【8~9月のパラスポーツ注目大会】パラリンピアンも出場! 国内最高峰の戦いに酔いしれよ

パラリンピアンやメダリストが出場する国内最高峰の戦いが続く8月、9月。 ブラインドフットボールは、国内4チームが参戦するトップリーグが幕を開け、自転車競技では、タイムトライアルと個人パーシュートの日本一を決める全日本選手権が開催される。ほかにも、パラリンピアンをはじめとするトップスイマーの泳ぎを見られる水泳、小田凱人の全米オープン“凱旋”が期待される車いすテニスも要チェックだ。
各大会のスケジュールはこちらでチェック!
【2025年8~9月のパラスポーツ注目大会】
1. 4チーム参戦の国内トップリーグが幕開け
【ブラインドフットボール】Shinagawa LIGA.iブラインドサッカートップリーグ2025 第1節
2. タイムトライアルと個人パーシュートの日本一決定戦
【自転車競技】2025全日本選手権自転車競技大会-トラック・パラサイクリング
3. 国内トップスイマーが出場する国内最高峰の大会
【水泳】JPSA設立60周年記念2025ジャパンパラ水泳競技大会
4. 小田凱人の連覇に期待
【車いすテニス】木下グループ車いすテニスチャンピオンシップス2025
4チーム参戦の国内トップリーグが幕開け
【ブラインドフットボール】
Shinagawa LIGA.iブラインドサッカートップリーグ2025 第1節

photo by X-1
今回で開催4年目を迎えるクラブチームの国内トップリーグ。4チームが3節にわたって熱戦を繰り広げる。5月のワールドグランプリで存在感を放った島谷花菜(free bird mejirodai)、パリ2024パラリンピックでキャプテンを務めた川村怜(品川CCパペレシアル)など、ワールドクラスのプレーにも注目したい。前シーズンに念願の初優勝を果たした品川CCパペレシアル、王座奪還を狙うfree bird mejirodai、2022シーズンから優勝が遠のいている埼玉T.Wings、そして、buen cambio yokohamaは過去3シーズン4位から抜け出し初優勝を目指す。チームの目標達成を左右する大事な第1節は見逃せない。
注目選手:島谷花菜、菊島宙、川村怜 など
開催日:2025年8月2日(土)
開催場所:品川区立総合体育館(東京都品川区)
入場料:有料 *詳しくは大会WEBサイトのチケットガイドへ。
タイムトライアルと個人パーシュートの日本一決定戦
【自転車競技】
2025全日本選手権自転車競技大会-トラック・パラサイクリング

photo by X-1
エリート、ジュニア、パラサイクリングのトップアスリートが一堂に会する国内最高峰の自転車競技大会。パラサイクリングでは、タイムトライアル(24日)と、個人パーシュート(25日)が行われる。舞台は、東京2020パラリンピックの会場と同じ伊豆ベロドローム。パリパラリンピックの金メダリスト杉浦佳子も参戦する。パラサイクリングは、次世代選手の育成と強化に力を入れており、今大会も若手選手が出場。現役大学生で国際大会でも実績を積んでいる亀田琉斗や、片足で自転車を漕ぐ元スイマーの中道穂香など、今後国際大会で活躍が期待される選手の走りを観られるチャンスになる。
注目選手:杉浦佳子、亀田琉斗、中道穂香 など
開催日:2025年8月22日(金)~25日(月)
開催場所:伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)
入場料:24日は有料(高校生までは無料)、25日は無料 *詳しくは大会WEBサイトのチケット&観戦infoへ
国内トップスイマーが出場する国内最高峰の大会
【水泳】
JPSA設立60周年記念2025ジャパンパラ水泳競技大会

photo by X-1
日本パラスポーツ協会(JPSA)設立60周年の記念大会。世界パラ水泳連盟(WPS)公認大会として実施される。肢体不自由、視覚障がい、知的障がいをはじめとするトップスイマーが出場。会場は、2026年10月開催の愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会と同じ日本ガイシアリーナだ。アジアパラはもちろんのこと、パラ水泳の世界選手権(シンガポール)を目前に控えた日本代表選手たちはどんな泳ぎをみせるか。東京2025デフリンピックの日本代表に内定している選手も出場予定。日本パラスポーツ協会のYouTubeで配信もある。
注目選手:川渕大耀、前田恵麻、岡島貫太 など
開催日:2025年9月13日(土)~15日(月・祝)
開催場所:日本ガイシアリーナ(名古屋市総合体育館レインボープール)(愛知県名古屋市)
入場料:無料
小田凱人の連覇に期待
【車いすテニス】
木下グループ車いすテニスチャンピオンシップス2025

photo by Jun Tsukida
国際テニス連盟(ITF)公認大会で、国内外の男子トップ選手が集まる大会。注目選手は、なんといっても、男子シングルス世界ランキング1位(2025年7月現在)で、パリパラリンピック金メダリストの小田凱人だろう。今年7月までに行われたグランドスラムの戦績は、全豪オープン準優勝、全仏オープン3連覇、ウィンブルドン選手権優勝と好調だ。本大会で小田は、2023年に初タイトルを手にし、2024年も優勝。今大会は3連覇がかかっている。9月上旬の全米オープンで初優勝を目指す小田。生涯ゴールデンスラム達成の凱旋試合になるか。
注目選手:小田凱人 など
開催日:2025年9月27日(土)~29日(月)
開催場所:有明テニスの森公園コート(東京都江東区)
入場料:有料 *詳しくは大会WEBサイトのチケット情報へ。
他の大会・イベントスケジュールもこちらでチェック!
※各大会の出場選手は未定です。ここでは現時点で出場が見込まれる選手を紹介しています。
text by TEAM A
key visual by Jun Tsukida