2016年のリオパラリンピックでは、男子1500m(T13・伴奏者なしで走る弱視)に出場した上位4名全ての記録が、リオオリンピック男子1500mの金メダル(記録3分50秒)を上回るという結果になった。
実は1500mは戦略が重要と言われ、駆け引きの結果とも言われているが、いずれにせよ、近年、オリンピックとパラリンピックの実力差が縮まってきていることは確かだ。2020年の東京パラリンピックでは、新たなオリンピック超えの記録にも期待したい。
瞬発的なスピードが問われる短距離(T11/T12)は、スタートからゴールまで、選手と伴走者のフォームが一体となった美しい走りにも注目しよう。