稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによる パラスポーツ応援チャリティーソング『雨あがりのステップ』寄付贈呈式開催

稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによる パラスポーツ応援チャリティーソング『雨あがりのステップ』寄付贈呈式開催
2018.07.09.MON 公開

日本財団パラリンピックサポートセンター(以下、パラサポ)は、パラサポスペシャルサポーターを務めている稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによるパラスポーツ応援チャリティーソング『雨あがりのステップ』(「新しい地図」)の売上金額の確定を受け、7月8日、パラスポーツ専用体育館「日本財団パラアリーナ」にて贈呈式を開催し、寄付金の使途を発表いたしました。

『雨あがりのステップ』は、Warner Music Japanと作曲家:菅野よう子氏、作詞家・麻生哲朗氏らの賛同の元で書き下ろされたオリジナル楽曲で、今年の3月に開催されたパラスポーツの普及を目的としたイベント「パラ駅伝 in TOKYO 2018」にて初めて披露されました。

売上金額の全額がパラスポーツ支援のため寄付され、3月19日から6月30日までのチャリティー販売期間中の総ダウンロード数は99,594DL、売上総額23,006,214円にのぼりました。

贈呈式にはパラリンピック競技団体の関係者や、平昌2018冬季パラリンピック競技大会で銀メダルを獲得したアルペンスキー・森井大輝選手をはじめとしたパラアスリートら約50名が参加。国際パラリンピック委員会(以下、IPC)アンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons)会長、日本財団パラリンピックサポートセンター山脇康会長、日本ブラインドサッカー松崎英吾事務局長、選手代表としてリオ2016パラリンピック競技大会のボッチャ銀メダリスト・杉村英孝選手が登壇し、パラサポスペシャルサポーターの3名より目録が贈呈されました。

本寄付金はパラサポを通じて、6万ユーロ(約780万円*)が国際パラリンピック委員会公認のパラリンピック教材の世界各国への普及活動を行うアギトス財団へ、約1,520万円が国内のパラスポーツ普及支援を目的に、パラリンピック競技団体の実施する大会・イベント観戦拡大に寄与する事業への支援金に充てられます。 * 1ユーロ=129.86円(2018/7/7時点)

贈呈式の挨拶に立った稲垣さんと草彅さんは「僕ら3人の応援チャリティーソング『雨あがりのステップ』が少しでもパラスポーツの支援になれば嬉しいと思います。パラリンピック・パラスポーツの選手たちに逆に力を頂いているので、僕らができることをさらに頑張りたいと思います」(稲垣さん)

「たくさんの方の支援のおかげで、未来の選手やパラスポーツの発展に貢献ができるということで、僕らの歌をダウンロードしてくれた皆さまに感謝しています。これからも『雨あがりのステップ』を大切に一生懸命、皆さまに届けて歌っていきたいと思います」(草彅さん)とチャリティーに参加したファンに感謝の言葉を贈りました。

香取さんは「僕は、今年3月に韓国の平昌パラリンピックに応援に行かせていただいたのですが、その時に山脇会長、パーソンズ会長とのお話の中で僕が初めてのパラリンピックで感じた熱い思いをもっともっと子どもたち、若い世代に知ってもらいたい想いをお話させていただきました。それが今回、世界中の子供たちにパラリンピックをもっと知ってもらうための教育に、寄付金を使っていただけるということで嬉しく思っています」と初めて体験したパラリンピックの思い出を語るとともに、「チャリティーに参加していただいた方の中にも、西日本を中心とした記録的な大雨の被害に遭われた方もいらっしゃると思います。厳しい状況だと思いますが、離れていても思いは一つなので頑張ってください」と7月7日に起こった西日本豪雨で被災された方を気遣う場面も見られました。

また、式典の中で、IPCのパーソンズ会長より稲垣さん、草彅さん、香取さんへ、“東京2020パラリンピック競技大会に向けての国際パラリンピック委員会特別親善大使(International Paralympic Committee (IPC) Special Ambassador toward Tokyo 2020 Paralympic Games)“を要請すると、3人は笑顔で快諾しました。

