもっともっと突っ込んでいこうと思いました」（稲本氏）</p>
<p>このスマイルフットボールツアーは、全国に60あるクラブの本拠地で開催しており、今回は33回目となるが、ひとくちに33回といっても続けるのは簡単なことではない。ずっと取り組み続けようという小野氏の原動力は何なのだろうか。</p>
<p>「このままではサッカーができなくなるという危機感もそうですが、僕たちというより今日ここに来た子どもたちはもちろん、これからこの世に生まれ出てくる子どもたちの未来をいいものしていきたい、素晴らしい環境を整えてあげたいという思いが強いですね。一人ひとりができることというのは、本当に些細な小さなことかもしれないですが、そういう気づきを得て行動に移すことで、小さい成果が大きく変わってくることにつながると思うので、子どもたちを見ていろいろなことに気づきながら取り組んでいきたいなと思っています」（小野氏）</p>
<hr>
<p>2025年６月には気候変動に取り組むために、スポーツ基本法が14年ぶりに大幅に改定され、「気候の変動への対応」が初めて法文に明記された。もう待ったなしの状況下で、未来を担う子どもたちの環境を整えようと取り組むアスリートの活動は、小野氏の言うように些細なことかもしれないが、子どもたちの表情を見ていると、心にしっかりと根付いているという感触を得た。</p>
<p>※スマイルフットボールツアーは、現在も継続中。参加希望者は公式HPでチェックを。</p>
<p>text by Reiko Sadaie（Parasapo Lab）
<p>photo by Yuji Nomura</p></p>
]]></content:encoded>
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      <pubDate>Sun, 27 Sep 2026 22:00:42 +0000</pubDate>
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      </item>
      <item>
      <title><![CDATA[フェデラーも飛び入り！運動嫌いな子が主役になる新体育「テニピン」 ]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/129665</link>
      <guid>129665</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[「体育の授業＝運動神経が良い子が活躍する場」「厳しい規律と勝ち負けの世界」。読者である親世代が持つこうした体育へのイメージは、今、大きく覆されようとしている。 現在、教育現場では「個別最適な学び」が重視されるようになり、]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>「体育の授業＝運動神経が良い子が活躍する場」「厳しい規律と勝ち負けの世界」。読者である親世代が持つこうした体育へのイメージは、今、大きく覆されようとしている。</p>
<p> 現在、教育現場では「個別最適な学び」が重視されるようになり、スポーツの在り方も「勝利至上主義」から「誰もが楽しめる生涯スポーツ」へと広がっているのだ。本記事では、その象徴的な成功事例として全国の小学校で急速に普及している「テニピン」に注目する。</p>
<p>テニピンとは、テニスの楽しさを誰でも簡単に体験できるようにアレンジしたスポーツだが、なぜ、あえてテニスを再設計する必要があったのか。山梨学院短期大学教授・日本テニス協会 普及推進本部 副本部長であり、テニピン開発者である今井茂樹さんへの取材を通して、日本の体育が今、子どもたちに何を教えようとしているのか、その「変化」と「未来」を紐解いていく。
<small>アイキャッチ写真提供：今井茂樹</small></p>
<h2>親世代の体育と何が違う？ 変わり始めた学校体育</h2>
<figure id="attachment_129675" aria-describedby="caption-attachment-129675" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141118/IMG_0010.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-129675" /><figcaption id="caption-attachment-129675" class="wp-caption-text">手のひらに四角い小さなラケットをはめ、スポンジ製のやわらかいボールをポンポンと打ち合う子どもたち。いま、全国の小学校の体育館で、こんな見慣れない光景が急速に広がっている<br />写真提供：今井茂樹</figcaption></figure>
<p>いま教育現場が目指す「学校体育の新しい設計図」を体現した次世代型スポーツとして注目されているテニピン。全国の小学校での普及が広まりつつあるが、その理由を知るには、まず私たち親世代が受けてきた「体育の過去」を振り返る必要がある。</p>
<p> 「気をつけ、休め、回れ右」。私たちが小学生の頃、当たり前のように行ってきた集団行動。あるいは体育館の壁にあるハシゴのような「肋木（ろくぼく）」。これらがそもそも何のために存在していたか、考えたことはあるだろうか。</p>
<p>「そもそも日本の体育は『身体の教育』と呼ばれ、富国強兵を背景に労働力や兵力を鍛えるために行われてきた歴史があります。体育館の肋木も一斉指導で身体を鍛えるためのものでした。そうした軍事的な身体教育の名残が、私たちが受けてきた体育には根強く残っていたのです」</p>
