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Sports /競技を知る
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【オリ×パラ競技徹底比較!】「走って撃つ」を繰り返すバイアスロン。滑走距離や射撃の違いは?
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの閉会式から12日後、3月6日には、ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会が開幕する。オリンピックとパラリンピックには、似ている競技がたくさん。一方でパラリンピックには独自のルールや工夫があり、その分、違った角度から楽しむこともできる。そこで、オリンピックとパラリンピックの競技を徹底比較! 知れば、観戦がもっと面白くなること間違いなしだ。
バイアスロンは、クロスカントリースキーコースを滑走するスキーと、射撃を交互に行う、異なる2つのスポーツを組み合わせた競技だ。登り坂や下り坂、カーブなどのあるコースを滑走し、周回ごとに射場で射撃することを繰り返し、ゴールするまでのタイムを競う。
オリンピックもパラリンピックも
ミスショットが命取り!
オリンピックのバイアスロンは、男子20kmインディビジュアル、女子15kmインディビジュアル 、男子10kmスプリント、女子7.5kmスプリント、男子12.5kmパシュート、女子10kmパシュート、男子15kmマススタート、女子12.5kmマススタート、男子4×7.5kmリレー、女子4×6kmリレー、混合4×6kmリレー(男子+女子)の計11種目。種目に応じてミスショット1発ごとに1分のペナルティタイムが加算されるか、ペナルティループを走る必要がある。
パラリンピックのバイアスロンは、今大会では18種目が実施される。視覚障がい、立位、座位の3つのカテゴリーに分かれ、それぞれ男女スプリント(7.5km)、インディビジュアル(12.5km)、スプリントパシュートを行う。周回コースをフリースタイルで3周または5周し、コースを1周した後に射場に行き、5つの標的を撃ち抜く。種目に応じてミスショット1発ごとに1分のペナルティタイムが加算されるか、ペナルティループを走る必要がある。

photo by AP/AFLO
ライフルの扱いと種類に違い
立位と座位の標的はわずか13㎜!
バイアスロンでは、選手がライフルを背負いながらフリースタイルで滑り、周回ごとに射撃を行う。立射と伏射の2種類の姿勢で撃つ。標的は50m先に設置され、伏射では直径45mm、立射では直径115mmの標的を狙う。
パラリンピックの選手は、スキー区間ではライフルを携行せず、射場で受け取る。肢体不自由の選手は自前のエアライフルを使用し、射場に到着するとコーチが射撃マットまで運ぶ。視覚障がいのある選手は射撃マットに常設されている、標準化されたビームライフルを使用する。これは全選手共通。標的は10m先に設置されており、標的の大きさは視覚障がい者用が21mmで、肢体不自由者用の標的は13mmとなっている。選手は伏せた姿勢で射撃を行うが、障がいのため伏せた姿勢での射撃が不可能な一部の座位選手は、座った姿勢で射撃を行う場合がある。なお、視覚障がいのある選手は、射撃時に標的の位置が音でわかるようになっている。
1988年にパラリンピックで初採用
世界にはマルチメダリストも

パラリンピックのバイアスロンは、1988年の第4回国際身体障害者冬季競技大会(インスブルック)で初めて採用され、立位による競技が行われた。4年後のアルベールビル1992パラリンピック冬季競技大会では、視覚障がいのある選手も参加した。リレハンメル1994パラリンピック冬季競技大会では、女子種目と座位種目がパラリンピック競技種目に追加された。
北京2022パラリンピック冬季競技大会では、バイアスロン競技に14ヵ国から86選手が出場。7ヵ国がメダルを獲得した。ウクライナのオクサナ・シシコワ (視覚障がい/女子)とヴィタリー・ルキヤネンコ(視覚障がい/男子)、アメリカのオクサナ・マスターズ(座位/女子)がそれぞれ金メダル2個を獲得した。

photo by X-1
「クロスカントリースキー」の直後に「射撃」を行うバイアスロンは、「動」と「静」という相反する要素に同時に取り組むところに競技の特性がある。選手が求められるのはスキーの滑走技術と持久力、そして射撃時の冷静さと正確性。選手は射場に入る直前に滑走スピードをほんのわずか緩めることで心拍数を急激に下げ、体の振動を極力排除して射撃を行う。バイアスロン選手の真骨頂はこの超人的な能力にある。
※本記事はIPCウェブサイトを参考にしています。
text by TEAM A
key visual by X-1






