日本財団パラリンピックサポートセンター

車いす同士のぶつかり合い、ウィルチェアーラグビーを体験してみた!

車いす同士のぶつかり合い、ウィルチェアーラグビーを体験してみた!
2018.05.22.TUE 公開

こんにちは、ライターの長橋です。

ただいま僕は、「千葉ポートアリーナ」にてウィルチェアーラグビーというパラリンピック競技の観戦に来ています。この競技、すごく面白いんです!

「ウィルチェアーラグビー」ポイント解説!

  • 手と足の“四肢”に障がいがある人のみ参加できる。

  • ボールを持った選手の車いすの車輪2つがトライラインを超えると得点。

  • 車いす同士のぶつかり合いが認められている激しいスポーツ。

  • 1チーム4人で構成され、1試合で8分間のピリオドを4回行う。

  • 一般的なラグビーと異なり、前方へのパスも可能で、投げたり、膝の上に乗せて走ることもできる。

※さらに詳しいルールはこちら『かんたんウィルチェアーラグビーガイド』
(外部サイト:日本障がい者スポーツ協会)

さて、ルールを確認したところで、試合を観戦していると……。

お! あの12番の選手、すごいですね。動きが機敏で体格も良い! そのうえ、顔つきもカッコイイ!!
パラサポの前田さん、あの選手は誰ですか?

あの人は、AXE(埼玉県)というチームの峰島靖選手と言って、元日本代表の選手なんです。選手でもありながら、ウィルチェアーラグビー連盟理事も務めている方なんですよ。

へー!!

試合が終わったら、挨拶をしにいきましょう!

ということで、忙しい時間の合間を縫って、駆けつけてくれたAXEの峰島選手です!!!

峰島選手、試合お疲れ様でした! 初めてウィルチェアーラグビーの試合を観戦したんですが、とにかくすごかったです!

ありがとうございます。楽しんでいただけたようで嬉しいです。

競技用の車いすでタックルに挑戦!

長橋さん、実際に僕らが試合で使っている車いすに乗ってみませんか?

え? 良いんですか!?

もちろんです!

この車いすゴツゴツしていてかっこいいなー!

ウィルチェアーラグビーの競技用車いすには2種類あって、攻撃型と守備型に分かれています。今、長橋さんが乗っているのは操作しやすい攻撃型のものです。

実際に乗ってみてどうですか?

凄く乗りやすい! 操作もしやすい気がします!

片方のタイヤだけを回すと、クルクル回転できるんですよ。競技用の車いすは、普通の車いすと比べて軽快で速いんです。せっかくなので、ぶつかってみましょうか?

え?

ガシッ!! (車いす同士がぶつかる音)

あ、音の割には痛みはまったくないんですね……!

そうなんです。激しい衝突音はたしかにびっくりするかもしれませんが、車いすがぶつかるだけなので、衝撃だけで痛みは無いんです。

へえーーーー! あんなに激しいぶつかり合いなのですごく痛いのかなと思っていました。

峰島選手にいろいろ聞いてみよう!

これまでもたくさん聞かれていると思うんですけど、タックルをして、指とか挟んだりしないんでしょうか?

一応こういうグローブをしているんですが……まあ、正直、車いすと車いすに挟まれることがあれば、想像通りめっちゃ痛いですよ。

やっぱり痛いんだ…。グローブの内側がザラザラしてますね。

このグローブは本来、回転しているタイヤを触る際に手がすり減らないためのものなんです。なので、無いとむしろ試合ができません(笑)

競技の魅力を語る峰島選手がかっこよすぎる

峰島選手はどんなきっかけでウィルチェアーラグビーを始めたんですか?

僕は、ケガをして病院に通っていた時、たまたまウィルチェアーラグビーというスポーツがあることを周りから聞いたんです。最初は少しやってみるだけ……と思っていたのですが、実際に練習や試合に出たりするとハマってしまって。ルールも複雑に見えますが、意外と簡単ですしね。

確かに試合を観ているとルールは意外とわかりやすかったです。峰島さんにとってのウィルチェアーラグビーの面白さはどこでしょうか?

やっぱり激しくぶつかりあうところですね。自分の人生もそうですが、ぶつかって、それを自分の力で切り拓いていくといいますか……。そういうところに魅力を感じていますね。

そのセリフ、かっこよすぎです…。

競技者数は少ないほうが良い!?

また、さっきちらっと聞いたんですけど、連盟に登録されている競技者数が日本全体でも100人ちょっとなんだとか……。

意外と少ないでしょ?

やはり選手は増えた方がいいんですよね?

それがですね。そういうわけでもないんですよ。

え?

ウィルチェアーラグビーって、四肢まひ者しかできないスポーツなんですけど日本の医療技術が上がって、四股まひ者が少なくなっているんですよ。

なるほど……!!!!

なのでこれは、残念ではなくて嬉しいことなんです。運営サイドからすると複雑ですけどね(笑)

確かに複雑ではありますね。

最後に、峰島選手からメッセージ!

ウィルチェアーラグビーは、ルールがわかると絶対に面白さが伝わると思います! ぜひ実際に試合に来ていただき、インパクトを感じていただければ嬉しいです。とくに最近ストレスがたまっているなあと思っているサラリーマンの方は、試合を観るとスッキリしますよ!

たしかにサラリーマンの方が試合を見ると、スカッとして帰れそうですね……! 本日はありがとうございました!

ウィルチェアーラグビーを観戦して

2020年、東京でおこなわれるパラリンピック。日本チームは金メダルの獲得を本気で狙っている強いチームなんです。
「一緒に応援して、そして、金メダルを取った瞬間を一緒に喜び合いたい」
激しいぶつかり合いで見応えのあるウィルチェアーラグビー、ぜひ実際に試合会場へ足を運んでみてください!

text by Ryo Nagahashi



一般社団法人 日本ウィルチェアーラグビー連盟
Facebook:https://www.facebook.com/JWRF.jp/
公式サイト:https://jwrf.jp/

2018ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会 http://www.jsad.or.jp/japanpara/wheelchair-rugby/

≪ 2018ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会 ≫
日程:2018年5月24日(木)~ 5月27日(日)
会場:千葉県千葉市・千葉ポートアリーナ

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