<figure id="attachment_129669" aria-describedby="caption-attachment-129669" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141048/DSC_6388.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-129669" /><figcaption id="caption-attachment-129669" class="wp-caption-text">テニピン開発者であり、日本テニス協会普及推進本部 副本部長の今井茂樹さん。「フロー理論」に基づく画期的なアプローチで、教育現場にパラダイムシフトを起こしている<br />photo by Yoshio Yoshida</figcaption></figure>
<p>そう語るのは、テニピンの開発者であり、日本テニス協会普及推進本部の副本部長、山梨学院短期大学で教鞭を執る今井茂樹さんだ。 実は1970年代以降、学校体育の目標は「運動の面白さを味わう」楽しい体育へとシフトしていた。しかし教育現場ではその理念がうまく浸透しなかったという。</p>
<p>「楽しむためには、まずできるようにならなければならない。そう解釈され、全員を一列に並べて跳び箱を跳ばせたり、逆上がりができるかできないかでAからCの評価をつける『技能習得』が依然として重視されていました。マット運動の最後に、みんなの前でできるようになった技の組み合わせを発表させられる。運動が苦手な子にとって、それは憂鬱でしかなく、体育の時間は学校を休みたいと思うほど苦痛なものでした。結果として、そうした指導が多くの『運動嫌い』を生むことになってしまったのです」</p>
<p>現在の教育現場で求められているのは、こういった全員が同じ到達点を目指す一斉指導からの脱却、「個別最適な学び」だ。今井さんはこれを心理学の「フロー理論（没頭状態）」で説明する。</p>
<figure id="attachment_129672" aria-describedby="caption-attachment-129672" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141057/EPSON010-2.jpg" alt="" width="1000" height="764" class="size-full wp-image-129672" /><figcaption id="caption-attachment-129672" class="wp-caption-text">全員が同じ目標を目指す「一斉指導」から、個人のレベルに合わせて没頭できる「個別最適な学び」へ。フロー理論に基づくこの考え方が、今の学校体育の鍵となっている<br />出典：【文献】チクセント・ミハイ、M：今村浩明訳（1979）楽しみの社会学. 思索社：P86</figcaption></figure>
<p>「個人の技能レベルと挑戦課題がぴったり合致したときに子どもは没頭（フロー）します。跳び箱なら全員が同じ段を跳ぶのではなく、低い段差など自分のレベルに合った場所を自分で選ばせる。没頭できる環境を作れば、運動は苦手でも『体育の時間は好き』という子が圧倒的に増えます」</p>
<p>しかし、既存の球技では運動が苦手な子は「ボールが来たら怖い」「ミスしたら怒られる」と萎縮し、コートの隅で立ち尽くしてしまう。このジレンマを解決したのがテニピンだ。</p>
<h2>なぜテニスを“簡単”にしたのか？ 全員が主役になる仕掛け </h2>
<figure id="attachment_129671" aria-describedby="caption-attachment-129671" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141054/DSC_6520.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-129671" /><figcaption id="caption-attachment-129671" class="wp-caption-text">「なぜテニスにこだわらなければいけないのか？」。既存の型を崩すという発想の転換から生まれた、テニピン最大の特徴である「手のひらラケット」<br />photo by Yoshio Yoshida</figcaption></figure>
<p>「なぜ、小学校の学習指導要領にテニスが入っていないのか？」 教員になりたての2003年、今井さんはそんな疑問を抱きテニスの授業を行った。しかし、柄のついたラケットでボールを打つのは子どもや一般の先生には難しすぎた。</p>
<p>転機が訪れたのは2011年。段ボールを直接手にはめる形を考案すると、子どもたちが劇的にボールを打ち返せるようになった。しかし「手で行うものはテニスと呼べるのか？」という固定観念が立ちはだかる。そこで今井さんはテニスの歴史を紐解いた。</p>
<figure id="attachment_129666" aria-describedby="caption-attachment-129666" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141038/e414902006f7bdb42a4f8918800b4986.jpg" alt="" width="1000" height="750" class="size-full wp-image-129666" /><figcaption id="caption-attachment-129666" class="wp-caption-text">「テニスの本質はラケット操作ではなく、状況判断とラリーにある」。約600年前に行われていた遊び『ジュ・ド・ポーム』の手袋型ラケットが、テニピン誕生の大きなヒントとなった<br />写真提供：横浜山手テニス発祥記念館</figcaption></figure>
