『キャプテン翼』の高橋陽一が語るブラインドサッカー

『キャプテン翼』の高橋陽一が語るブラインドサッカー
2018.11.29.THU 公開

パラスポーツの“今”をお届けするスペシャルムック『パラリンピックジャンプ』(「週刊ヤングジャンプ」と「Sportiva」が共同編集/協力:パラサポ)のVOL.2発刊記念スペシャルコンテンツを、パラサポWEBマガジンで配信していきます。
第一弾は、スポーツ&格闘技マンガの巨匠たちが、漫画でパラスポーツの世界に挑む本誌人気コンテンツから、ブラインドサッカーマンガ『ブラサカブラボー』を手掛けた高橋陽一さんの独占コメントをお届けします。

高橋陽一が描くブラインドサッカーマンガ『ブラサカブラボー』
ブラインドサッカー、横浜ドルフィンズのエースかつ日本代表のエースでもある有沢ユウキ。彼はある日、スタッフとしてチームに入った笹原リンに「一声ボレ」。東京2020パラリンピックでの金メダルを狙う日本代表の奮闘と2人の恋の行方は!?
※11/29発売「パラリンピックジャンプ VOL.2」にて『ブラサカブラボー』の連載スタート!

高橋陽一さんコメント
「初めてブラインドサッカーを見たのは日本代表戦ですが、単純に一競技として楽しんで見ることができましたし、そこから注目してました。ブラサカの魅力のひとつを挙げるとすると、競技自体は障がい者スポーツですが、キーパーや指示を出す人は健常者なんです。ということは障がい者と健常者が協力して一緒になって競技をするという稀有なスポーツなんですよ。それを改めて感じたのが2018年8月に幕張で行われた日本代表合宿の取材でした。たくさんの健常者の指導者やスタッフが一生懸命、練習に取り組んでいました。と同時にシュート練習を近くで見たら、迫力がありました。で、やっぱりサッカーなんだと再確認しました。練習は初めて見たので、いろいろ得るものがありました。きっと漫画も面白くなると信じています。そして1人でも多くの人が『ブラサカブラボー』を読んで、ブラインドサッカーを見に行きたいと思ってもらえるように描けたら嬉しいですね。もちろん『キャプテン翼』のような必殺シュートも漫画の魅力ですので、しっかり考えてます。これからの『ブラサカブラボー』、楽しみにしていて下さい。応援よろしくお願いします!」

ブラインドサッカー日本代表監督・高田敏志さん(左)と握手を交わす高橋さん(右)

高橋 陽一(たかはし よういち)

東京都葛飾区生まれ。1980年、『キャプテン翼』(集英社)でデビュー。1983年にはテレビアニメ化。同作品は日本でのサッカー人気はもとより、世界のサッカーの普及・発展に大きく貢献し、数多くの海外サッカー選手たちへも影響を与え、現在でも世界中で愛され続けるグローバルコンテンツとなっている。現在、『グランドジャンプ』誌にて『キャプテン翼 ライジングサン』を連載中。2017年6月にはシリーズ通巻100巻を達成、2018年4月よりアニメ最新作が放送されている。また葛飾区に実在するサッカーチーム「南葛SC」の後援会長を務めるなど、漫画家以外の活動も積極的に行っている。

ブラインドサッカー(5人制サッカー)

サイドフェンスのあるフットサルコートで音の出るボールで競技する視覚障がい者の5人制サッカー。パラリンピックジャンプでも、愛称である“ブラサカ”をタイトルで採用した。 フィールドプレイヤー4人はアイマスクとヘッドギアを装着し、激突を避けるためボールを持った相手に向かう時は「ボイ!」と声を出さなければならない。また観客は音を頼りにプレイするという競技の性質上、静かに観戦しなければならない。

東京2020パラリンピック会場 →青海アーバンスポーツパーク

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※本記事は『パラリンピックジャンプ』編集部協力のもと掲載しています。

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