この要請を受けた3人はそれぞれ、 「今の想いと変わらず、このまま突き進みたいと思います」(香取さん)
「本当にとても光栄なことですし、僕らができることで盛り上げていきたいですし、頑張りたいです」(草彅さん)
「2人と気持ちは一緒なんですけど、本当にパラリンピック、パラスポーツの選手たちに逆に力をいただいたりっていうのが一番でもあるので、僕らができることをがんばりたいなと思います。大使というのは本当に光栄なことなので、僕もまだ驚いているんですけど、自分たちにできることを全力でさせていただいて、さらなる今後のパラリンピックの発展と普及を目指して、三人で心ひとつにして頑張っていきたいと思います」(稲垣さん)と意気込みを語りました。

3人より寄付金の目録を受け取ったパラサポの山脇会長は、「チャリティー期間の『雨あがりのステップ』売上金額の全額をご寄付頂くという、日本初となる画期的な取り組みを実現してくださいましたのは、稲垣さん、草彅さん、香取さんのパラスポーツ応援への熱意であり、その活動に賛同されオリジナル楽曲を制作された関係者様、そして、何よりも楽曲の購入を通じチャリティーにご参加いただきました皆さまへ、心より感謝申し上げます。

東京パラリンピックまで、779日となりました。これからも、スペシャルサポーターの皆さん、パラスポーツを応援して下さる皆さんとご一緒に、東京大会の観客席がパラスポーツファンで満員になるよう、そして誰もが夢と希望をもっていきいきと輝ける共生社会の実現に繋がるよう、全力で取り組んで参りたいと思います」と挨拶。

寄付を受ける競技団体と選手代表として贈呈式に登壇した日本ブラインドサッカー協会・松崎事務局長と杉村選手はそれぞれ「今回『雨あがりのステップ』でいただいた寄付金は、日本選手権や世界を相手に戦うワールドグランプリなど“人に見せるため”に使わせていただきます。それと同時に、競技団体としては、一生涯楽しむためのスポーツとしてもエリートスポーツとしてもより多くの人たちに知ってもらうことを加速させていく、これを両立させていきたいと思っています」(松崎事務局長)

「ボッチャを始めてから17年ですが、これまでにも目に見える形、目に見えない形のでさまざまな支援をいただきました。昨年からボッチャの普及と強化の一環で『ボッチャ東京カップ』という大会が開催されています。 ここは日本代表の『火ノ玉チーム』と健常者チームが、同じ土俵で真剣勝負をする唯一の場となっています。性別も年齢も立場も超えて楽しみ喜びを分かち合えるのは、本当にすばらしいと感じています。 今回いただいた寄付金で、そんな場面が2020年に向けてもっと見られるように、さらにパラスポーツが身近なスポーツになるように、普及発展のために大切に使わせていただきたいと思います」と感謝の言葉を述べました。

また、今回の寄付金がIPC公認パラリンピック教材「I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)」の世界各国への普及活動に使用されることを受け、IPCのパーソンズ会長は「今回は稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの才能を素晴らしい形でパラスポーツに役立てていただけることに感謝します。IPCの開発を担っているアギトス財団に支援をすることで、日本だけでなく世界各地で『I’mPOSSIBLE』という教材がより広く活用されるようになります。

このプログラムは、学校教育を通して子供たちがパラリンピックやパラスポーツの情報を得、その意義を共有することによって、障がいのある人たちへの認識を変容することを目的としています。子供たちこそが、東京ならびに世界の未来を決定して行く人たちです。子供たちや多くの人たちがパラスポーツを見て体験をしたり、この教材を通して、あるいは直接選手の人たちと交流したりと、それぞれの体験に基づいた気付きがきっかけとなり、心を変えることになると思います。教育を通して世界を変革することが可能です」とコメントしました。

