「自分事」として共生社会への意識が変わる有意義な研修

開催
2025.11
企業・学校・団体名
(一社)宇部市スポーツコミッション
参加人数
14人
形式
対面
担当講師
官野 一彦
コミュニケーション編

「自分事」として共生社会への意識が変わる有意義な研修

「心のバリアフリー」の浸透で「誰もがスポーツを楽しめる元気なまちづくり」実現へ


東京2020大会を契機に宇部市は先導的共生社会ホストタウンに選ばれ、当コミッションではパラスポーツを通して、共生社会に資する活動をしていました。
その中の一つ「あすチャレ!運動会」の開催を通じて、パラサポの提供プログラムを様々知りました。また、講師の山本さんが世界パラ陸上のキャラバン隊で宇部市を訪問された際に、ご挨拶させていただき、プログラムの詳細を確認することができ、その後あすチャレ!Academyの無料体験会に参加し、プログラムの採用を決定しました。
今回の「あすチャレ!Academy」は、宇部市が掲げる「誰もがスポーツを楽しめる元気なまちづくり」の実現に向け、特に重要な「心のバリアフリー」の浸透を図ることを目的としました。



スポーツに携わる方をはじめ、障がい当事者・福祉・就労支援関係者が参加


2024年4月より、障がいのある人への「合理的配慮の提供」が義務化され、宇部市のスポーツに携わる方などにも、障がいがある人とのコミュニケーションやサポート方法を学んでいただきたいと思い、当コミッションの人財育成事業として「あすチャレ!Academy」コミュニケーション編を開催させていただきました。
受講者は当コミッションの会員や人財バンク講師をはじめ、障がい当事者の方、障がい福祉関係や就労支援関係などでお勤めの方など幅広い層のご参加をいただきました。
受講者の皆様が、官野講師の実体験に基づくメッセージを真剣に聞き入っていたのが全体として印象的でした。
知識の習得に留まらず、「自分事」として共生社会への意識が変わる、有意義な研修となったと思います。



  • 参加者の声

    ・障がいのある方への支援は、特別なことではなく、心のバリアを取り、自然体で接することの大切さを学ぶことができた。
    ・今回の学びを活かし、宇部市のスポーツイベントなどにおいて、誰もが安心して楽しめるよう、積極的な声かけや配慮を実践したい。
    ・みんなで「障がい」について困っていることや不安なことを共有できてよかった。

  • 開催担当者の声

    (一社)宇部市スポーツコミッション
    コーディネーター 平本 貴法 様

    担当者として特に印象的だったのは、障がいと「選択肢の少なさ」についてのお話です。
    選択肢をどう増やしていくかのメッセージは、とても響きました。
    また、官野講師は「障がいのある方と接する際には構えなくても大丈夫。『何かお手伝いできることはありますか?』の一言で助かる人もいる」と、サポートにおける最もシンプルな一歩を伝えてくださいました。駅での視覚障がい者の方との具体的なエピソードも伺い、共感と実践の重要性を深く学ぶことができました。
    今後も、今回の学びを大切に活動していきたいと思います。

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