開幕目前! 数字から見る「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」日本代表の注目ポイント

開幕目前! 数字から見る「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」日本代表の注目ポイント
2026.10.13.TUE 公開

「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」(以下、アジアパラ)が、いよいよ10月18日に開幕。一部の競技は開会式に先駆けてスタートし、地元・愛知出身の小田凱人(車いすテニス)をはじめ、東京2020パラリンピック・パリ2024パラリンピックのメダリストを含む284選手(10月13日現在)が集結した日本代表選手団。開幕を前に、TEAM JAPANにまつわる「数字」のトピックを紹介する。

結団式に出席した車いすテニスの小田凱人
photo by Atsushi Mihara

◆最年長「78」歳

日本代表選手団の最年長はパラ卓球の別所キミヱ(78歳)で、過去大会の最高齢77歳を今大会で更新する。別所はこれまでにパラリンピックに4度出場し、「バタフライマダム」の愛称で親しまれてきた。今回も、円熟のプレーを見せられるか。70代では同じくパラ卓球の角田セツ(75歳)がいる。また、ベテランが多くいる座位バレーボールは50~60代が6人を占める。

78歳10ヵ月で出場するパラ卓球の別所キミヱ
photo by X-1

◆最年少「14」歳

最年少は、大分市内の中学校に通う14歳の都甲万結(パラ水泳)。同じパラ水泳の山田龍芽も中学2年生で同じ年だ。 なお、山田は男子の日本代表選手として史上最年少での出場となる。今大会の選手団には10代の選手が25人おり、 その中でも、パラ水泳には山田をはじめ、14歳から19歳までの若手が10人出場。2年後のロサンゼルスパラリンピックへ向けて布石となる泳ぎにも期待したい。

最年少の都甲万結(右)と15歳の佐藤璃來
photo by X-1

◆パリ2024パラリンピック金メダリスト「17」人

パリパラリンピックで金メダルを獲得した17人が、アジアの頂点をかけて再び集結する。車いすテニスの小田や上地結衣、パラバドミントンの梶原大暉、パラ水泳の木村敬一らに加え、車いすラグビーや男子ゴールボールといった団体競技の金メダリストも参戦。世界の頂点を極めたチャンピオンたちがハイレベルなパフォーマンスを披露する。

◆ 愛知県を居住地とする選手「15」人

開催地である愛知県を居住地とする選手15人が、地元の声援を受けて大舞台に挑む。車いすテニスの小田(名古屋市)をはじめ、パラ陸上競技の石田駆(長久手市)や大島健吾(瀬戸市)、パラパワーリフティングの大堂秀樹(名古屋市)ら実績のある選手が揃う。慣れ親しんだ地元の後押しを受け、勝利を目指す彼らの戦いに注目だ。

パラ陸上競技の久野竜太朗は、生まれも育ちも愛知県大府市だ
photo by Hiroaki Yoda

◆J-STARプロジェクトで発掘された選手「32」人

J-STARプロジェクトで発掘された10代から50代までの選手32人が出場する。同プロジェクトは、世界で活躍する未来のトップアスリートを発掘・育成する国の事業で、前回の杭州大会では、J-STAR出身の18人が金メダル5個を含む計15個のメダルを獲得した。今大会は、10代が8人、20代が16人と若手が中心で、最新の9期からは、パラ水泳の佐藤璃來が出場する。

◆アジアパラ大会初出場「121」人

初出場を果たす選手は121人。日本代表の選手総数284人の約42.6%を占めており、チームの大きな原動力となっている。フレッシュな新戦力が日本チームの勢いになりそうだが、パリパラリンピック金メダリストの橋本勝也(車いすラグビー)のように、「パラリンピック経験はあるがアジアパラ大会は初出場」という実力派の存在も注目のひとつだ。

初出場の嶋津雄大も注目選手。2026年のニューイヤー駅伝では区間賞を獲得。実業団で 活躍する、パラ陸上競技の新星だ
photo by AFLO SPORT

◆揃って出場する兄弟「1」組

先に行われた第20回アジア競技大会では、柔道や卓球をはじめ多くの競技で「きょうだい」の活躍が話題となったが、パラ陸上競技にも注目すべき兄弟がいる。やり投の若生裕太と、2歳下の若生拳太だ。20歳でレーベル遺伝性視神経症を発症した兄・裕太に続き、弟の拳太も2024年に同じ病気を発症。拳太は兄とともに日の丸を背負って世界の舞台に立つことを目標に競技を始め、今大会では一緒に表彰台を目指している。

弟の若生拳太(左)と兄の若生裕太
photo by X-1

数字を紐解くことで、日本代表選手団の多角的な魅力が見えてくる。ハイレベルなメダリストたちの競演や、ロサンゼルスパラリンピックに向けた熾烈な出場枠争いからも目が離せない。そして、ここ愛知の地から世界へと羽ばたく新星の誕生にも、大きな期待が寄せられている。

パラバドミントン・河合紫乃など初出場ながら金メダルを狙える選手も
photo by Hiroaki Yoda

※年齢はアジアパラ開会式(2026年10月18日)時点

text by TEAM A
key visual by Atsushi Mihara

『開幕目前! 数字から見る「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」日本代表の注目ポイント』

開幕目前! 数字から見る「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」日本代表の注目ポイント