式典終了後には、稲垣さん、草彅さん、香取さんの3名が青チーム、IPCパーソンズ会長、パラサポ山脇会長、杉村選手が赤チームに分かれ、東京2020パラリンピック競技大会で正式競技となっているボッチャ対戦が実現しました。
日本ボッチャ協会日本代表ヘッドコーチの村上氏らの指導のもと、まずは、杉村選手によるデモンストレーションが行われ、ボッチャの奥深いおもしろさを観戦するとともに、杉村選手の正確なショットを堪能。青・赤チームでの対戦では、一投するたびに贈呈式に参加したパラリンピック競技団体関係者やパラアスリートから歓声が上がっていました。

式典にかけつけたパラアスリートや競技団体関係者と最後に記念撮影

【チャリティー寄付金について】
パラサポのスペシャルサポーターを務めている稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが、パラスポーツ支援に向け「新しい地図」としてパラスポーツ応援チャリティーソング『雨あがりのステップ』をiTunes Store、レコチョク限定でリリースし、売上金額全額が寄付となるチャリティー販売を3月19日~6月30日までの期間行ってまいりました。
※iTunes、iTunes Store は、Apple Inc.の商標です。

本楽曲は、 Warner Music Japanと作曲家:菅野よう子氏、作詞家・麻生哲朗氏らの賛同の元で書き下ろされたオリジナル楽曲で、パラサポが 3 月 4 日に駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催した「パラ駅伝 in Tokyo 2018」にて、初めて披露されました。パラサポスペシャルサポーターとして応援に駆け付けた稲垣さん、草彅さん、香取さんの 3 人が、1 万 7千人以上の観客、選手、ボランティア達を前に熱唱し、パラスポーツの応援と協力を呼びかけました。

【寄付先について】
1)
寄付先:アギトス財団(Agitos Foundation)*1
金額:6万ユーロ(約780万円)*1ユーロ=129.86円(2018/7/7時点)
使途:国際パラリンピック委員会公認パラリンピック教材「I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)」*2の世界各国への普及活動に使用。世界各国での教員研修プラン拡充、中高生版翻訳(フランス語・スペイン語)などに活用(現状は小学生版のみ6言語8カ国で普及)
*1 アギトス財団(Agitos Foundation)とは
国際パラリンピック委員会(IPC)の開発を担う機関で、組織名はパラリンピックのシンボルであるアギトスマークに由来する。2012年に創設されて以来、全ての人にとってのインクルーシブ社会の構築に貢献するため、パラスポーツの発展を国際的にリードする機関として活動している。
 
*2 I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)とは
学校教育を通じて、より多くの子どもたちにパラリンピックの魅力を伝えるため、国際パラリンピック委員会(IPC)が開発した世界中で使用できる教材。教材名「I’mPOSSIBLE」には、「不可能(impossible)」だと思えたことも、 少し考えて工夫さえすれば「私はできる(I’mpossible)」ようになるという、パラリンピックの選手たちが体現するメッセージが込められている。

  
2)
寄付先:リオ2016パラリンピック、平昌2018冬季パラリンピック、東京2020パラリンピックの正式競技団体のうち、申請のあった競技団体対象
金額:寄付総額から上記1)を除いた全額
使途:パラリンピック競技団体の実施する大会・イベント観戦拡大に寄与する事業への支援金として、パラリンピック競技団体へ配布。国内で開催する大会へより多くの方が参加できるようパラスポーツ普及支援に活用。
   ・国際大会 約115万円/件
   ・国内大会・イベント 約50万円/件

支援対象事業については、事前告知や支援表示、配布物、「雨あがりのステップ」音源の使用など、集客につながる広報・PR支援も併せて実施します。

寄付先の詳細につきましては、以下をご覧ください。
 ①アギトス財団について
 ②雨あがりのステップ支援金対象大会一覧

稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによる パラスポーツ応援チャリティーソング『雨あがりのステップ』寄付贈呈式開催

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