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Sports /競技を知る
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【パラスポーツ!これだけは知りたい】パラクライミング

残された身体の機能を使い、「ホールド」と呼ばれる突起物が取り付けられた壁を登る競技、パラクライミング。パラリンピックでは、2028年のロサンゼルス大会で初めて競技として実施される。肢体不自由、視覚障がいの選手が出場する。
クラス分け
パラクライミングは、障がいの種類により、B(視覚障がい)、AU(上肢機能障がい)、AL(下肢機能障がい)、RP(その他の機能障がい)の4つのカテゴリーがある。 この中で、できるだけ公平な条件で競えるように、障がいの程度により細かくクラスが分かれている。
競技用具
一般のクライミングと同じロープやハーネスを着用して安全を確保し、チョークと呼ばれる手の滑りを防ぐための粉や、小さなホールドをとらえるためのクライミングシューズを使用する。
下肢切断の選手は、義足で登る選手もいれば、外して登る選手も。それぞれの選手が、自身の身体を最大限に活かせる独自のスタイルを確立している。
おさえておきたいルール
ルールは一般のクライミングとほぼ同じ。パラリンピックで採用された「リード(トップロープ)」種目では、制限時間内に壁をどこまで高く登れるかを競う。 ルートは大会毎に異なるため、選手はルートが公開されたらオブザベーション(観察)を行い、どのように登っていくかを考える。
ホールドを掴んで保持した位置(到達高度)が記録となり、トップホールドを保持する「完登」を最上位として、到達した高度などの成績に応じて順位が決定される。 視覚障がいクラスでは、サイトガイドが地上から選手へ向けて呼びかけ、ホールドの位置を伝えることができる。
ここに注目
それぞれの障がいに合わせてつくりあげた各選手独自のスタイルが見どころ。身体の欠損やまひのある選手がぐんぐん身体を引き上げていくパワーとスタミナ、次のホールドをとらえるための絶妙な身体の使い方、視覚障がいの選手とサイトガイドのコンビネーションにも注目したい。
パラリンピック初実施となるロサンゼルス2028大会へ向け、日本のトップクライマーたちの活躍からも目が離せない。
text by parasapo
illustration by Kazue Shima