車いすラグビー

  • パラリンピック競技

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車いす同士の迫力あるタックルと綿密な戦略プレー

車いすラグビーは四肢に障がいのある選手がプレーする男女混合の団体競技です。選手の障がいの程度によって、0.5点~3.5点までの持ち点が与えられ、コート上でプレーする4人の合計点が8.0点以内でなければならないというルールがあります。持ち点の低い選手はバンパーのついたディフェンス用車いすを、持ち点の高い選手は丸みのあるオフェンス用車いすを使用します。
バレーボールに似た丸い専用級を使用し、蹴る事以外の方法でボールを運びながら2つのゴールポスト間にゴールラインを超えると得点が入ります。
車いす同士のタックルが認められているため、激しいプレーと緻密な戦略が魅力の競技です。

私がこの競技を始めたキッカケ

倉橋 香衣選手

日本代表選手/BLITZ(埼玉)

女性選手も男性選手と同じコートで戦える

トランポリンの練習中の事故で首を骨折し、入所した自立訓練施設に車いすラグビー部がありました。友達から「人数少ないから見に来て!」と言われて見学に行き、車いすでぶつかっても怒られないのがいいなと思って車いすラグビーを始めました。タックルの音や迫力は車いすラグビーの魅力だと思います!すごい激しい競技なんですけど、実は男女混合競技なんです。男性選手と同じコートで戦えるのも面白いです。

今井 友明選手

日本代表選手/RIZE(千葉)

重い障がいの選手の役割やチームの一体感が魅力

中学3年生の時、プールの飛び込み事故で首の骨を折り、車いす生活になりました。養護学校の先生が陸上に携わっていたことから始めは陸上競技をやっていましたが、2009年に車いすでできるスポーツを探していた時に官野一彦選手に誘われて車いすラグビーに出会いました。世界で戦える競技だというところ、車いす競技で唯一認められているコンタクト(タックル)も魅力ですが、僕のように重い障がいの選手もゴールまでの道筋を作る壁になるような役割があるところやベンチに入るスタッフとのチームとしての一体感のあるところもこの競技の魅力です。パラスポーツにはいろんな魅力や可能性が含まれていると思います。自分に合うものも合わないものもたくさんあると思うので、色々なものにチャレンジしてみてほしいです。

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パラリンピック対象

  • 四肢障がい

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