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2025.11.26

関西エリア初、兵庫県尼崎市へ「パラサポ!ミライ」10台を贈呈。初めて式典に小学生が参加

関西エリア初、兵庫県尼崎市へ「パラサポ!ミライ」10台を贈呈。初めて式典に小学生が参加

日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ、所在地:東京都港区、会長:山脇康)は、2025年11月26日、学校の運動会をきっかけにインクルーシブ教育を推進するプログラム「パラサポ!インクルーシブ運動会」のインクルーシブな種目「車いすリレー」等で使用していただく「パラサポ!ミライ」10台を、兵庫県尼崎市へ贈呈しました。今回の尼崎市は、通算12自治体目、関西エリアとしては初めての贈呈先です。12自治体目にして初めて地元の小学生が贈呈式に参加し、尼崎市の松本眞市長と尼崎市立杭瀬小学校の児童5人が「パラサポ!ミライ」に試乗しました。

 

 

「パラサポ!ミライ」は、パラサポが2024年に開発した校庭でも体育館でも使用可能なスポーツ・アクティビティ用車いすで、2024年度に10自治体へ各10台、合計100台を贈呈・配備しました。2025年度は、6自治体へ各10台、合計60台の贈呈・配備を予定しています。

 

▲贈呈式で挨拶をした松本市長
 

松本市長は、挨拶のなかで「本市でもインクルーシブ教育に予算をつけているところです。支援が必要なお子さんの学習権を保障する視点だけでなく、一緒に学ぶお友だちが、共生社会とはどんなものかを考え工夫していく、そういう教育的な意味が、このたび寄贈いただいた『パラサポ!ミライ』の活用により、車いすリレーなどを通じて、スポーツ性と共生が両立する機会が、期待できるのではないかと思っております。パラスポーツの普及とインクルーシブ教育の理解促進に活用させていただきます」と話しました。

 

▲「パラサポ!ミライ」に試乗した松本市長と杭瀬小学校の児童
 

贈呈式の後半で「パラサポ!ミライ」に試乗した児童からは「楽しかった」「操作が難しかった」「車いすの人に声をかけてみたい」「車いすバスケットボールをしてみたい」などの声が上がり、杭瀬小学校の小嶋千花校長は「2学期のあいだ、『パラサポ!ミライ』を学校にお借りします。今後も福祉の授業などで活用させていただくことを検討したい」と話していました。

 

▲尼崎市から感謝状が贈呈されました
 

今後の「パラサポ!ミライ」活用について、尼崎市は、2026年1月31日と2月1日にボートレース尼崎で開催する障がいのある人もない人も一緒に混ざり楽しむことができるイベント「スポパラ!」で市民にお披露目することを発表しました。また、学校教育の授業やイベント等でも幅広く活用してもらえるよう、市の教育委員会が窓口となる貸出スキームを構築したということです。

 
<2024年度の贈呈実績>
東京都府中市(2024年9月11日)
長崎県大村市(2024年9月26日)
山口県下関市(2024年10月28日)
愛知県常滑市(2024年11月11日)
香川県丸亀市(2024年11月28日)
佐賀県唐津市(2024年12月3日)
福岡県北九州市(2024年12月20日)
長野県(2025年1月15日)
東京都町田市(2025年1月23日)
埼玉県戸田市(2025年3月6日)
 
<2025年度の贈呈実績>
愛知県蒲郡市(2025年10月20日)
兵庫県尼崎市(2025年11月26日)

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