<p>「テニスの原型である600年前の中世の遊び『ジュ・ド・ポーム』は素手で打ち合っていました。ラケットは面白さを引き出す一つのツールに過ぎず、相手から送られてきたボールを状況判断して打ち返すこと。それこそがテニスの本質的な面白さなのです」</p>
<p>こうしてあえて「型」を崩した発想から、インクルーシブ（包摂的）な仕掛けが施されたテニピンが誕生した。</p>
<figure id="attachment_129670" aria-describedby="caption-attachment-129670" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141051/DSC_6473.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-129670" /><figcaption id="caption-attachment-129670" class="wp-caption-text">ヨネックスと共同開発した専用ラケット。着脱のしやすさ、安全性、アルコール消毒が可能な衛生面など、教育現場のリアルなニーズが細部にまで凝縮されている<br />photo by Yoshio Yoshida</figcaption></figure>
<p>最大の特徴は、手のひらに装着する約20cm四方のラケットだ。現在ではスポーツメーカー大手のヨネックスが開発に協力。「テニス普及にも繋がる。絶対にやっていくべきだ」と共感し、通気性や固定バンド、アルコール消毒が可能な衛生面など、教育現場のニーズを極限まで追求した専用ラケットが誕生した。ボールも、体育館の床でも見やすいピンク色で、適度な弾力性を持つ特製のスポンジボールを採用している。</p>
<p>さらに、ルールにも「全員を主役にする」ための緻密な魔法がかけられている。 「卓球のダブルスをヒントにした『２対２で交互に打つ』ルールにより、上手い子だけがボールを独占することがなくなります。また、『４回連続でラリーが続いてから、５回目以降を得点にする』というルールも発明しました。４回ラリーするまではミスをしても失点にならないため、運動が苦手な子もミスを恐れずに安心してボールを打つことができます。初心者は２バウンドでの返球もOKにしています」</p>
<p>全員が必ずボールに触れ、得点する機会が保証される見事なゲームデザインが、子どもたちの自己肯定感を高め、スポーツへの参加意欲を爆発させる原動力となっているのだ。</p>
<h2>荒れたクラスが一つに？テニピンが子どもたちに起こした変化</h2>
<figure id="attachment_129668" aria-describedby="caption-attachment-129668" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141045/DSC_6209.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-129668" /><figcaption id="caption-attachment-129668" class="wp-caption-text">「荒れていたクラスの子どもたちが、自ら校長室へテニピンに誘いに来るようになった」。スポーツが教育現場にもたらす『ソーシャルチェンジ』の力を語る今井さん<br />photo by Yoshio Yoshida</figcaption></figure>
<p>「すべての子どもが輝ける」というテニピンの力は、単なる運動能力の向上にとどまらず、教室内に「ソーシャルチェンジ」と呼べるほどの劇的な変化をもたらしている。 今井さんがある学校へ出張授業に行った際のエピソードだ。</p>
<p>「その学校の５年生は非常に荒れていて、授業中に教室から飛び出してしまう子や、校長先生に対して暴言を吐くような子どもたちもいる状態でした。しかし、テニス経験者だった校長先生がそのクラスでテニピンの授業を行ったところ、子どもたちの目の色がすっかり変わったそうです。休み時間になると、あの子たちがわざわざ校長室までやってきて『校長先生、テニピンやろうや！』と誘いに来るようになった。初めて『校長先生』と呼ばれて本当に嬉しかったと、ご連絡をいただきました」</p>
<figure id="attachment_129677" aria-describedby="caption-attachment-129677" style="width: 999px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141126/IMG_1166.jpg" alt="" width="999" height="666" class="size-full wp-image-129677" /><figcaption id="caption-attachment-129677" class="wp-caption-text">個人技で突破するのではなく、仲間と協力してボールを繋ぐテニピン。自然とコミュニケーションが生まれ、運動能力の差や、先生と児童の壁さえも取り払ってしまう<br />写真提供：今井茂樹</figcaption></figure>
