【10~11月のパラスポーツ注目大会】国際大会を間近で観戦! ロサンゼルスから新競技になるあの競技も登場

2025.10.01.WED 公開

10月と11月は、日本国内で開催されるパラスポーツの国際大会に注目! ワールドシリーズで多数上位入賞を果たしているトライアスロン、同じく今年の国際大会で表彰台に上がっているバドミントンは、日本勢のメダル獲得に期待だ。大分県で行われる秋恒例の車いすマラソン(陸上競技)では、今年はどんなドラマが生まれるか。そして、2028年ロサンゼルス大会からパラリンピック競技に加わるクライミングの国際大会が福岡県で開催。パラクライマーならではの力強さやテクニックを目撃できるチャンスだ。

各大会のスケジュールはこちらでチェック!

【2025年10~11月のパラスポーツ注目大会】

1. アジアの鉄人が集結!
【トライアスロン】アジアトライアスロンパラ選手権(2025/千葉)

2. 日本が強豪の注目競技!
【クライミング】IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025

3. 日本勢のメダルラッシュに期待
【バドミントン】Japan パラバドミントン国際大会 2025

4. スピード感や駆け引き、ドラマを生む勝負
【陸上競技】第44回大分国際車いすマラソン

アジアの鉄人が集結!

トライアスロン
アジアトライアスロンパラ選手権(2025/千葉)

写真は、パリ2024パラリンピック
photo by Takamitsu Mifune

さまざまなアクティビティが楽しめる稲毛海浜公園に、アジア各国のトライアスロン選手が集結! 日本からは、東京2020パラリンピック銀メダリストの宇田秀生、現在世界ランキング5位で5月に横浜で行われたワールドトライアスロンパラシリーズ3位の木村潤平、6月のワールドトライアスロンパラシリーズで優勝した秦由加子など、ベテラン勢が出場する。また、車いすテニスの船水梓緒里をはじめ、ニューフェイスが他競技から参戦。世界で活躍する鉄人を間近で応援できる。

注目選手:宇田秀生秦由加子木村潤平 など
開催日:2025年10月12日(日)
開催場所:稲毛海浜公園(千葉県千葉市)
入場料:無料


日本が強豪の注目競技!

【クライミング】
IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025

写真は、2024年度パラクライミングジャパンシリーズ第2戦兼日本選手権
photo by X-1

健常者の世界上位6ヵ国による国別対抗戦「IFSC NATIONS GRAND FINALE」と同時開催される「IFSC PARA CLIMBING MASTER」はパラクライミングの世界大会。パラクライミングの国際大会は2006年から開催されているが、日本で健常者のスポーツクライミングとパラクライミングの国際大会が一緒に開催されるのは初めて。パラクライミングは、2028年にロサンゼルスで行われるパラリンピックから採用される注目度急上昇の競技。世界チャンピオンを輩出している日本は、パラクライミングの強豪でもある。本大会は、世界トップレベルのパラクライマーを間近で見られる貴重な機会になる。

注目選手:會田祥 など
開催日:2025年10月25日(土)、26日(日)
開催場所:筑豊緑地公園/いいづかスポーツ・リゾート ザ・リトリート(福岡県飯塚市)
入場料:有料 *詳しくは大会WEBサイトのチケット情報


日本勢のメダルラッシュに期待

バドミントン
Japan パラバドミントン国際大会 2025

写真は、パリ2024パラリンピック
photo by Takamitsu Mifune

パリ2024パラリンピック金メダリストで、現在シングルス世界ランキング1位の里見紗李奈と梶原大暉を筆頭に、国際大会で結果を残している日本勢。パリ後は、健常者のバドミントン選手として実業団で活躍していた河合紫乃の参戦、梶原と新たにダブルスを組む西村啓汰のペアなど新たな話題もある。8月に行われたPeru Para Badminton International 2025では、なんとシングルス7種目、ダブルス1種目で優勝し、日本代表は2位と3位も合わせ、計14個のメダルを獲得。本大会でもメダルラッシュが期待できそうだ。

注目選手:里見紗李奈梶原大暉、河合紫乃 など
開催日:2025年11月5日(水)~9日(日)
開催場所:草薙総合運動場体育館(このはなアリーナ)(静岡県静岡市)
入場料:無料


スピード感や駆け引き、ドラマを生む勝負

陸上競技
第44回大分国際車いすマラソン

写真は、パリ2024パラリンピック
photo by Takamitsu Mifune

これまで、数々のドラマを生んできた大分国際車いすマラソン。パラリンピックメダリストをはじめ、世界中から猛者が集まる伝統の大会でもある。前回大会は、国内外13ヵ国から190選手が出走 。男子マラソンでは中国選手がアジア新記録を出した。各クラスで日本勢が表彰台に上がる活躍を見せる中、注目はパリパラリンピックで銅メダルを獲得した鈴木朋樹だ。鈴木は今年、東京マラソンとロンドンマラソンで表彰台に上がっている。前回2位の雪辱なるか。

注目選手:鈴木朋樹 など
開催日:2025年11月16日(日)
開催場所:大分県庁前(大分県大分市)
入場料:無料


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※各大会の出場選手は未定です。ここでは現時点で出場が見込まれる選手を紹介しています。

text by TEAM A
key visual by X-1

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