【12～１月のパラスポーツ注目大会】見納めも幕開けもパラスポーツで決まり！

2023年の締めくくりと、新しい年の始まりにふさわしい大会がそろい踏み！ 東京を舞台に世界の強豪選手が一堂に会する柔道のグランプリ大会は、パリ2024パラリンピックにもつながる重要な大会だ。パワーリフティング、ボッチャ、車いすラグビーの頂点をかけた勝負は、白熱した戦いになること間違いない。年末年始の前後はパラスポーツで盛り上がろう。

各大会のスケジュールはこちらでチェック！

東アジア初のグランプリ大会

【柔道】
IBSA Judo Grand Prix Tokyo(IBSA 柔道グランプリ東京大会)

パラリンピック、世界選手権に次ぐビッグイベントで、東アジアでは初開催となる。パリパラリンピックの出場に関わるランキングポイント付与の対象となり、世界ランキングアップを狙う選手たちが競演。40ヵ国の約200選手による、ハイレベルな試合が観られるまたとないチャンスだ。日本からは東京パラリンピックメダリスト含む15選手が出場予定。なお、東京オリンピック金メダリストの阿部詩や阿部一二三らが出場する国際柔道連盟主催の「グランドスラム東京2023」とジョイント開催となる。

注目選手：廣瀬順子、瀬戸勇次郎、半谷静香 など
開催日：2023年12月４日（月）～５日（火）
開催場所：東京体育館（東京都渋谷区）
入場料：無料

力持ちNo.１決定戦！

【パワーリフティング】
第24回全日本パラ・パワーリフティング選手権大会

“お寺でパワーリフティング”の異業種コラボが帰ってくる――。昨年に引き続き、各階級の「力持ち日本一」を決める頂上決戦が築地本願寺の第二伝道会館で開催。選手たちにとってはパリパラリンピックランキングに反映されるパスウェイ（出場必須大会）である「第14回ドバイワールドカップ」（2024年２月28日～３月７日）派遣選考のラストチャンスでもある。光と映像の演出など会場の雰囲気を楽しみながら、トップレベルの選手たちが放つパワーに熱くなろう！

注目選手：樋口健太郎、光瀬智洋、坂元智香 など
開催日：2023年12月９日（土）～10日（日）
開催場所：築地本願寺 第二伝道会館（東京都中央区）
入場料：前売り 一般1,500円～、当日 一律3,000円　※子ども（小学生以下）料金あり。詳しいチケット情報は日本パラ・パワーリフティング連盟WEBサイトへ

日本一の称号を手にする選手は？

【ボッチャ】
第25回日本ボッチャ選手権大会

BC１～BC４の男女個人戦を行い、各クラスのチャンピオンを決める国内最高峰の大会。ここ数年は愛知県豊田市で行われていたが、今回は東京都墨田区「墨田区総合体育館」で実施される。見どころは、BC２男子の杉村英孝と廣瀬隆喜の東京パラリンピックメダリスト対決だ。果たして３連覇中の廣瀬は記録を伸ばせるか。そして、各クラスともにパリパラリンピック日本代表選考がかかっており、激しいバトルが見られること間違いなし。パリパラリンピックで新枠となる女子の戦いぶりにも注目だ。

注目選手：杉村英孝、廣瀬隆喜、内田峻介 など
開催日：2024年１月20日（土）～21日（日）
開催場所：墨田区総合体育館（東京都墨田区）
入場料：無料

国内クラブチームの頂上決戦！

【車いすラグビー】
第25回車いすラグビー日本選手権大会

パリパラリンピック出場権獲得の立役者たちが、それぞれクラブチームにわかれて激突！ 2023年８月から11月の東京大会、福岡大会、沖縄大会、プレーオフを勝ち抜いたTOHOKU STORMERS（福島）、AXE（埼玉）、Freedom（高知）、Fukuoka DANDELION（福岡）、BLITZ（東京）、Okinawa Hurricanes（沖縄）、RIZE CHIBA（千葉）、SILVERBACKS（北海道）が頂点をかけて戦う。前回大会はFreedomが初優勝。３位だったBLITZには今シーズン、日本代表で活躍する池崎大輔が新加入。勢力図の変化が気になるところだ。さらに、同会場では海外強豪国を招いて行われる日本代表の強化試合「2024ジャパンパラ車いすラグビー競技大会」（2024年１月25日～28日）も行われる。

注目選手：池透暢、島川慎一、倉橋香衣 など
開催日：2024年１月12日（金）～14日（日）
開催場所：千葉ポートアリーナ（千葉県千葉市）
入場料：無料

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※各大会の出場選手は未定です。ここでは現時点で出場が見込まれる選手を注目選手としてピックアップしています。

text by TEAM A
photo by X-1