<p>個人技で突破できるスポーツとは違い、テニピンは自分一人ではどうにもならない。ラリーを続けるためには友達とのやり取りや協力が不可欠であり、だからこそ、他者との関係性を結び直し、子どもたちの荒れた心を和らげる力があるのだ。</p>
<p>その熱狂は、世界トップのテニスプレイヤーの心さえも動かした。2019年、有明コロシアムで開催されたイベントでのこと。ロジャー・フェデラー選手のエキシビジョンマッチのオープニングで、今井さんのクラスの児童たちがテニピンを披露した。当時はまだ専用ラケットがなく、100円ショップの園芸用の膝当てをラケット代わりにしていた時代だ。</p>
<p>「フェデラー選手はスポンサー契約の縛りがあり、他メーカーのラケットは持てないと言われていました。しかし、子どもたちがあまりにも楽しそうにラリーをしているのを見てたまらずコートに入り、自ら園芸用の膝当てを装着して一緒にテニピンを始めてくれました。関係者も驚愕していましたね」</p>
<p>言葉の壁も、運動神経の壁も、スーパースターとの壁さえも取り払ってしまう、そんな圧倒的な引力がテニピンにはあるのだ。</p>
<h2>勝つためだけじゃない。子どもにスポーツを届ける理由</h2>
<figure id="attachment_129667" aria-describedby="caption-attachment-129667" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141041/20200416_071037374_iOS.jpg" alt="" width="1000" height="750" class="size-full wp-image-129667" /><figcaption id="caption-attachment-129667" class="wp-caption-text">身近な段ボールを工作して自分だけのラケットに。学校の枠を飛び出し、家庭でのコミュニケーションツールとしても広がりを見せている<br />写真提供：今井茂樹</figcaption></figure>
<p>教育現場にパラダイムシフトを起こしているテニピンは、現在、学校の枠を飛び出し、家庭でのコミュニケーションツールとしても広がりを見せている。</p>
<p>ポケモンのキャラクター「ニャオハ」をキッズアンバサダーに迎え、家の中で親子でテニピンに取り組むプログラムも展開中だ。自宅でクリアするごとにシールを貼ってもらうラリー企画や、段ボールを使って自分だけのオリジナルラケットを工作し、そのまま親子で楽しむショッピングモールのイベントは、一日で1500人もの親子を集客したという。</p>
<figure id="attachment_129673" aria-describedby="caption-attachment-129673" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141101/3dededc93eae1d0a88efe3bcf006730d.jpg" alt="" width="1000" height="630" class="size-full wp-image-129673" /><figcaption id="caption-attachment-129673" class="wp-caption-text">リビングや公園で手軽に楽しめるため、親子参加型のイベントやプログラムも各地で大盛況となっている<br />写真提供：今井茂樹</figcaption></figure>
<p>「サッカーボールを家の中で蹴ることはできませんが、段ボールラケットとスポンジボールがあれば、リビングや公園で手軽にコミュニケーションを取りながら遊ぶことができます。家庭での運動を通じたコミュニケーションツールとして、非常に優れた側面を持っています」</p>
<p>最後に、これからの学校体育を見守る親世代に向けて、今井さんはこう語る。
<p>「スポーツは『文化』です。生きていくために絶対に必要な食文化などとは違い、スポーツは明日なくなったとしても生きていくことはできます。しかし、もしも無くなってしまったら、人生は少し寂しくなってしまう。なくても生きていけるけれど、あったら人生がより豊かになるもの。私たちがスポーツを教えるのは、子どもたちにそうした文化を伝え、人生の選択肢を増やしてあげるためなのです」</p></p>
<figure id="attachment_129676" aria-describedby="caption-attachment-129676" style="width: 1000px" class="wp-caption alignleft"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/06/26141123/IMG_0097.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="size-full wp-image-129676" /><figcaption id="caption-attachment-129676" class="wp-caption-text">「スポーツは、あったら人生がより豊かになる文化」。すべての子どもたちが自分の輝ける場所を見つけられるよう、テニピンの挑戦はこれからも続く<br />写真提供：今井茂樹</figcaption></figure>
<p>勝ち負けや運動能力の優劣をつけるための体育から、誰もが自分の輝ける場所を見つける体育へ。 「テニピンは、運動が苦手な子でも『自分が輝ける』良さを持っています。学校に行きたくないと思っていた子が、『今日はテニピンがあるから学校に行きたい』と思えるようになるかもしれない。子どもたちの幸せを願いながら、これからもテニピンの活動に取り組んでいきたいと思っています」</p>
