-
-
Sports /競技を知る
-
-
-
【ショートストーリー】苦しみながらたどり着いたアジアの頂点 ~PLAYBACK 愛知・名古屋アジアパラ~
愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会(以下、アジアパラ)で過去最多64個の金メダルを獲得した日本代表選手団。勝利の瞬間、万感の思いがあふれ出た金メダリストたちも多かった。大会中にパラサポWEB取材班がSNS発信したエピソードをプレイバック。
パラバドミントン・梶原大暉、200連勝到達で見せた涙

photo by Takamitsu Mifune
「負けを覚悟しました」
男子シングルスの連勝記録「200」をアジアパラ優勝で飾ったパラバドミントンの梶原大暉は、勝利の瞬間からしばらく涙が止まらなかった。
対戦相手のユ・スヨンは同世代で、前日のダブルスでも負けた「一番やりづらい相手」。
「なんなら圧倒してやろうぐらいの気持ちで入った」
しかし、第2ゲームの終盤、体に異変が起こる。右腕がつったのだ。このゲームを落とし、第3ゲームに入ると、今度は左腕までつってしまったこともあり、1点を取っては取られるシーソーゲームに。
ずっと「負け」が頭の中をちらついていたという。
それでも、「やるしかない」「勝って終わりたい」と気持ちで粘り、ぎりぎりで勝利を手繰り寄せた。
「フィジカルの弱さを痛感したので、もっと鍛え直したい」と語る梶原。
ここからまたライバルとしのぎを削りながら、パラバドミントン界をけん引し続ける。
パラ卓球・岩渕幸洋、ついに中国の壁を破ってアジアの頂点に!

photo by Takamitsu Mifune
パラ卓球の世界トップランカーである岩渕幸洋だが、これまでアジア選手権やアジアパラなど、アジアの頂点にはあと一歩届かずにいた。
そして迎えたアジアパラ。10月20日、スカイホール豊田で行われたシングルス決勝では、中国選手を相手にストレート勝ちを収め、悲願の「アジア王者」に輝いた。
決勝直前には「自分が楽しめるように一生懸命やりたい」と強い意気込みを見せていた岩渕。
東京2020パラリンピックでは無観客の中で旗手を務めただけに、「こうやって皆さんの前でプレーできるというのは、すごくうれしい」と感慨を深める。
とくにフルセットでの逆転劇となった準決勝では、「応援の力で自分も気持ちが乗ってどんどんいけるようになってきたので、本当にありがたかった」と感謝を語っている。
前回の杭州大会では日本代表選手団の主将を務め、常に重圧と戦い続けてきた岩渕。感情を爆発させて喜びを噛みしめたその姿は、まさに心に深く刻まれる最高の瞬間となった。

※本記事は、大会期間中にパラサポ公式SNSで発信したコンテンツを一部編集して掲載しています。
text by Asuka Senaga, Masae Iwata, Shigeki Masutani
key visual by Takamitsu Mifune
【ショートストーリー】仲間とともに掲げたメダル ~PLAYBACK 愛知・名古屋アジアパラ~
https://www.parasapo.tokyo/topics/131257
【ショートストーリー】忘れ得ぬ地に刻んだ歓喜 ~PLAYBACK 愛知・名古屋アジアパラ~
https://www.parasapo.tokyo/topics/131244






