パラスポーツ診断サイト「マイパラ!」サポーター限定コンサート&パラサポ見学ツアーに150人が参加

2017.05.25.THU 公開

日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)は5月20日、日本財団ビルに150人の“マイパラ!サポーター”を招待。4月にオープンした、障がい種別・エリア別パラスポーツ診断サイト「マイパラ! Find My Parasport」クラウドファンディング支援者限定イベント「木下航志スペシャルコンサート&パラサポ見学ツアー」を開催した。

イベント冒頭、パラサポディレクターの本山勝寛は「マイパラ!」支援の謝辞を述べた
パラフェス2016、パラ駅伝 in 東京2017での国家斉唱に続いての登場となる全盲のシンガーソングライター木下航志

会場の照明が落とされ、参加者にアイマスクが配られるという演出で行われた前半は、木下航志の世界が広がるブラインドコンサート。「アイマスクをすると感覚が違った。音楽が直に体に入ってきた」「音に集中できた。とても贅沢な時間だと思った」──参加者たちは、マイクを使わずの生声で弾き語られた『Amazing Grace』にはじまり、『Music』『通り雨』『世界の果てへ』『Love Is Everywhere』『Just A Closer Walk With Thee~輝く明日へ僕は歩く~』など惜しみなく披露された木下の楽曲を、全身で楽しんだ。

コンサート前半は、会場フロアの照明を落として行われた

コンサート中盤には、ゲストに盲人マラソンランナーの八木陽平さんを迎えてのトークショーと「マイパラ!」サイトの実演も。MCを務めたよしもと芸人、御茶ノ水男子の「他にチャレンジしてみたいスポーツはあるか?」という質問に「ブラインドサッカーに興味がある」と答えた八木さんの診断結果が「ブラインドサッカー」に、また、華奢な印象の木下さんの結果が「自転車」「水泳」「トライアスロン」などタフな競技になり、会場は笑いに包まれた。また、ゲストアーティストとしてレ・フレールの斎藤守也も登場。1台のピアノを2人で演奏する木下とのセッションで、会場を盛り上げた。

コンサート中盤には、盲人マラソンランナーの八木さんを迎えてのトークショーも! MCを務めたのは、「パラ駅伝2017」でよしもとチームランナーとして参加した御茶ノ水男子のお2人
ゲストとしてレ・フレールの斎藤守也(右)も登場し、木下とセッション

後半は、一般向けには初となるパラサポの28競技団体との共同オフィスの見学ツアー。約30人ずつのグループで順次、オフィスを見て回った参加者たちは、ツアーナビゲーターの案内のもと、さまざまなパラスポーツグッズに触れながら、「競技を知らない人にももっとアピールしてほしい」「スタートしたのだから、長く続けてほしい。2020年で終わりではなく、ずっと続けてほしい」など、「マイパラ!」への期待をそれぞれ語っていた。

(前列左より)御茶ノ水男子・おもしろ佐藤、レ・フレール・斎藤守也、木下航志、御茶ノ水男子・しいはしジャスタウェイと一緒に記念撮影
パラサポには、パラスポーツの競技用車いすなど用具がズラリ
さまざまな競技の用具や道具にふれられる貴重な機会
興味をもったグッズを手に記念撮影も

text&photos by Parasapo
photos by NOB

『パラスポーツ診断サイト「マイパラ!」サポーター限定コンサート&パラサポ見学ツアーに150人が参加』