<p>細部にまでこだわる日本の緻密な国民性が生み出したこのプログラムは、今後ＩＴＦ（国際テニス連盟）にも魅力を提案をしていきたいとのこと。「運動神経がいい子だけが楽しい」体育の時間はもう過去のものだ。手のひらにラケットをはめた瞬間から、すべての子どもが主役になれる新しいスポーツ文化が、今まさに始まろうとしている。</p>
<p>text & photo by Yoshio Yoshida（Parasapo Lab）
<p>写真提供：今井茂樹</p></p>
]]></content:encoded>
      <media:status>active</media:status>
      <pubDate>Thu, 24 Sep 2026 22:00:56 +0000</pubDate>
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      <item>
      <title><![CDATA[「熱気の波を、僕たちの舞台へ」パラ陸上競技・福永凌太が見たアジア大会開会式]]></title>
      <link>https://www.parasapo.tokyo/topics/130499</link>
      <guid>130499</guid>
      <category><![CDATA[スポーツ]]></category>
      <description><![CDATA[19日に愛知・名古屋で開幕した32年ぶり３度目のアジア大会。閉幕後には日本初開催のアジアパラ競技大会も開幕する。約１ヵ月後に本番を控える、アジアパラのパラ陸上競技日本代表福永凌太も、大会の先にあるものを思い描きながら開会]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<p>19日に愛知・名古屋で開幕した32年ぶり３度目のアジア大会。閉幕後には日本初開催のアジアパラ競技大会も開幕する。約１ヵ月後に本番を控える、アジアパラのパラ陸上競技日本代表<a href="https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/fukunaga-ryota" target="_blank">福永凌太</a>も、大会の先にあるものを思い描きながら開会式を見守っていた。</p>
<div class="enclosure"><p><strong>福永 凌太（ふくなが・りょうた）｜パラ陸上競技</strong><br />
<p>滋賀県野洲市出身。10歳で錐体ジストロフィーにより弱視となる。棒高跳び、十種競技を経て2020年からパラ陸上競技に参戦し、パリ2024パラリンピックの400m（T13）で銀メダルを獲得。中京大学の学生・職員時代を愛知県で過ごした。現在はクロストレーニングとして自転車競技（タンデム）にも挑戦している。セレスポ所属。</p>  <div class="enclosure-border"></div></p>
</div>
<h2>アジア大会開会式で訪れる、ゆかりの地・愛知</h2>
<figure id="attachment_130489" aria-describedby="caption-attachment-130489" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21210953/4fe22933fb69fed0b661a3971517e92d.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130489" /><figcaption id="caption-attachment-130489" class="wp-caption-text">都内から新幹線で名古屋にやってきた福永。アジアパラ前の慌ただしいスケジュールのなか、取材に協力してくれた</figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>９月19日、アジア大会の開会式会場となるパロマ瑞穂スタジアム。ここは陸上競技、およびアジアパラ競技大会で行われるパラ陸上競技の舞台でもある。最寄り駅の待ち合わせ場所に、サングラス姿の福永が現れた。</strong></p>
<p><strong>福永凌太（以下、福永）：</strong> 今日はよろしくお願いします。開会式って式典ではありますけど、感覚としてはライブに近いものだと思っているんですよね。もともと会場の空間づくりや企画の演出自体に興味があって。３年前に東京へ引っ越してからはあまり行けていませんが、愛知にいた頃は年に数回、たとえばSUPER BEAVERや緑黄色社会などのライブに行きました。あの独特の雰囲気が好きなんです。誘われればアイドルのライブでも何でも行きますよ。だから今日はアスリートとしての視点というよりは、スポーツを盛り上げたい一人として楽しみたいと思っています。</p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>駅からスタジアムまでは徒歩で10分ほどの距離だ。開式の３時間以上前に到着したものの、会場周辺はすでに多くの人で混み合っていた。各国の要人や天皇陛下が出席する影響からか、配置された警察官の数も多い。来場者は指定の迂回路を通って競技場へと足を進める。残暑の蒸し暑さが残るなか、福永もシャツの胸元をパタパタとあおぎながら、スタッフの案内に従って入場口を目指した。</strong></p>
