香取慎吾が見たピョンチャン vol.7 「終わりではなく始まりへ」IPC パーソンズ会長と2020年を語る

香取慎吾が見たピョンチャン vol.7 「終わりではなく始まりへ」IPC パーソンズ会長と2020年を語る
2018.03.15.THU 公開

パラサポ・スペシャルサポーターの香取慎吾さんが、パラリンピック大会の運営のトップ、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長、日本パラリンピック委員会(JPC)の山脇康委員長とともに平昌で語り合いました。
パーソンズ会長と香取さんは同い年。会長からは、2020年東京大会開会式でぜひ実現したいというびっくりオファーが。

初めて知ることがいっぱい、僕が知ったことをみなさんにお伝えしたい

パーソンズ会長と語り合う香取さん

パーソンズ 世代を越えて人気がある香取さんのような方に平昌パラリンピックに来ていただき、感謝しています。パラリンピックムーブメントを後押ししてもらっている。国際パラリンピック委員会(IPC)にとってもこんなにうれしいことはない。

香取 日本でも、パラリンピックがやってくることでみんなの気持ちが動いてきた。僕は子どものころはパラリンピックについて知らないことばかりだったけど、この年になって平昌大会に参加させてもらって、初めて知ることがいっぱい。ぼくが知ったことをみなさんに色々な手段でお伝えできたらいい。

2020年大会に向けて

パーソンズ ユース世代に向けてパラリンピックムーブメントを伝えていくことは重要だ。単純に競技やスポーツだけでなく、ムーブメントをその世代に深めていかないと。僕はジャーナリスト。シンゴに質問をしたい。初めてのパラリンピックはどうですか? 2020年大会に向けて、この活動をどう続けていきますか。

香取 平昌に来て、選手、スタッフらの熱量がすごい、と感じる。これが東京にも来るのか、と。もっとたくさんの人にこの雰囲気を味わって欲しい。2020年までに楽しさを知ってもらい、多くの人に会場に足を運んでもらいたいという思いが強くなった。

パーソンズ 今の話を聞いて、やはりシンゴはアーティストだな、と思う。色々なものからパッション(情熱)を感じたんだね。その熱をユース世代に伝えてもらえたら。

パラリンピックはこんなに笑顔になれる場所

香取さんへの期待を語る IPC パーソンズ会長

香取 パラリンピックはこんなに笑顔になれる場所だと初めて知った。もっともっと知って欲しい。ぼくはSNSを始めたばかりだけど、使い方を知ってここにこられてよかった。コメント欄には「2020年大会が楽しみ」と書いてくれる人が多い。SNSを使ってさらに多くの人に広めていきたい。

山脇 パラスポーツの一つの問題は、知らない人が多すぎることだった。どうやって認知度を上げるか。若い人たち、子どもたちをどう巻き込んでいくかが大切です。香取さんという素晴らしい方に応援をしていただいている。若い人たちを含めて多くの人たちを巻き込んでいきたい。香取さんは稲垣吾郎さん、草彅剛さんと3人でチャリティーソングを作って、その売り上げの全てを寄付するという形でもパラスポーツの支援をしてくれている。

パーソンズ ベリーグッド! ありがとうございます。香取さんたちが歌を歌って、寄付をするなんて素晴らしい活動だ。みなさんの考え方が他のアーティストにもつながっていくことを期待している。

パーソンズ会長 チャリティーソングの取り組みを絶賛!

香取 2020年大会に向けては最初はお祭りがやってくるぐらいにしか思っていなかったけど、パラスポーツや障がいのことを少しずつ知るうちに、日本がもっと優しく、強く変われると感じてきた。2020年大会が終わりではなく、始まりになるようにしていきたい。

パーソンズ シンゴはすごく勘がいい。すぐに理解してくれている。もうシンゴはパラリンピックムーブメントの大使だよ。2020年の開会式は是非一緒に見よう。

香取 光栄です。

パーソンズ 開会式の招待状を送るよ。

香取 2020年大会が始まったら、東京の街を歩く子どもたちが、「明日は○○選手の試合だよね」と選手の名前が、自然と会話に出てきたらいいなと。サッカー選手や野球選手のように子どもたちが知ってくれたらうれしい。

2020年の東京大会について語る香取さん

インクルーシブな社会の始まりに

パーソンズ 2020年大会はきっと成功する。メディア、パートナー、組織委員会のみんながパラリンピックを盛り上げようとしてくれている。失敗するわけがない。ワクワクしている。そして、シンゴがいるじゃないか。これ以上望むものはないだろう。

山脇 2020年大会はまずは競技場を満員にして、香取さんが言っていたようにみんなが選手のことを知って、大声で選手の名前が叫ばれるようになれば素晴らしい。次の社会をつくっていくのは子どもたち。そういう状況になることが、インクルーシブな(あらゆる人を受け入れる)世の中の始まりになる。

香取 今までパラスポーツを知らなかった分、応援してこなかった分、応援する力はいっぱい残っている。これをさらにぶつけていきたいですね。

パーソンズ 2020年大会の成功も大事だが、障がいのある人々がもっと堂々と街中を歩ける、そんな姿があちこちで見られることも成功の一つだ。日本はまだ家に閉じこもっている人が多いと聞いている。堂々と外へ出ていくマインドに変わることも重要なことだね。

パーソンズ会長にもオリジナルピンバッジを渡す香取さん


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text by Issei Sakakibara / The Asahi Shimbun
photo by Reina Kitamura  / The Asahi Shimbun

(朝日新聞・パラサポ共同企画)
朝日新聞デジタル「平昌パラリンピック特集」はこちら

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『香取慎吾が見たピョンチャン vol.7 「終わりではなく始まりへ」IPC パーソンズ会長と2020年を語る』

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