<figure id="attachment_130495" aria-describedby="caption-attachment-130495" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21211011/1M2A0168s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130495" /><figcaption id="caption-attachment-130495" class="wp-caption-text">開会式会場のスタジアムに向かう</figcaption></figure>
<p><strong>福永：</strong> ボランティアの方々が本当に丁寧に対応してくれましたね。手荷物検査のときもきちんと声をかけて誘導してくれて、日本ならではの良さだなと感じました。最寄り駅から入場口まで、一度も滞ることなくスムーズに進めました。</p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>大学時代から社会人最初の７年間を、愛知で過ごした福永。この地にいた頃の思い出について聞くと、お気に入りの場所や食の話を楽しそうに振り返ってくれた。 </strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 愛知で一番好きなスポットは豊田市美術館ですね。展示作品はもちろん、広々とした空間の使い方がすごく好きで。大きな部屋にポツンと作品が置いてあって、「どんな思いで配置したんだろう」と想像しながら観るのが楽しいんです。それと、赤味噌も愛知に来て好きになりました。自炊するときは万能のみそだれでお肉に味付けをしたりして。東京に住む今でも、遠征で羽田空港に行くときは味噌カツのお店に行くくらい甘い味噌だれは大好きです。ただ、お味噌汁だけは関西の出汁の方が落ち着きますけどね（笑）</p>
<figure id="attachment_130490" aria-describedby="caption-attachment-130490" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21210956/cdd334b03d743bbcf817286c6f129666.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130490" /><figcaption id="caption-attachment-130490" class="wp-caption-text">入場口へ向かう道中、撮影スポットに立ち寄りスマホでパチリ</figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>混雑した入場へのルートをとくに困る様子もなく歩いていた福永。弱視である福永は、なぜ人混みのなかをすたすた歩けるのだろうか。例えば駅などで迷ったときはどう対応しているのか。ふとした疑問が浮かんだ。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 見えやすさは体調や天気にも左右されるんですよね。雨や曇りだったり、逆に眩しすぎたりと状況で変わるので一概には言えないのですが……。疲れのない普段の状態で明るい日中であれば、人が行き交う横断歩道もぶつからずに渡れます。歩いているくらいのスピードなら、とくに問題はありませんよ。ちなみに駅の出口などで迷ったときは、とにかく歩き回って自力で場所を探します。誰かに聞けば早いんでしょうけどね（笑）。でも、今回みたいなイベントやライブの帰りは楽ですよ。駅に向かう人の波に流されてついていけば、そのまま辿り着けますから。</p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>そしてスタジアム内へ。2026年４月に今大会に向けてリニューアルされたスタジアムは、フィールドが近い１階席と、傾斜があって全体を見渡しやすい２階席で構成されている。今回は全体を俯瞰できる２階席のチケットを手配した。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 陸上競技場って、選手と客席の距離がこんなに離れているんですね。実際に客席に座ってみると、自然と視線が下にあるトラックに向かうんだなと、改めて実感しました。</p>
<figure id="attachment_130492" aria-describedby="caption-attachment-130492" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21211003/6654737fbfcf3e13b34b3e9929c82dd8.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130492" /><figcaption id="caption-attachment-130492" class="wp-caption-text">「色の差があることで、一段ずつがわかりやすく下りやすい」と福永</figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>――一観客として過ごすなかで気になる、スタジアムのバリアフリー設備。福永にはどう映ったのか。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 客席の階段の境目がはっきりと見えやすく色づけされているのが良かったです。勾配が結構急なので、しっかりとした手すりが設置されているのも助かりますね。一般的なスタジアムだと手すりが少ない場所も多いので、親切だなと感じました。ただ、トイレのピクトグラムはおしゃれなデザインを意識しているためか、男女のマークの違いが見分けづらくて……。実は以前、誤って入ってしまいそうになって焦ったことがあるんです（笑）</p>
<figure id="attachment_130494" aria-describedby="caption-attachment-130494" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21211008/19249f54b95f6e359bb1e324789cc347.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130494" /><figcaption id="caption-attachment-130494" class="wp-caption-text">今回の座席近くにあったトイレのピクトグラム。「見えやすさを考慮して、マークはもう少し大きく分かりやすいと助かります」<br /></figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>２階席からフィールドを見渡す福永。一観客として、そして一アスリートとして、この大会のどこに注目しているのだろうか。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 今回は残念ながらチケットが取れなかったのですが、カバディのようにマイナーと言われながらも魅力的な発信を続けている競技や選手たちにも、すごくリスペクトがあるんですよね。それと、自分が出場する陸上競技については、選手の導線まではここから見えないかもしれないですが、選手紹介の演出やグラウンドのコンディションなんかはしっかりチェックしておこうと思っています。</p>
<figure id="attachment_130491" aria-describedby="caption-attachment-130491" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21210958/62112692f2e368bacf8e075da4e4fe95.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130491" /><figcaption id="caption-attachment-130491" class="wp-caption-text">遠いものや細かいものは、スマホで拡大しながら確認する</figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>16時からウォームアップステージが始まり、18時のカウントダウンとともに開会式が幕を開けた。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> カウントダウンで一気に始まった感じがありましたね。これまで行ったライブやコンサートなどは、１時間ほど前から少しずつBGMの音量を上げていって、観客の気持ちを自然と温めていく演出を感じることがよくあるんです。今回は直前の時間帯が静かで、急に本番へ突入した印象だったのでちょっと意外でした。開会式を見るのは初めてなのでこういう形が普通なのかもしれませんが、もっと段階的に観客の気分を高めていくような演出があってもワクワクするかもしれないですね。</p>
<figure id="attachment_130487" aria-describedby="caption-attachment-130487" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21210948/1M2A0618s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130487" /><figcaption id="caption-attachment-130487" class="wp-caption-text">2024年のパリパラリンピックでも調整を優先して開会式は不参加。「出たかったな〜」と本音を漏らす一幕も</figcaption></figure>
<h2>「同じ日本代表」として受け取った温かい拍手</h2>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>光や音、名古屋城を模した巨大なバルーンや花火で見せた。しかし福永には、演出の細部や遠くのモニター画面までははっきりと捉えられない。それでも、全身で感じ取るものがあった。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 何が起きているか細かいところまでは見えないのですが、すごく好きな感じでしたね。とくに名古屋城が登場した場面は印象的でした。体に響いてくる重低音もすごく心地よくて。以前どこかで「人間って頭を上に向けると自然と気持ちが上がりやすくなる」と聞いたことがあるのですが、陸上競技場の上空や光をダイナミックに使っていて見ている側も引き込まれました。今誰にスポットライトが当たっていて、どこを見ればいいのかという主役の示し方がすごく分かりやすくて、映画監督が手がける演出ってこういう伝わりやすさがあるんだなと感じました。</p>
<figure id="attachment_130488" aria-describedby="caption-attachment-130488" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21210951/1M2A0698s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130488" /><figcaption id="caption-attachment-130488" class="wp-caption-text">日本代表選手団の入場行進も見守った</figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>選手入場では、アジアの国と地域に続き、ホスト国である日本がラストの46番目でフィールドに姿を現した。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 日本の選手団が入場した瞬間、会場全体が温かい拍手に包まれて「同じ国のアスリート」というだけでこんなにも応援してもらえるんだなと、なんだか嬉しい気持ちになりました。他国の入場時も拍手していましたが、日本チームへの声援にはどこか日本人らしい温もりやつつましさを感じましたね。海外の大会だと自国選手が登場した瞬間に割れんばかりの爆発的な大歓声になりますが、そうした盛り上がり方の違いも見ていて興味深かったです。</p>
<figure id="attachment_130493" aria-describedby="caption-attachment-130493" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21211006/258344eb6b1bc435fac6728653a163b3.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130493" /><figcaption id="caption-attachment-130493" class="wp-caption-text">開会式終了後、余韻の残るスタジアムで記念撮影</figcaption></figure>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>式典はいよいよクライマックスの聖火点灯へ。旗手も務めた現役レスリング選手の藤波朱理が登場し、北島康介さんや高橋尚子さんらレジェンドたちが聖火をつないでいく。ハンマー投げの室伏広治さんと重信さん親子が観客席の一角に設けられた聖火台に点火した。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> レジェンドのアスリートたちが登場した瞬間、スタンドが一斉にどっと湧きましたね。室伏さんのような超人さはもちろんですし、北島さんのように名インタビューとともに記憶に残っている存在はやっぱり強いなと。アスリートとして結果を出すことはもちろんのこと、人々の記憶に残る言葉や姿を届けていくことの大切さもシンプルに実感しました。</p>
<h2>アジアパラへつなぐエネルギーに</h2>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px solid #f5f5f5;padding:5px;"><strong>――アジアパラ競技大会は10月18日に開会式を迎える。１ヵ月後には、この舞台で歓声を受ける側になる。</strong></p>
<p><strong>福永：</strong> 前回（2023年）の杭州大会はパリパラリンピックへの調整を優先して出場しなかったので、アジアパラは今回が初出場になります。今年は国内開催ですし、自分にとっても今年一番大きな大会になる。2028年のロサンゼルスパラリンピックにもつながる大事なステップです。かつて住んでいた愛知での開催なので、知人が応援に来てくれたりメディアを通してニュースが届きやすかったりするのも嬉しいですね。今回は３種目にエントリーしているので、大きな爪痕を残せるような結果とパフォーマンスをお見せしたいです。
<p>開会式がどんな演出になり、どれくらいのお客さんが来られるのかはまだ想像がつきませんが、今日のアジア大会開会式で生まれた素晴らしい熱気やエネルギーの波が、そのまま僕たちアジアパラの舞台にも波及してくれたら嬉しいですね。</p></p>
<figure id="attachment_130496" aria-describedby="caption-attachment-130496" style="width: 780px" class="wp-caption alignnone"><img src="https://parasapo-wp-prd.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2026/09/21211013/1M2A0481s.jpg" alt="" width="780" height="585" class="size-full wp-image-130496" /><figcaption id="caption-attachment-130496" class="wp-caption-text">福永は愛知ゆかりのアスリート。開会式ではアジアパラに向けて気持ちを高めた</figcaption></figure>
<p>text by TEAM A
<p>photo by Yoshio Kato</p></p>
]]></content:encoded>
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      <pubDate>Wed, 23 Sep 2026 22:00:18 +0000</pubDate>
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